OpenUtauでできること
前にこんなことを書いてたと思うんですけど
『UTAUの使いにくい部分が全面的に改良されてる』って書いてるけど具体的にどう変わったのか書いてないですよね。
あらかじめUTAU使ってないとピンとこない部分もあるかもしれないんですけどとりあえず説明します。
①単独音・連続音関係なく歌わせられる
この二つはそれぞれ歌詞の入力方法が違うので、UST作ったり使ったりするときは音源に合わせて歌詞を変換しないといけなかったんですけど、OpenUtauはひらがなで入力してしまえば連続音でも歌ってくれます。
たとえばUTAUなら「-あ a い i う u え e お」と打たないといけないところでも、OpenUtauなら「あいうえお」と打てばどんな音源でも勝手に適切な音を選んで鳴らしてくれます。

違う音や音階で歌わせたいときは手動で調節もできるぜ(太字になってる部分のみ手動で変更、あとは自動で置いてくれてます)
配布されてるUSTが連続音用でも、OpenUtau内の機能で1クリックで歌詞を単独音用に変換できるので心配なし。歌詞変換の手間がかなり減ります。
単独音・連続音に限らずCVVCなど全ての方式に対応してます。特にCVVCは本家UTAUだと使いこなすのが若干めんどくさいんですが、OpenUtauだと単独音と変わりません。
さらに歌詞を一括で置き換える機能もあるので音階名や強やら弱やらもまとめて消せます。どうしてこんなに便利なの?
②複数音源/wavやmp3などの音声ファイルを同時再生できる
ハモリ作ってみたけどこれであってるのかな
…オケと合わせるとどんな感じになるのかな
…と気になっても、UTAUでは一旦出力してから別ソフトで合わせる必要があります。
OpenUtauだと一つのデータに複数のUSTやパート、音声ファイルまで入れることまでできちゃうので、完成予想が見えやすいです。あと単純にオケがついてるとモチベがかなり上がる。
入り切ってないんですけどももいろの鍵はこんな感じだった。この画面内の青い四角ひとつがUTAUのUSTひとつにあたります。これを全部まとめたデータで管理できるんです。本当に便利。
パートごとに音量調節、左右へのパン振り、ミュート・ソロ演奏もできるので、全体の音量バランスを見たかったりハモリだけ確認したかったりするときにも便利。
③拍子変更や三連符の入力ができる
どちらとも本家UTAUではできないので拍子は4/4のまま、三連符は音符の長さ調節してそれっぽくする(完全に三等分にはできない)しかなかったんですけど、OpenUtauはどっちも対応してます。
特に拍子は調節できない分どんどんずれていって見にくいし今何小節目かわからない
……ってことが起こりがちなので助かる。
④休符を入力しなくていい
UTAUはUST内に空白を作れないので休符はRで入力してたんですが、OpenUtauは普通に空欄でOKです。
特に連続音だと音源によってはa Rとかi Rとかが語尾息(語尾が自然に消えたり息を吐くような感じになったり)として搭載されてたりするんですが、もちろんそっちはそっちで使えます。
Rを入力するだけで他の音と同じように勝手にいい感じに繋がります。
⑤調声がしやすい
調声についての解説なんもしてないのに先にこれ書くなよという話なんですが、パラメータの調節やピッチ線引きが本家UTAUと比べてかなりやりやすくなってます。

たとえばピッチ線(赤線)、UTAUだといちいち右クリックして点追加しないといけなくて、簡単に調整するには拡張ピッチエディタというプラグインを入れる必要があるんですが、OpenUtauはその辺かなり動かしやすくなってます。
クリックするだけで点追加出来てぐいぐい動かせる。

なんなら手描きもできます。
ちょっと今見せられない曲なので描いたピッチだけ出すんですが、これを使うと喋らせるのがかなり楽になります。セリフパートの強い味方。
あとエンベロープ(本当にざっくり言うとひとつの音符の音量変化を表すもの)をいじるのもとても簡単です。
たとえば「この部分、次の音符が早く重なってるから再生するとちょっと違和感あるな
……」ってときに

これを

こう(a いの始まるタイミングを後ろにずらす)
みたいなことを簡単にできます。
他にもいろんなことが便利になってるんですがあんまり書いてると調声だけでページが終わってしまうのでこの辺にします。
⑥外国語音源も使える
UTAUは日本のソフトではあるものの海外勢からの人気もかなりあって、気合いで英語音源とかを作ってる人もいます。
本家UTAUでも使えないことはないんですが歌詞入力が死ぬほどめんどくさい(英語とかだと日本語と違って文字でなく発音ベースで入力しないといけないため、相当その言語の発音に精通しているかつ死ぬほど時間がないとプラグインなしでは絶望的)ので、たぶんやらない方がいいと思います。
OpenUtauだと様々な録音方式(日本語音源でいう単独音とか連続音とか)に対応してて、単語入れたら発音を推定して勝手にいい感じにしてくれます。神?

これはMedusa's Masqueradeのサビ。本家だと下に出てる夥しい量の音素を全部入力する必要があるんですね。死?

実際に入力してる歌詞はこんな感じ。masqueradeは外来語だからかうまいこと発音してくれなかったのでなんかいい感じに聞こえるように改造しました。
+の部分は音節の区切りです。medusa's→me/du/sa'sという風に分けてリズムと音程を合わせることができます。この機能なかったら詰んでた。
日本語音源でも+は動くけどどういうときに使うのかわかりません。そう思うと日本語って基本ひとつのひらがなで1音しかないから恵まれてるんだな(歌詞入力において)
ぱっと思いつくのはこのあたり。文量から私がどれだけOpenUtauを推してるかおわかりいただけると思うので(※おわかれ)次ページからOpenUtauの導入を書きます。
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