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『七番街の白雪姫』10周年おまけ話


投稿日:2025/01/31

*"物語に出てくる幽霊屋敷みたいだ。薄暗くて、埃っぽくて、どこか物悲しい雰囲気に包まれている。*
*……だけど不思議と、この場所を恐ろしいとは感じなかった"*


元投稿:x.com/hacobune87/status/1884993583503323640

自創作『方舟童話』の4冊目にあたる『七番街の白雪姫』。
どうやら今年の1月30日に10周年を迎えていたそうです。いや~びっくり!

『潮風ラプソディー。』『狼少年とワルツを』『Alice.』よりも後に公開された、本編アリの4部作の中では最も新しい創作なだけに「10周年……10周年!?」と他でもないわたしが一番驚いています。とうとう4部作すべてが10年選手となってしまった……残る司書さんも来月には6周年ということで、つまり拙宅には6年ものあいだ新キャラが1人も増えていないということになってしまうそうな。代謝悪!

というか七番街、『方舟童話』の総まとめにあたる内容なだけあって、不意に創作全体のネタバレをぶちまけてしまいかねない怖さから潮風の面々ほど積極的には取り上げて来られなかったのでだいぶ内容薄めの10年ではあったんですけどねぇ……
そのため「どういう創作なのかは正直あまり知らんのよ」という方も少なくはないと思うので、まずは簡単に冒頭のあらすじを紹介しようと思います。




針の止まった時計。破片が散らばった絨毯。埃に覆われた階段。
主人公の白雪が目を覚ました場所は、明るい光が射し込む静かな洋館でした。
青々とした草木に侵食されつつある古い建物は相当長い時間放棄されていたのか、黴臭く淀んだ空気が停滞しており、人や生き物はおろか幽霊の気配すら感じられません。
当然こんな廃屋に覚えなどない白雪は、外へ出る方法を求めて屋敷の中を探索し始めます。

この建物は何なのか。
どうしてこんな場所にいたのか。
自分は一体──どこへ帰ろうとしているのか。

次から次へと浮かぶ疑問に、白雪は自分がこの場所で目を覚ます以前の記憶をすっかり失ってしまっていることに気づきます。
思わず足を止め、愕然としながら顔を上げると……
「やぁ、白雪。もう具合は大丈夫かい?」
どこか怪しげな笑みを浮かべる金髪の少年が、いつの間にか目の前に立っていたのでした。


……そんな感じのお話。
『方舟童話』4部作を締めくくる最後の作品なだけあって、前作の『潮風ラプソディー。』『狼少年とワルツを』『Alice.』の振り返りやオマージュも存分に含んでいるので、現時点では他作品のネタバレに繋がらないようだいぶ慎重に触れる必要があるというか……とにかくまだ出せる情報がかなり限られているので、今のところはみんなも軽ーく流し見してくれたら大丈夫だよ~くらいに作者は思っています。自創作の本編をじっくり追ってくださった方へ向けたファンディスク的な側面がかなり強いので、すべての作品を読んだ後に見るとあらゆる場面でニヤリと出来てきっと楽しんでいただける……はず……

しかしそもそも本編公開されていないのに何が10周年なんだい? という疑問に関しては、「『方舟童話』の一作品として、はじめてインターネット上で情報を公開したタイミングを拙宅ではその作品の周年日としている」というのが回答になります。

長年弊アカウントをフォローしてくださっている方はご存知かと思いますが、わたしは2011年から14年間インターネット上に作品を投稿し続けており、『方舟童話』が始動した2013年からツイッターへ移行する2017年までは個人サイトで創作活動をしていました。
当時のサイトは非公開にこそしているのですが削除はせずに現在も残してあるので、管理人であるわたしはログインすることで過去の投稿を閲覧することができるわけですが……




10周年が信じられなくて思わず確認に行ったら白雪初出のブログ記事がばっちり残ってたからスクショ撮ってきただよ~!

なぜか現設定より2歳若い。「グリム童話の白雪姫は7歳だけどあんまり幼すぎるのはストーリー的に都合悪いから中学生くらいにしちゃお!」と改変したところまではうっすら覚えているんですが、何故その後中1が中3になっているのかは作者にも謎です。大した理由はないと思う。

薄幸少年という設定もいつの間にかさっぱり消えちゃったんですが、「鏡白雪」というフルネームだけは現在まで生き残っています。




紹介ページやキャラシなどではこういう風に名前を表記しているので、大々的に「鏡白雪」とフルネームを書く場面は少ないのですが(キャラ紹介以外だと過去絵で一度取り上げた程度かな……?)、それでも白雪の苗字をご存知のフォロワさん結構いらっしゃって驚いています。みんな隅々までよう見とる……

なぜ普段は「白雪」と下の名前のみで表記することが多いのかというと、先ほどのあらすじ内でも述べたとおり白雪は過去の記憶を失っており、自分の本名すら覚えていない状態にあるからです。己の記憶を取り戻していく過程で「鏡白雪」という名前も明かされるので、情報がまだ開示されていないという意味合いも込めて基本プロフィールの紹介では意図的に苗字を伏せています。



元投稿:x.com/hacobune87/status/1690026821105119232

まだ思い出させないわよ~~




ちなみにグリムは同年の6月が初出だったらしい。
この時点で観測者たちの気配がプンプンするぜ。


元投稿:x.com/hacobune87/status/1801962483630141813

実は以前にもこのサイト内のスクショをツイッターにこっそり投稿したことがあるんですが、ブログのスクショを見るかぎり2015年8月23日の時点で4部作のタイトルは出揃っており、方舟(司書さん)の構想もある程度まとまっていたみたいです。
本当よくもまぁ10年以上飽きずにこの世界を捏ね繰り回してんな……と何ともいえない気持ちに浸りつつ、こんなにも長い間、大きなトラブル等も一切無く一つの創作を続けて来られたのは常にあたたかく見守ってくださる皆さんのおかげです。

毎年盛大に騒いでいる潮風はもちろん、他の作品の周年日も今年は祝っていけたら良いなと思っているので良かったら楽しみにしてやってください◎
次回は2月20日の『ノアの本棚』6周年! どうぞよろしくお願いします!