蜂宮
2025-08-09 09:57:26
5057文字
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ルキ教のすけべ🔞

ルキ教のちょっと特殊なキスとフェラの話。
思ったよりすけべにならずどうしようかと思った。

魔トカゲには本人にも自覚があるのか不明な癖がある。
それは名前を呼ばれルキノが振り返ると、時々戯れのようにキスをしてくることと、もう一つ。
本人の顔の構造上単独でのキスは難しいと分かっているため、ルキノは好意からよくそれに応えるように口を薄く開け、まずは長く細いその舌先を受け入れる所から始める。

するりと頬に手を当てられ、もう片方は後頭部を固定するように抱え、何度か舐めるように唇を擽る舌先が戯れに口内へと侵入する。
人よりも外界に触れやすいそれはルキノの口内の温度でぬるくなりながら変異途中の彼の舌を器用に絡め取った。
舌を雁字搦めにされる感覚に知らず体の力が抜け、凭れるように魔トカゲの体へと身を預ける。

「ぅ、ぁ゙

ギュッと締め付けるように刺激されるとそれだけで肩が跳ね、喉から甘えたような不格好な嬌声が漏れた。
それに気を良くしたのかゆっくりと長い舌による拘束が外されていき、僅かに血行の良くなった己の舌がジンジンとした甘い痺れに包まれるのをルキノが感じた頃、ソレが始まる。

魔トカゲの長い舌が上顎を擦るように刺激していき、ルキノの舌が反応するとそれを合図かのように無遠慮に喉奥へと捩じ込まれていく。
本来であれば「舌」という器官によって刺激されることはないはずの食道が魔トカゲの操る舌に丹念に丹念に押され、擽られ、撫で回されていくのだ。

っ゙!ぉ゙、あ゙!」

開きっぱなしの口先から溢れる唾液が顎を伝い、何度経験しても尽きることのない生理的な異物感と吐き気はルキノの思考を鈍らせる。
そのしつこいまでに長い、魔トカゲ流の「キス」とやらを受けていると、ルキノの視界は段々とぼやけて機能しなくなる。
目の前の半身がどのような表情を浮かべてルキノの口内を蹂躙しているのか、いつも認知しようのない状況下へと転げ落ちていく。

開いたままで閉じることの無い口はその内怠さを訴えてくるが、ルキノは努めてそれを無視する。
ここまでされて、今までただの一度もルキノは魔トカゲの舌を噛んだことがない。
どこまで行っても自分はこの男に甘いと、そう思わせられる。

「あっ゙!ぁ、がっぉ゙

それでも食道を舌が占領していれば気道が締まり、どれだけルキノが献身的なまでにその身体を明け渡していたとしてもいずれ限界が訪れる。
酸欠からくる頭痛と前後不覚の感覚、目が回りそうになる瞬間に決まってルキノは魔トカゲの服の胸元を握りしめていた手で彼の胸を引っ掻いて知らせる。

それに気付いた魔トカゲが仕上げとばかりに奥の奥まで舌を差し込み、届く最奥を擽り下を引き抜いていくのが、もう既に日常と化していた。

はっ゙、がっ!ゲホッ!」
随分と持つようになったなァ、教授。」

愉快そうに、歌うようにそう話す魔トカゲが、まるで観察用に飼育していた蜥蜴が上手く脱皮した時のような微笑みを浮かべて先程まで蹂躙していた喉を、今度は外側から包むように指の腹で撫でていく。
喉仏をなぞり、首と胸の境目付近から顎までをつつと撫で、擽る。

魔トカゲからしたら、それはルキノの健気ともとれる献身に対する愛情と、ほんの戯れの気持ちが溢れたことによるスキンシップの一つ。
犬猫の喉を擽ってやる程度の認識だった。

「っひ、ァ!」

……だがされた側であるルキノにとって、その魔トカゲの一連の動作は、酸欠でろくな思考が残らない脳がとてつもない快楽を拾い上げ全身へと伝えてくるきっかけになっていた。
ずくん、と腰が重くなり背筋を快感が駆け抜けていく。ただ魔トカゲが「喉を手のひらで包んで擽る」という動作をしただけで、まるで骨抜きのようにされてしまっていた。

自分がどんな顔をしているのか自覚はあるかね?」
「はっァ、あ
「これでは研究どころではないなァ?」

予想外の場所への刺激で快楽を拾ってしまった衝撃に何も言い返せないルキノ。それを見て目を細めた魔トカゲは一度向こうに行かないか?と耳元で囁いてくる。
向こう、とは寝室のことだろう。ここで頷けば半日は解放されない。

「っあ、あァ

そう酸欠と快楽で錆び付いたあたまでもよく理解できたのに、躊躇いがちに頷いてしまう。
頬を包む大きな手と、冷静なようでいてその奥に隠しきれない欲を滲ませる声。そして野生の本能の如く鋭い眼に見つめられれば、ルキノはもう腹を見せて降伏するしかない。



「さァ、ゆっくりで良いぞ。」

そう言いながらも眼前に差し出されている陰茎は既に臨戦状態で、あまり余裕があるようには見えない。
あれからきっちりと浴室で準備を済ませろとお互い結構な時間頭からお湯を被る時間を設けられた事により、ルキノの思考は先程までよりは冴えていた。
どうやら、知らない間に随分と魔トカゲの(多分無自覚な)キスのせいであらぬところが性感帯として生まれ変わっているようだった。

「は、ははっ、ぁどちらにも、奉仕した方が良いかな?」

軽く笑い声を出すだけで震える喉がじんわりと快感を伝えてくる。
その事実に一瞬声を詰まらせながらルキノは背に冷や汗が流れる感覚を覚えた。

まずい。非常にまずい。
魔トカゲに気付かれているのかは定かではないが、今の自分はきっとこの熱に奉仕していたら何度達するのか分からない程に喉が敏感になっている。
体格に見合う大きさに瘤までついている代物は、普段後ろで受け入れるだけでも十分穴の形を彼のモノに変えられているというのに、次いでルキノの喉までも奉仕に最適な状態へと躾るつもりなのだろうか。

チラリと魔トカゲの顔色を伺うに、本人はこの状態を普通の前戯としての戯れとして考えているようだった。
それに少し安心した。まだバレてはいない。
それに彼の陰茎は爬虫類特有のもので、普段収納されているだけに刺激には弱い方だ。こちらが完全に「出来上がってしまう」前に一旦絶頂させられればなんとかなるだろう。

「片方で良い。きちんと舌で濡らして入れなさい。」
っ、は見ない間に、変わった趣味を持った、なァ?」
「誰のせいだと思う?」

少なくとも己のせいではないだろう。そうルキノは内心独り言ちる。
この手の欲に素直なのは、いつもルキノよりも魔トカゲの方だった。

それでも魔トカゲの後頭部に添えられた手に促されるがまま、大きく熱いソレの先端に小さく口付けし、唾液を含んだ舌先で丹念に舐め上げていく。

ん、む

舌が感じる熱にピリ、と小さな電流のような感覚が走る。
それが快楽の火種だと気付くのに、そう時間はかからなかった。きっとキスの時に舌も刺激されていた事から、こちらも無事では済まなかったらしい。なんとも嘆かわしいことだ。

丹念に、味わうように何度も舌の全体を使って彼の陰茎を全体的に緩急をつけて舐めていき、時々唇を使って食むようにして扱いていく。
それに目を細めた魔トカゲが熱の篭った息を吐くようになるまで、何度も、何度も続けた。

生殖器への刺激、奉仕というものはどうしても思考を止められないルキノにとって、脳みそへと回る毒のような行為だ。
これからただ貫かれ、種の存続には微塵も関係のない交尾で組み敷かれるためだけにする下準備。それを自らの意思で、手慣れるに至るまで何度も繰り返し行ってきているという事実。
それを再確認する度に、じわりじわりと思考が毒されていく。
これを気持ちの良い行為、幸福な行動なのだと誤認しそうになる。

「は、ァあァ、良い。ふふ教授、そろそろ咥えてもらっても?」
「ふ、ァあァわかった

いや、実際問題こうして魔トカゲの満足そうな顔を向けられると幸福だから困ってしまう。
どんな行為であれ、彼からの熱と欲を含んだ視線がもらえるこの状況は、ルキノにとってどうしようもなく特別な意味を孕む。
腰に砕けそうになる快楽が走る。そんなつもりは微塵もないが、もしかしたら魔トカゲに対してのみ己は奉仕体質のようなものなのかもしれない。

今まで何度かあった彼の陰茎を口に含む行為は、この日に限ってはルキノが一瞬躊躇う程の覚悟がいる行為に早変わりしていた。
大丈夫、普段は半分も喉には入れない。ただ口全体を使って彼の大きなモノの三分の一でも刺激してやれば満足される。だから、躊躇うことは何もない筈だ。
それでも先程、外側から刺激されただけであの威力の快感を訴えてきた己の喉が今どういう状態なのか全く分からないのは怖い。声を出すのは少なくとも「快感を拾える行為」だった。

ん、ぐぉ゙!ゔぅ゙!」

それでも、さァ、と一声かけられれば反射的にやってしまう。声によって躾られている犬のようだ、と冷静な部分の頭が嘆き出すが、身体の方は全くと言っていい程に気にしていない。

口全体に広がる火傷しそうな程の熱。それを感じた瞬間に腰が跳ねた。
彼の足の間に蹲るようにして、二本ある陰茎の内の一つを咥えている状況で、そんなあからさまな行動を取ってしまえば幾ら魔トカゲが欲に突き動かされているとは言えバレてしまうのは当然のことだった。

教授、」
「ん、ぶ!お゙っゔぁ゙!」
「ふむ私は口内も性感帯だったかな。」

するり、と魔トカゲがおもむろに後頭部を撫でる。
その動作は正しく彼のキスをする直前の動きと一致していて、ルキノの体は浅ましくその刺激に呼応するように力を抜いてしまう。
つまり、異物を口から吐き出そうとする本能的な動きが止まる。

「まァ、良い。それは後で調べるとしてそら、もっと奥まで入るだろう?なァ?」
……お゙っ?!ごっ゙〜〜〜っ!」

その瞬間を見逃さず、後頭部に回されていた手が髪ごと頭を掴み、喉奥まで一気に陰茎を捩じ込んでいく。
ゴリゴリと瘤が喉を押し広げるようにして割り開いていきながら喉の奥へと進んでいく暴力的なまでの衝撃は、一瞬の間をおいて爆発する。
ルキノの腰がガクガクと痙攣し、触れられてもいない彼の陰茎からはたらたらと先走りの透明な液体が吐き出される。

何が起きたのかすぐには理解が追い付かないようで目を白黒させているルキノに、魔トカゲは一旦先端まで熱を引き抜く。
粘着質な音と元に唾液に濡れ、てらてらと光るそれが彼の口から姿を現す瞬間は、酷く魔トカゲの視界で扇情的に映ってしまう。

んぶっ?!ご、ぉ゙っ!」
「あァまずいな、」

止まれそうにない。
そう熱い息と共に吐き出された言葉は欲に濡れていて、微かに機能したルキノの耳にハッキリと届いた。
苦しさよりも喉全体を魔トカゲのモノで蹂躙され満たされる感覚に抗いようのない快感を拾っていることは、もう認めるしかない。
再びぐい、と呑み込むようにと促してくる魔トカゲの手に導かれるように長く太いそれを喉へと招き入れながら、ルキノは必死に陰茎へと舌を這わせて奉仕する。

酸素が足りなくなり、喉全体が締まればそれだけで十分な刺激になるのか更に魔トカゲの動きは乱雑になっていく。
まるで精を吐き出す為の捌け口にされているような状態なのに、彼の尾が労わるようにルキノの背を摩り蠢く様を感じるだけでそれでも良いと思ってしまう。

「お゙っゔっ!んむ゙っ!」
「はッ悪い、出すぞ!」
「ぇあ゙っお゙っゔ〜っ゙!!」

魔トカゲの精液が胃へと直接注がれていく感覚と度重なる喉への刺激が重なり、ルキノの頭がバチバチと火花を散らす。
生命の危機に瀕した事による生存本能なのか、はたまた本当に喉を完璧に性感帯へと育て上げられてしまったのか、ルキノは全身を痙攣させて勢いなく陰茎から精液を吐き出して絶頂する。
半分ドライで達したような快感に腰が砕け、しばらく喉奥に先端をぐりぐり押し付け快感を貪っていた魔トカゲが口から陰茎を抜く頃にはもう、ルキノは力なくベッドへと身を任せて身悶えるしかなかった。

さて、もう一度付き合ってもらうぞ。」
「はヒュ!もっやぇ!」
「なァに、次はこちらで良い。」

そう言った魔トカゲがうつ伏せで震えるルキノの体を反転させる。
脚を掴まれた事により、この後何されるのか、果たして鳴かされた時にどれだけの快感を拾ってしまうのかを瞬時に察知したルキノは口元を引き攣らせて笑うしかなかった。