第107回 粟谷能の会
国立能楽堂
2025年3月2日(日)12:45開演
お話 金子あい
能「景清」
景清:粟谷明生
人丸:狩野祐一
里人:宝生欣哉
人丸の従者:御厨誠吾
笛:松田弘之
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:亀井広忠
地頭:長島茂
狂言「秀句傘」
大名:野村万作
新参の者:野村萬斎
太郎冠者:高野和憲
後見:内藤連
能「石橋」連獅子
童子:粟谷明生
親獅子:長島 茂
子獅子:佐藤 陽
寂昭法師:宝生常三
仙人:野村裕基
笛:一噌隆之
小鼓:観世新九郎
大鼓:亀井洋祐
太鼓:金春惣右衛門
地頭:友枝昭世
*・*・*
万作・萬斎、親子で能の会と狂言の会のダブルヘッダーの日でしたが、私は能も観たい人間なので、コチラをチョイス。
というのもあるのですが、実はそれ以上に、広忠さんと、欣哉さんと、松田さんのお名前にホイホイされました🥹✨(←とても好きなのです)
あと国立能楽堂の方が近いので
…😅笑
どれも観たことのある演目でしたが、喜多流ではお初でしたので、割と新鮮な気持ちで観ることが出来ました🥹✨
*・*・*
まず、初めに金子あいさんのお話。俳優さんとのことでしたが、存じ上げなかったので(申し訳ない😅)、あとで調べたんだけど、粟谷明生師に能を習ってる方だったのね!容姿もお声もお綺麗な方で、とても分かりやすく解説してくださいました。
能「景清」
かつての平家の勇将・悪七兵衛景清(シテ)が日向国に流され盲目になった後、生き別れた娘・人丸(ツレ)が訪ねてくるが、景清は落魄した身の上を恥じて逢おうとしない。しかし里人(ワキ)の仲介もあり、二人は親子の対面を果たす。
以前、観世流で観た記憶があるのですが、いつだったっけかな?と思って調べてみたら、もう3年前でした⬇️
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26118
今回も脇正面からの鑑賞で、とてもいいアングルで観れました。
この演目は舞のない台詞劇なので、まさに演劇の原点を観ているような感覚になり、能が栄えていた時代にタイムスリップしたような気持ちになりました。つまりそれは現代(現実)から切り離されたような感覚でもあって、私が常に欲してるものでもあるので(苦笑)、これだから私は現代劇よりも能楽に惹かれるのだろうなァと思いました😌
ちなみに、粟谷能の会には初めてお伺いしましたが、粟谷明生師の所作はとてもカッコ良くて、私好みの動きをされる方でした。渋いお声も役に合っていて、とても良い景清でしたし、能はとてもシンプルな演劇ですが、景清や人丸の佇まいからは、親子の複雑な心境がこちらにも伝わってくるようでした。それだけ役者のオーラが凄かった!😊✨
そのしっとりとした世界観に、私の大好きな松田さんのお笛に、人間国宝の欣哉さん、そして広忠さんの大鼓が加わったら、もう最高過ぎました🤤💕✨
てか広忠さんといえば、活きの良い大鼓のイメージがありますけど、こういう世界観に合わせて、しっとりとしたリズムで大鼓を打つ広忠さんもエエなぁ🤤✨と思いました。今回は広忠さんの技術力の高さを堪能出来た気がして、ちょっと幸せでした!😆✨
狂言「秀句傘」
これも過去に「第99回 野村狂言座」で観ておりました⬇️
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26091
演目の感想は当時語ってるので割愛しますが、今回は、新参の者の役を萬斎さんがやるということで、そこは初見。大名から褒美をたくさん貰って、喜んでトンズラするところが、一番らしさが出ていて可愛かったです🤣🤣🤣笑
あと傘を持つ手が美しかったなー🥰
前回同様、秀句が通じない真面目な大名役は、万作さんにはピッタリでしたし、秀句そのものはちょっと分かりづらいけど、見所の皆さんは大名の反応を見て笑っていらしたので、能と能の間の良い息抜きになりました。
ただ、今まで観てきた中でも、今回は特に万作さんの声の調子があまりよろしくなかったようなので、ちょっと心配になりました🥺。いつもなら、出だし悪くても途中からエンジンかかってくるのに、今回は終始お声が出し辛そうでした💦
でもお身体の方は元気そうでしたからね。
一時的なものなら良いのですが
…💦
能「石橋」連獅子
これは割と最近に観たなーと思ったら昨年の11月⬇️
https://privatter.me/page/6747b0436b041
しかも内容は同じだったのに小書きが違う!?と思ったら流派によって、小書きも多岐にわたるらしい。
パンフの解説によると、江戸初期には上演が途絶えていたものを喜多流が江戸前期に他流より先駆けて復曲したとありました。現在では半能の形式で上演される事が多いとされる演目ですが、こうして2回ともフルサイズで観れたのはラッキーなのかも😊
喜多流では通常、前シテは老人らしいのですが、今回は特別版として、前シテは童子、後シテは別の演者が務め、紅白の獅子が舞う演出での上演となりました。
「景清」とは対照的に童子を演じた粟谷師ですが、ここでも、やはりオーラというか、存在感が良いなァと思いました😊
てか、能に出てくる童子って、なんか惹かれるんですよね。自分でもよく分からないけど。面かなァ、面の雰囲気がそうさせるのかなァ🤔
前シテが中入りすると、アイの仙人が出てくるのですが、幕の中に居る時から謡が聴こえてきて、その声が低いイケボの落ち着いた謡だったので、一瞬、裕基くんの声だと気付けなかったのがビックリ😳✨
冷静に聴き取ると、とても地声に近い声色だったなー✨すげー良かったなー!🤤✨と思いました。んで、キーが上がってくると、萬斎さんの声に似てくるのね、なるほどね😁
面を着けていたので、お顔は拝見出来なかったけど、すっごく良いお声が聴けたので満足でした。てか、後シテを別人が演じるなら、アイを省略してもおかしくないのに、ちゃんと入れてくれたのは有り難いです🙏✨
そして後場になると、紅白の獅子が登場して、一気に華やかな雰囲気に。てか、場を盛り上げる大鼓と太鼓の気合いが凄かった!😆✨
歌舞伎の連獅子に見慣れてしまうと、能の獅子の面がちょっとコワイなと思ってしまうんだけど(苦笑)、でもソレが迫力あって、本物の獅子感はコチラの方があるんですよね😆
ということで、今回もとてもカッコ良かったッス👍✨
ただ、また脇正面から観てしまったので、いつの日か、正面席のかぶりつきで観てみたいなーとも😆✨
*・*・*
今回は、しっとり系のお能と、躍動感あるお能と、対照的な演目が一度に観られて満足でした🥰
あと「石橋」にて、広忠さんが大鼓後見として、初めと後場に出てきていたのも、貴重な姿が観られて良かったです(慣れた手付きでサポートする姿も美しかったので🤭マニアック笑)
過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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