三毛田
2025-06-19 20:13:41
3439文字
Public 穹丹
 

白? それとも黒?/別に俺が悪いわけじゃないし

穹丹オンリーの時、突発で作った折り本の中身

白? それとも黒?

※女装イチャイチャ


 白いソックスをゆっくりと引き上げていく。その動作だけでも、ムラムラする。

「お前が言い出したんだから、早く着替えろ」
「わかってる。でも、丹恒の着替えってこう、個人的にグッと来るからさ」

 黒タイツや黒いソックスでもいい。でも、あえての白ソックスというのも悪くないのだ。

「わあっ?!」

 突然パンツを脱いだので、慌てて手で顔を覆う。でも、隙間から覗いちゃうのは男の性。

「わざわざ女性者の下着も用意するとは。欲望に忠実だな」
「え、穿いてくれるの」

 なんで脱いだのかと思っていたら、白いレースのパンツを片手に呆れた顔。

「穿き心地は、悪くないな。これの上から、こっちのスパッツ? を穿けばいいんだな」
「う、うん」

 まあ、作りが違うから若干盛り上がってしまうのは仕方ないだろう。
 俺が穿いても確実にそうなる。

「少し緩いな」
「えっ」
「長さはちょうどいいが、ウエストが緩い」

 いつの間にかスカートを穿いていた丹恒は、困ったように眉を寄せていた。
 見ればウエストではなく、腰の位置にスカートが来ていて。

「このベルトを回して、金具をこう……うん! これで、ちょっとだけウエストを折って隠すと……いいね!」
「ちょっと短くなってないか?」
「許容範囲だろ。あー……これなら、白ソックスよりも黒いソックスもいいなぁ」

 チラッチラッっとソックスの方を見ると、はあ。と大きくため息。
 ひざ下のソックスに指をかけ、ゆっくりと脱いでいく。
 ソックスの下から現れた脛と引き締まったふくらはぎに、ごくりと喉が鳴る。
 片脚に黒いソックスを通したところで、ジッとこちらを見てきて。

「はい、着替えます」

 俺もお揃いのセーラー服に着替える。もちろん、スカートの丈は短めで、スパッツの長さを膝上五分丈に。
 靴下は、ルーズソックスってやつ! うん、可愛い!

「スパッツが見えているが」
「見せてるんです!」

 力強く告げると、ちょっと困ったように眉を下げて。

「そうか」

 なんか色々諦めたような声色で一言。

「丹恒」
「駄目だ」
「まだ何も言ってない!」

 太腿に手を滑らせただけなのに、何も口にしていないのに、これだ。

「お前の考えていることはわかる。だが、今日はいつ誰が入ってくるかわからないだろう」
「でもぉ」

 普段ならば、俺がこうやって情けないような、声を出せば折れてくれるのに。
 女装エッチとか、燃えるじゃん。多分、丹恒もそれをわかっているわかっているけれど、人目を気にしている。
 だって、今日はみんな列車にいるから。

「今日はキスだけで我慢してくれ」
「む~……太腿撫でながらでも?」
「仕方ないな」

 トンと肩を押すと、あっさりと倒れてくれた。

「ん……きゅ、そこ、は……

 唇を重ねながら、太腿を撫で。
 スパッツと肌の隙間に指をねじ込ませる。
 と、掌にグイグイ股間を押し付けてきて。

「駄目だって言った割りに乗り気じゃん」
「仕方、ないだろう」
「わかってるよ。俺だってそうだもん」

 丹恒の手を取って、俺の股間に触れさせれば肩が跳ね。

「みんなが寝静まったら、このまま。な?」
「静かにやろう。それなら、体を許す」
「ありがとう」

 鼻先と、頬にキス。

「その前に、色んな女装があるんだけどどう?」
「それは、お前の趣味で選んだものか?」
「うん! 可愛い系も、綺麗系もあるから。お願い」

 両手を胸の前で組んで、上目遣い。

「これには飽きたのか」
「というより、もっと色んな女装を見たくなったんだ。へぶっ」

 太腿に頬ずりしてると、顔を挟まれた。

「丹恒、ひどい!」
「今更だな」

 ふっ。と笑って、それから優しく頭を撫でてくれる。

「今日はこの服装で我慢しろ。いいな」
「はぁい」

 返事をして、胸に手を当てる。 
 相変わらず生地に負けず劣らず、弾力のある胸だ。

「丹恒、お前は最高だよ」
「それは俺じゃなくて、俺の胸だろう」

 むすっとした声が、頭上から振ってきた。ので、ご機嫌取りにキスをする。