sousakuyamamusume
2025-08-02 23:22:20
682文字
Public ロイクさんの夢小説
 

オークション

ロイクさんとイオウさん


「1億。――価値を知らない愚民どもめ。」
 オークションが5000万円まで来たところで宣言した。
「いっ、一億、一億が出ました!……他に、誰もいなければ、一億ということになりますが。」
 何、金なら後でどうにでもできる。
 それこそ口座に細工して自分の元に戻すのでも、なんでも。
「それでは、い、一億で落札です!」
 巻き起こる怒号、荒れるオークション会場。
 どうでもいい。
「おい、イオウ。何故諦めた目をしている。」
……ただの実験体のためにこんなところで一億も使うと思わなかった。」
「ただの実験体ではない。お前は、使える実験体だ。」
 ここで手放すのが惜しいという程度には目をかけている。
 なるべく壊さないように使っているつもりなのだが、何故こうも壊れるような真似をするのやら。
……そう。」
「立て、帰るぞ。」
 こいつがいないとイグラムが荒れるのもあるし、それに。
 ……業腹だが、こいつがいないと俺の計算が狂う。