【能楽鑑賞】#186 日本能楽会 東京公演

能「白田村」「泰山木」 狂言「禰宜山伏」「樋の酒」

日本能楽会 東京公演

観世能楽堂
2025年2月1日(土) 13:30開演

舞囃子「松尾」(宝生流)
宝生和英

 笛:一噌幸弘
小鼓:森澤勇司
大鼓:佃良太郎
太鼓:桜井均

能「白田村」(喜多流)
童子/坂上田村麿:香川靖嗣
      旅僧:宝生常三
      旅僧:舘田善博、梅村昌功
    門前の者:山本則重

 笛:藤田次郎
小鼓:飯田清一
大鼓:大倉慶乃助
地頭:中村邦生

狂言「禰宜山伏」(大蔵流)
 山伏:山本東次郎
 禰宜:大藏吉次郎→大藏彌太郎(代役)
 茶屋:大藏彌右衛門
大黒天:善竹彌五郎
 後見:山本則秀、大藏教義

舞囃子「葛城」大和舞(金春流)
金春憲和

 笛:八反田智子 
小鼓:鳥山直也
大鼓:大倉栄太郎
太鼓:三島元太郎 
地頭:髙橋忍

狂言「樋の酒」(和泉流)
太郎冠者:野村萬
   主:野村万禄
次郎冠者:野村万蔵
  後見:野村万之丞

能「泰山木」(観世流・金剛流)
 泰山府君:金剛永謹
   天女:観世清和
桜町中納言:福王和幸
   臣下:村瀬提、村瀬慧
   花守:野村萬斎

 笛:松田弘之
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:亀井広忠
太鼓:小寺真佐人
地頭:大槻文蔵

*・*・*

前日の野村狂言座に引き続き、再び観世能楽堂へ。
一度に能・狂言の各流派が集まるゴージャスな会でした。



舞囃子「松尾」(宝生流)

流石、宗家👏👏👏
てか、最近は舞囃子で拝見する機会が多い気がしますが、今回もビシッと決めてくれました。てか、そろそろ宗家の能が観たいなァ🥹✨(一応、今年も夜桜能は行く予定🌸)



能「白田村」(喜多流)

春の清水寺で旅僧は桜の木の下を掃き清める童子に出会う。童子は僧に、清水寺が坂上田村麿により建立されたことを語り、寺の景色を愛で都の名所を教え、僧と共に春の宵の一刻を楽しみ、舞を舞う。その姿はただの童子とは思えず、名を尋ねるが、童子は境内の田村堂へと消えて行く。
僧がその夜、桜の木陰で読経をしていると、坂上田村麿の霊が現れる。そして勅命によって鈴鹿山の逆賊を討伐した様を見せ、その戦功も観世音菩薩の御力によるものと称えるのだった。「白田村」は後シテの装束が白装束で演じられる特殊な演出となり、喜多流のみが「白田村」と題して重んじている。(公演チラシより)


能「田村」に、喜多流のみが行う特殊演出を付けたものが「白田村」というらしい。てか、オリジナル版も観たこと無いので、完全初見でしたが、その特殊演出である装束は、白地に金の模様が入ってたので、とても神々しい雰囲気が出ておりました。個人的には童子の面も好きなので、前シテも含めて良かったです。勝修羅三番のうちの一つなので、後場は悲壮感がなく華やかでした。

ちなみに久しぶりに喜多流を観たけど、私が能の面白さに目覚めたキッカケを与えてくれたのは喜多流の修羅能だったので、ここ最近あまり御縁がないけど、思い入れはあります。



狂言「禰宜山伏」(大蔵流)

昨年の立合狂言会の万蔵家で拝見した演目⬇️
https://privatter.me/page/65db7425ec5c7

その時は、万蔵さんの御子息三兄弟で演られていたので、とてもフレッシュでした。んで偶然にもソレに対抗するかのように今回は山本家と大藏家と善竹家合同による、おじいちゃんズでの上演の予定でしたが、急遽、大藏吉次郎師が諸事情により彌太郎さんに交代。体調不良とかじゃなければ良いのだか💦

でも彌太郎さん好きなので、複雑ではありますが拝見出来て嬉しかったです😊。彌太郎さんの禰宜、チワワみたいにプルプル震えてて、気弱な性格が見てて面白可笑くて🤣。いやぁ~流石だな〜やっぱ上手いな〜と思いました👏👏👏。あと、お酒を呑む型が上手い狂言師は多々居ますが、あんなにお茶を美味しそうに飲む狂言師は初めて観ました!👀

なのに、東次郎先生演じる山伏と来たら、飲み干してから「熱い!」だの「ぬるい!」だの🤣🤣🤣

以前、拳之介さんが演った時は持ち前の芸風と若さでチャーミングさがあったのですが(てか現代でよく見るクレーマーみたいな?w)、東次郎先生が演ると、まんま頑固親父だな!と🤣🤣🤣 まぁ、どっちのタイプも居る(現代に通じる)よね、と🤭

東次郎先生、先日も後見で元気に働いてたけど、今回もホントにお元気で年齢を全然感じさせませんね!好きだな〜と再確認したので、今後も舞台を拝見したいです🥹✨

あと余談ですが、和泉流の山伏は足を上げて歩き、大蔵流の山伏は摺り足で歩きますが、大蔵流の山伏の場合、揚げ幕の中で足踏みをしてから摺り足で出てくると、以前話で聞いていたので、今回は橋掛かり近くのお席だったので、それを実際に確認することが出来ました!🫡(ちゃんと答え合わせできたのが嬉しい🥹)



舞囃子「葛城」大和舞(金春流)

やはり金春流の謡は独特だなァと。てか地謡はそこまでじゃないけど、宗家の家系がそうなのかな、と。先代の謡が独特で好きなのですが、当代もそれを色濃く受け継いでいるのだなァと思いました😌



狂言「樋の酒」(和泉流)

先日、萬斎さんで観たばかりの演目ですが、とても面白い演目なのでOK🙆。萬さんの狂言をもう一度観たいと思っていたところに、今回は万蔵さんとの親子コンビで拝見出来て、とても嬉しかったです😊。双子みたいに、とても息ぴったりでした!似たもの親子なんだなァ😆(萬斎さんと万作さんは芸風や好みが違い、どちらかというと、互いに刺激しあってる感じなので😁)

萬さんの芸風は、観ている人の心をほっこりさせる力があるなァと思いました。もっといろんな演目でも観てみたいな、と欲が出てきました(笑)



能「泰山木」(観世流・金剛流)

桜の花がわずか七日間の命しかないことを嘆く桜町中納言が、桜の延命を泰山府君に祈っていると、そこに桜の美しさにひかれて天女が天降り、花一枝を手折って天上に帰って行く。枝を折られたことに花守が気付き中納言に報告し祈念を勧め、祈念する中納言の前に泰山府君が現れ、天女の行いを責めると、天女が再び降りて来て桜をかざして舞い、枝をもとに戻す。さらに府君の神通力によって花の命を三倍に延ばして帰って行く。「惜春」という概念を描いた世阿弥の名作である。(公演チラシより)


平成に入ってから復曲された演目ということで、思い切って観に来た甲斐がありました。一足先に春を感じて、フィナーレに相応しい、とっっても素敵な曲でした!お陰で、終演直後は長丁場だったこともあり、最初に観た演目の記憶が薄くなってたもん😂(スベテモッテイカレタ

天女の冠の垂れ下がった飾りが何となく触角のようにも見え、花に惹かれてやってきた蝶🦋のようにも見えました(実際には後場の装束に描かれてた模様は孔雀とか不死鳥みたいな鳥の姿だったが)。

桜の枝を折って持ち帰ってしまった天女様でしたが、泰山府君に諭されて戻す姿は、勝手に持ってきちゃ駄目でしょ、戻してきなさい😠と兄(又は親)に怒られてる妹みたいな関係性にも見えて、天女様の方が人間っぽいのか、幼いのか、そんなイメージを抱きましたが、それだけ桜というのは魅力的な花なんでしょうねぇ😌🌸

福王和幸さんが桜を見ている姿も画になってたし、広忠さんの袴も薄いサーモンピンクで合わせたのかな?って感じでしたし、地頭が文藏先生で、アイが萬斎さんで……って、これ鬼滅メンバーやないかい!(笑)ということで、とにかく豪華でした😆✨


てか萬斎さん、昼間は栃木で公演があったのですが、栃木と銀座ってそんなに近所でしたっけ??????🤔って考えるくらいスケジュール見たとき驚きましたけど(苦笑)、まるで最初から居たかのように、ちゃんとアイで出てきた時は「ホントに来た!👀」と思ってしまいました(半信半疑だったんかい!🤣)

もしかしたら、萬斎さんは既に「どこでもドア🚪」を持ってるのかもしれないな〜?😗🤣

アイの花守の出番は短いものでしたが、太郎冠者の姿で、枝の折れる音がした!→ホントに折れてる!→でも足跡も何も付いてない不思議→これ報告しないと駄目だよね😩、的な流れで、前日に引き続き、萬斎さんのチャーミングな芸が、この復曲能で観れたのは嬉しかったです😊

てか、一番見慣れてるから、安心感があったかも🤭



過去の観劇日記はコチラから⬇️
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