【能楽鑑賞】#182 なかのZERO新春能

狂言「清水」 能「紅葉狩」鬼揃

なかのZERO新春能「紅葉狩」

なかのZERO 大ホール
2025年1月19日(日)14:00開演

素謡「神歌」
 翁:観世喜正
千歳:奥川恒成

見どころ解説
小島英明

狂言「清水」
太郎冠者:野村萬斎
   主:石田幸雄
  後見:岡聡史

能「紅葉狩」鬼揃
上臈/鬼女:小島英明
侍女/鬼女:桑田貴志、中森健之介、石井寛人
  平維茂:宝生常三
   従者:舘田善博
   勢子:梅村昌功、宝生朝哉
  伴ノ女:内藤連→高野和憲(変更)
 武内ノ神:飯田豪

 笛:藤田貴寛
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:原岡一之
太鼓:桜井均

*・*・*

毎年恒例となっている『なかのZERO新春能』へ、
今年も行って参りました。

喜正さんの「神歌(翁)」の素晴らしさは言うまでも無いだろう。聴いてるこちらも身が引き締まり清められた気分に✨



狂言「清水」

過去に他家も含めて何度か観てる演目なんだけど、記録辿ったら、萬斎さんのシテで拝見したのはお初だった模様(なんだか観たことあるような気がしてた😅)。

もう初手から水汲みなんてしたくないオーラ全開で面白かった🤣

太郎冠者のずる賢いところも、最後の詰めが甘いところも、絶妙な間と、全身で表現していて、お見事でした!可愛かった〜🤭笑

ちなみに萬斎さんがアドのパターンも観たいなーと思ったんだけど、過去の記録漁ったら、こちらは既に観てたわ🤣(記憶がメチャクチャ💧)

そうそう、萬斎さんが主人のパターンも良いんですよ✨

⬇️当時の感想⬇️
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/27071

ってことで、この演目はシテもアドもおいしい😋



能「紅葉狩」鬼揃

こちらも過去に観たことのある演目ですが、小書付きは初めて。通常は後シテは男性の鬼の姿だけど、鬼揃の小書が付くと、女性の鬼の姿になって、ツレ三人も般若となって出てきます。

今回はこの小書に加えて、小島先生の拘りの演出で、なかのZERO特別バージョンとなっておりました!

まず、休憩時間に作り物が先に置かれておりました。ホール公演は初心者の方も多いですし、テンポ重視ってことですかね。

能の始まりと終わりだけ照明を落として、能楽堂で言ったら脇正面席に当たる部分にスポットライトを照らして、能舞台を幻想的に魅せていたのも印象的でした。能の世界が始まり、そして終わったことが、視覚化されてて、とても素敵でした。

また、前シテと前ツレの四人が揃うと圧巻(鬼と思うと余計に)だったのですが、正体を現した後の四人は、シテが黒髪、ツレは赤髪だったせいか、鬼の顔でも全体的に華やかで、物語の季節は秋ですが、お正月に演っても全然違和感無いな、と思いました。

特に今年は🐍年ですから、小島先生もそこを意識してか、真蛇面を着けるだけでなく、長袴も履いて、凄くヘビ感を強調しておりました。

あと前半の平維茂に酌をするシーンは、唯一演出が許される場面らしく、今回はシテではなく、ツレ三人が代わる代わる酌をするというパターンに。申し合わせの時は宝生常三さんが、こんなに呑ますの!?と驚いていたようですが、平維茂も流石にコレでは酔い潰れてしまうだろう、ということで、ちょっとリアル。

そして、この様子を少し離れて見守っているシテが逆に怖い。まさに獲物を見る目💦

平維茂との戦いの末、敗れたシテは圧巻の仏倒れ(後倒れ)を披露。最後の最後までお見事でした✨



昨年の「なかのZERO新春能」感想⬇️
https://privatter.me/page/65ae1a8ed1b35

過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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