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バラ肉
2025-06-09 20:06:17
3511文字
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ラブシック【銀サイ】
古の頃。
シルバーマンが帰ってこないと知ったときのサイコマン。
銀サイ戦をうろ覚えで書いてるので、設定が間違ってたらすみません、
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2
「じゃあ、サイコマン。行ってくるね」
いつものアルカイックスマイルを浮かべてを手を振るシルバーマンに、サイコマンはできるだけ明るい笑顔を作った。
「はい! にしても
……
ニャガニャガッ。シルバーマンさんに来られたら、あのゴールドマンさんも諦めて帰ってくるしかありませんねぇ!」
「だったら良いんだけど
……
兄さんは頑固だから」
肩を竦める姿は、行く前から疲れ気味だ。ゴールドマンの頑固さは始祖の中でも随一。それは実弟である彼が1番よく分かっている。
また、彼等兄弟のやりとりを散々近くで見てきたサイコマンも、それは嫌と言うほど知っていて。
「ニャガニャガニャガ! 確かに!」
つい声を上げて笑ってしまう。
「あ、他人事だと思ってるね?」
「ええ!? いいえ、そんな! シルバーマンさんを信じてるからですよ」
「ほんと?」
「もちろん!!」
必死に言い訳をする態度はどこかわざとらしい。しかし、うるうると見上げてくる眼差しを疑うのはしょうに合わないのか。
「はいはい。じゃあ、君も
……
僕がいないからって寂しがらないでね?」
やれやれと頭を振ると、シルバーマンはおどけた調子でサイコマンの帽子の鍔を持ち上げると、顕になった顔を覗き込んだ。柔和な笑みはどこまでも甘く。
「っ
……
!
……
そう心配するなら、早く帰ってきてくださいね!」
直視してしまった動揺を隠すため、彼は大袈裟に語気を強めた。
ただ、そんな不器用な姿に頭上から忍び笑いが降ってきたのは、計算ミスで。
「ふふっ。当たり前だよ。ちゃんと兄さんと一緒に帰ってくるから」
「その言葉、忘れないでくださいね!
……
待ってますから」
「うん。待っててね。行ってきます」
「はい。
……
いってらっしゃい」
最後の挨拶とばかりに頬を撫で、そして離れていく指先に、サイコマンはくしゃりと笑った。
(信じてますよ、シルバーマンさん)
彼はきっとすぐに自分達の元へ帰ってくる。
帰ってきて、また、今と変わらぬ日々が続いて行く。
遠くなる背中が見えなくなるまで、シルバーマンを見送る男は頑なにそう信じていた。
だから、
「シルバーマンの奴、ゴールドマンと同じように超人を育ててるらしいぞ」
「ギラァ
……
どうやら、長期戦での説得になったらしい」
「テハテハッ! やはり実の弟でもあの男の心を変えるのは難儀してるおるようだな!」
いくら同胞達が口さがない噂話をしていても。
(これだから、何も知らない連中は
……
)
サイコマンは素知らぬ顔で過ごすことができたのだ。
シルバーマンが超人を育てているのは、飽くまでゴールドマンの動向を見張るため。
完璧超人が世界を管理運営するためのスパイ活動としての駐在に他ならない。
何の心配もいらない。
「全く、暢気な人です」
空を駆ける美しい鳥達に目を細める顔は、疑いなど微塵もなかった。『早く帰ってきて』との希望は反故にされたものの、自分達には悠久の時がある。
「帰ってきたら、たっぷり相手をしてもらいますからね」
会えない間に鍛えた技を見せ合うのも良いし、新しく発見した戦闘理論を語り合うのも良い。また、笑い上戸なシルバーマンに、同胞達の間抜け話をしてやるのも悪くないだろう。
「早く、貴方に会いたいものです」
フワリとスカートを閃く風に苦笑しながら、どんなに遠くても、結局は同じ空の下にいる相手に思いを馳せる。
心から、信じていたから。
なのに、
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