sousakuyamamusume
2025-03-11 15:31:30
1353文字
Public 一次創作
 

赤と白(死ネタ)

暗い


ロッソの場合・その後

「幻聴なんかより僕の声きいてろってば。もしもーし」
……ヴァイス?」
 聞き慣れた声ではあった。
 ただ、恨み言ではないのは久々だと感じた。
「そ。お前が作り出した幻聴じゃない、本物のヴァイス・ヴォルフだ。」
……いきて、いたのか?」
「死んでたよ。お前がこっち来ただけ。」
 私が、死んだ?
……お前が死んでから、私は、どう生きていたのだったか。」
「みてたよ、全部。馬鹿なロッソ、僕の幻聴に蝕まれて、流行病になるなんて。」
……おまえを、忘れるよりずっと、ずっと、いいとおも、って、それで……
 やさしく、抱き留められた。懐かしい、暖かさだった。
「ずっとそばにいたんだぞ、ロッソ。」
……きこえなかった、ふれなかった、だから」
 ヴァイス
 二度と、私を、離さないで