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玑灵
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玑灵 短い散文まとめ
現在2本
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鳥の噛み癖
【鳥 噛み癖 矯正】
盛灵渊はスマートフォンを取り出すと検索窓に手慣れた動作で文字を入力する。現代の科学は発展し、調べたい事はすぐに解決する便利な時代となっていた。
検索ボタンをタップすると、ずらりと結果が並びペットのお悩み相談のサイトがいくつも表示される。
「陛下、それ、俺の目の前で検索しだして当てつけか?」
「私は真剣に悩んでいるんだ」
ベッドに腰掛けた盛灵渊に纏わりつきながら、宣玑は唇を尖らせ不満げにスマートフォンを覗き込んだ。ペット扱いをされるのを嫌がるのは重々承知の上での対抗だった。
気分じゃない時に無視をしても噛まれ、構わないと噛まれ。本物の鳥であれば手がない代わりに意思表示の一つして噛むのはままあることだが、この神鳥は一応は成人男性の形をしている。
「陛下、提案だが
……
噛み癖を無くす簡単な方法があるんだけど」
「
………
」
ちらり、と視線だけスマートフォンから上げ、肩を抱く宣玑の顔を見つめ返す。言ってみろ、と言わんばかりに視線で促せば、にこりと笑みが深くなり宣玑の整った顔が近付いた。
「噛む前にキスすればいいんだ」
そう言って盛灵渊の唇へと甘噛みした宣玑は妙案だと言わんばかりに微笑んだ。
「
………
」
根本的解決に至っていないと盛灵渊は眉を寄せたが、甘く微笑む宣玑の笑顔に毒気を抜かれスマートフォンをシーツへ放り出す。
スマートフォンにまで嫉妬をする鳥はライバルが盛灵渊の手から離れた事に喜ぶと、嬉々として擦り寄った。
「そうそう、スマホばっかり見てないで、俺の顔を見たほうが視力も良くなる」
小気味よくウインクして見せた男に盛灵渊は小さく笑みを浮かべると、身体を寄せ鸟味をたっぷりと吸い込んだ。
「そうだな
…
では族長殿のご尊顔をたっぷりと拝ませて貰おう」
吐息混じりに小さく囁きながら唇を寄せると、待ってましたとばかりに分厚い唇に覆われた。
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