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usagipai
2025-05-12 06:22:28
2084文字
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変化
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葛藤と覚悟
ステラが、自分のもとからいなくなったあの日。
崩れた部屋の静けさの中に、ただ“空っぽの檻”だけが残っていた。
「
……
どうして、あんなに泣かせてしまったんだろう」
解放したはずの手は、どうしようもなく震えていた。
守りたかったはずの小さな命は、自分の光で焼かれてしまっていたのかもしれない。
ステラが戻らない理由は、痛いほど分かっていた。
優しく笑っていたつもりだった。
大切にしているつもりだった。
でも、本当は
――
自分の不安や欲を押しつけていただけだった。
「私のせいで、笑えなくなったんだ」
メテオは“太陽”だった。
誰より明るく、誰よりもまっすぐで、誰もが見上げる存在。
けれどそれは、「誰にも近づけない」「孤独に燃えるだけの存在」でもあったのだ。
ステラにそれを重ね、閉じ込めてしまった。
まるで過去の自分を救い直すように。
「守りたかった。でも、違ったんだな」
ペルパとの日々は、不思議なものだった。
気まぐれで、明るくて、ちょっと意地悪で、やたらとぬいぐるみに詳しくて。
けれど、どこかで彼の“孤独”を見抜いてくれる存在だった。
泣いていた自分に「何泣いてんだい、太陽が曇ってしまうよ」なんて冗談めかして笑ってくれた。
心に刺さるような優しさを、彼は知っていた。
「
……
ペルパくん」
彼のぬいぐるみに混ざって、自分の作った小さなぬいぐるみが一つ。
真っすぐに見つめてくれる彼がいる限り、
もう
――
同じ過ちは繰り返したくない。
だからこそ、今も葛藤は消えない。
「“閉じ込めてしまえば、永遠に一緒にいられる”なんて思考が、今でも脳裏にちらつく。
でも、それは愛じゃない。
愛っていうのは
……
信じることなんだろう?」
そう、自分に言い聞かせるように。
それでも夜になると、ふと指が震えることがある。
夢の中で、ステラが泣いている幻を見る。
隣にいるはずのペルパが、まるで煙のように消えてしまう悪夢を見る。
「
――
私は、ずっと罰を背負って生きていくんだろうな」
それでも、前に進む。
彼の光はもう、誰かを焼き尽くすためではなく、
“隣で笑う人を照らすため”の光に変わったから。
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