万丈
2025-04-16 20:32:53
2012文字
Public 小説
 

朝焼けの吐息

【AI生成】【二次創作】【天空戦記シュラト】
インドラ様×ヴィシュヌ様(3)[完]
ただ推しの朝チュンを読んでみたかっただけの話。
🔄2025/05/31
(1)月光の誓い
(2)星屑の契り
次の話→大元帥明王は心配性


窓の外では、天空殿の庭園に朝の鳥が歌い、遠くで神将たちの訓練の声が響き始める。
だが、この部屋はまるで世界から切り離されたように静かだった。

ヴィシュヌの指が、インドラの黒髪をそっと撫でる。
その感触に、彼の肩から力が抜けた。

「昨夜のあなたは、まるで別人のようでしたね」
ヴィシュヌは微笑み、からかうように言った。

インドラの頬がほのかに赤らむ。

「いつもは清廉潔白な武人なのに、わたくしにはそんな顔も見せてくれるのね」

「貴女にだけは……全てを晒しても構わないと思ったのです」
彼の声は真剣で、しかしどこか照れ隠しのように低かった。

ヴィシュヌはくすりと笑い、彼の胸に頭を預けた。

「わたくしも同じですよ。調和神としてのわたくしではなく、ただの女として、あなたに全てを預けたの。インドラ、これからもこうして、時々は二人だけで過ごしましょう」

インドラの腕が、ヴィシュヌをそっと包む。

「貴女が望むなら、私は貴女の側にいることを誓います。どんな未来が来ようとも」

朝焼けが部屋を満たし、二人の影を一つに重ねた。
ヴィシュヌの金髪とインドラの黒髪が、朝光の中で絡み合い、まるで夜と昼が融け合うようだった。

気まずさは消え、代わりに静かな喜びが胸に広がる。
昨夜の誓いは、朝の光の下でも色褪せず、彼らの心に深く根を張っていた。


「さあ、そろそろ起きる時間よ」
ヴィシュヌは名残惜しそうに言った。

「神将たちが待っているわ。あなたも、総司令官の顔に戻らないと」

インドラは微笑み、立ち上がると彼女の手を取った。
灰色の瞳がヴィシュヌを真っ直ぐに見つめる。

「ヴィシュヌ様……これからも、貴女の側で、私は貴女を守り、愛し続けます。たとえこの朝が、どれほど短くとも」

その言葉は、静かな寝殿に響き、ヴィシュヌの胸に深く刻まれた。
彼女は微笑み、彼の胸にそっと寄り添った。

「インドラ。わたくしも、あなたを愛しています。どんな朝が来ても、わたくしたちは共にいるわ」

二人は寝殿を出て、天空殿の回廊へ踏み出した。
朝の光が彼らを照らし、遠くの祭りの余韻が風に混じる。

ヴィシュヌとインドラは、互いの手を離さず、未来への一歩を踏み出す。
その背後で、朝焼けは静かに世界を祝福していた。