なかのZERO新春能「船辨慶」
なかのZERO 大ホール
2024年1月21日(日)13:00開演
素謡「神歌」
翁:小島英明
千歲:中森健之介
地謡:松山隆之、佐久間二郎、
遠藤喜久、桑田貴志
狂言「成上り」
太郎冠者:野村萬斎
主:野村太一郎
すっぱ:高野和憲
後見:福田成生
見どころ解説
小島英明
能「船辨慶」重キ前後之替 早装束
前シテ(静御前)
後シテ(平知盛ノ怨霊):小島英明
子方(源義経):小島史織
ワキ(武蔵坊辨慶):宝生常三
ワキツレ(従者):梅村昌功
アイ(船頭):内藤連
笛:藤田貴寬
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:原岡一之
太鼓:桜井均
地謡:中森健之介、佐久間二郎、
中森貫太、松山隆之
後見:遠藤喜久、桑田貴志、新井麻衣子
終演予定 16:00頃
*・*・*
この日は、推しの萬斎さんが「なかのZERO新春能」と、パルテノン多摩での狂言会のダブルヘッダーでしたが、私はこちらの「なかのZERO」の方へ。
まぁ単純にパルテノンの情報が来る前に、こちらのチケットを買っちゃったから
…ってのもあるんですが、普通にお能と狂言がセットになった会が好きなのでね。
こちらのほうが家からも近いし、これも運命かな、と素直に受け入れました😅
とは言いつつも、実はこのシリーズを観能するのは今年が初めてで、能楽堂の雰囲気が好きな身としては正直、今日はホール能かぁ
…って感じで期待大って感じではなかったんですけど(苦笑)
でも、いざ蓋を開けてみたら、最前列でも演者の足元が見える、程よい高さのステージ設計で、能楽堂と近い感覚で観れたので、なかなか良いところでした😉
そしてメインの「船辨慶」では、地謡の位置や、船の向きなど、能楽堂の時とは少し変えてて、ホールならではの見せ方に工夫がされてて良きでした。
ということで、予想してたよりも満足度の高い公演で、行って良かったなと思いました🥰
これは来年も期待😁👍✨
素謡「神歌」
「翁」を素謡形式で行う時、観世流では「神歌(かみうた)」と表記するとのこと。
翁は何度も観てるので、聞き慣れた「とうとうたらりたらりら
…」の詞章ですが、この詞に意味を求めるのではなく、祈祷の詞のつもりで謡ってるとのことでした。
狂言「成上り」
何度か観てる演目ですが、シテ萬斎さんで観るのは、昨年の「夜桜能」以来かな。
今日はすっぱに転がされる前から、前髪が落ちてきてて、良き前髪でした😌(ヲイ🤣)
てか、前髪随分長いのですね🤔
きっと本人にしてみれば視界が遮られるだろうから、かき上げたかったかもしれませんね。
でもサラサラヘアーフェチとしては、
良き前髪でした!👍✨
(大事なことなので2度言いました🤣)
この演目の太郎冠者は、太刀を盗られた時の言い訳といい、すっぱへの対応といい、ちょっとズレた感じが面白いのですが、やはり萬斎さんが演るとそれが際立ちますね👀
そして今回はアドの二人も私的にツボでした🤣
前回観た時は、裕基くんがすっぱで、深田さんが主だったので、すっぱを捕まえた時に、深田さんがすっぽり裕基くんの後ろに隠れてしまっていたのですが(それはそれで面白かったケド🤣)、今回は高野さんと太一郎さんの身長差がバランス良くて、お二人共しっかりお顔が拝見できました。
そして、太一郎さんが高野さんを捕まえて動いてる姿が、楽しそうで何だかじゃれ合ってるように見えてきちゃって
…捕まってる高野さん小さくて可愛いし🤣🤣
太郎冠者もあんなだし、太一郎さんも楽しくなってきたのか、お顔がちょっと笑ってるようにも見えて🤣🤣🤣
身長差が理想的だったので、最後に太郎冠者がすっぱを縄で縛ろうとしたら、すっぱが上手くかわして主を縛っちゃう所もナチュラルに決まりましたね👍✨
いやぁ~知ってる演目でしたけど、
今回も面白かったです😆✨
見どころ解説
狂言が終わると、小島師による見どころ解説へ。
いつもは狂言の前に解説を行ってるけど、、、
「今日は諸事情で、順番を入れ替えさせてもらいました」
「え、まぁ、ハッキリとは言えないんですけど、
“スーパースター”がご多忙とのことで、このあと、ね、(舞台袖を見ながら)もう居ないと思いますけど😅」(意訳)
客も(あ、察し🙄)って感じでオモロかった😂
小島師ってユーモアのある方なんですね。
解説も面白くて分かりやすかったです😆✨
締めも「このあと静ちゃんにならないとイケないので
…」と言ってて可愛かったです(ちゃん付け🤣)
あとパンフの文章も本人が一生懸命考えて書いてるので、ちゃんと読んでね!とのことでした。
能「船辨慶」重キ前後之替 早装束
「船辨慶」は過去にも何度か拝見してるけど「重キ前後之替」の小書きは初めてでした。
好きな演目のこれまでと違うバージョンが観れて、勉強になったし、素敵だったし、とても良かったです☺️
因みに装束も拘ったとのことで、じっくり拝見🧐
静御前は朱と水色の格子柄で、補色で格子柄の着物って斬新だなと感じました。
朱の着物は若い女性を表してるけど、そこに寒色が入ると静御前の抱える哀愁を感じちゃいますね。
あと能面もホントに不思議なもので、俯けば悲しみを、義経を見つめた時は、相手に対する情を感じるような表情をしている。
飾れてる能面にはそこまで感じないけど、役者が着けた途端、仮面に血が通うような感覚になります。
今回は近くで観ることが出来たので、特にそれを感じました。やっぱり能も面白い
…!
一方、平知盛は怨霊らしく白で統一されてて、袴には波模様が入っており、確かに小島師の拘りを感じました☺️
アイの小書きである「早装束」は、以前も観ており、むしろこっちがデフォルトになりつつある気が
…😅
アイが船を用意する時に、船頭の格好に着替えて出てくるという演出なんですが、通常だと着替えないので3〜4秒で出てくるところを、早装束だと何秒で出てくるのか?解説の時に心の中で数えてみて、と言われたので(笑)数えてみたところ
…
なんと5秒で出てきました!!😳😳😳
毎回、アレはどういうカラクリになってるんだろう?と気になってるんですが、まぁ訊いたところで、どうせ企業秘密ですよね😏
内藤さんの船辨慶のアイは初めて観ましたが、こちらもとても良かったです。
レアなものを見させて頂きました☺️
この調子で、一門の他の方の船頭さんも観てみたいな😌
てか萬斎さんの船頭さんも、まだ生では観たこと無いので、そちらもいつの日か
…!🙏
船辨慶はシテがキャラ(しかも男女)を演じ分けたり、アイもワキも活躍する、いろんな要素が詰まった演目なので大好きです☺️
眠くなりにくい(けど、油断してると夢の中に連れて行かれそうになるので😂、そんな時は、ちょっと姿勢を正して下半身に力を入れて踏ん張ってください🤣)ので、初心者にもオススメです👍
因みに過去に観た「船辨慶」の感想は
コチラになります↓
能「船弁慶」前後之替 早装束
(観世流・和泉流)
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26118
能「船弁慶」後之出 / 留之伝 / 船中ノ語 / 名所教
(宝生流・大蔵流)
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/27099
※文中に高野さんのアイで観る予定があると書かれてますが、結局、私が直前にコロナに罹ってしまい、それは叶いませんでした😭
コレ今思い出しても悔しいです。
この呪いは船辨慶を観る度に思い出すし、高野さんの船頭さんをこの目で観るまで続くことでしょう(苦笑)
たかのーん!😭w
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