【歌舞伎鑑賞】#46 初春歌舞伎公演


国立劇場 令和7年 初春歌舞伎公演

新国立劇場 中劇場
2025年1月17日(金)13:00開演

未来へつなぐ国立劇場プロジェクト

梅野下風・近松保蔵=作
国立劇場文芸研究会=補綴
通し狂言 彦山権現誓助剣 四幕七場

発 端 豊前国彦山権現山中の場
序 幕 周防国太守郡家城外の場
    長門国吉岡一味斎屋敷の場
二幕目 山城国小栗栖瓢箪棚の場
三幕目 豊前国彦山杉坂墓所の場
    同  毛谷村六助住家の場
大 詰 豊前国小倉真柴大領久吉本陣の場

【出演】
毛谷村六助     尾上菊之助
京極内匠      坂東彦三郎
一味斎姉娘お園   中村時蔵
若党友平      中村萬太郎
立浪家家臣十時伝五   〃
立浪家家臣向山三平 市村竹松
立浪家家臣捨川団八 市村光
真柴方の若武者   坂東亀三郎
真柴方の若武者   尾上丑之助
真柴方の若武者   尾上眞秀
真柴方の若武者   中村梅枝
真柴方の若武者   中村種太郎
一味斎孫弥三松   中村秀乃介
一味斎妹娘お菊   上村吉太朗
立浪家家臣井村六郎   〃
若党佐五平     市村橘太郎
一味斎妻お幸    上村吉弥
早川一学      片岡亀蔵
杣斧右衛門       〃
衣川弥三左衛門   河原崎権十郎
老女福栄      市村萬次郎
吉岡一味斎     中村又五郎
明智光秀の亡霊     〃
立浪主膳正     坂東楽善
真柴大領久吉    尾上菊五郎
                ほか

*・*・*

国立劇場主催公演は、いつも質の高い芝居を魅せてくれるので好きなのですが、今回は貴重な通し狂言での上演ということで行ってきました。それに、FFX歌舞伎で活躍した役者さん大集合してますしね😁

ちなみに新国立劇場に来るのは1年ぶりなのですが、お隣の東京オペラシティタワーにあるICCには何度か来たため、そんなに間が空いた感覚がしない😅


あらすじ

大名・郡家の剣術指南役を勤める吉岡一味斎は、豊前国彦山の麓・毛谷村に住む六助に、剣術の奥義を伝授しますが、その後、御前試合での負けを恨みに思った京極内匠によって闇討ちにされます。悲嘆に暮れた一味斎の娘お園は仇討ちのお墨付きを得て、母お幸、妹お菊らと旅に出ます。

一方、国を逃れた内匠は、明智光秀の亡霊から自らの出生の秘密を聞き、父とわかった光秀に仇・真柴久吉への復讐を誓います。お園と一対一の闘いを経た後、内匠は微塵弾正と名前を変え、六助を騙すことで、大名の剣術指南役の職を得ます。六助はお幸とお園の二人と出会って弾正の正体を知ると、師・一味斎の仇討ちを助けることを誓い、久吉が陣を構える小倉へと向かうのでした。

(公演チラシより)


仇討ちが許されていた時代の話ですが、仇討ちも一筋縄ではいかないことが描かれてて、事の発端から、主人公とその許嫁となったヒロインの二人が出会って仇討ちを達成するまでの出来事を、様々な犠牲を払いながら描かれていきます。

と書くと堅苦しい話に感じるかもしれませんが、現代の流行りネタを取り入れたクスッと笑える場面があったり(歌舞伎あるある笑)、主人公とヒロインが出会った場面なんかは、もうホントに面白可笑しくて🤭🤭🤭

主役の菊之助さんは剣豪でありながら、心優しい真っ直ぐな青年の役で、まさにハマり役。子供との接し方なんか、ホントに優しさが伝わってくるようでサイコーでした。

ヒロインの時蔵さんは武芸に長けた女性でありながら、夫となる主人公の前ではとっても乙女で可愛らしい一面もあり、なんてお似合いのカップルなんだろうと思って、ほっこりしました🥰

そして仇役を演じた彦三郎さんは、ずる賢い憎まれ役ではありましたが、時にカッコ良く、時にチャーミングに演じており、またイケボを活かした迫力があり、存在感バッチリでした!

ホントに皆さん初役なの?ってくらい、見事にイメージピッタリでハマってたと思います🥰

あと、時蔵さんがお姉さん感をしっかり出してた分、吉太朗さんのお菊も妹感があって良かったです。てか、以前観た時よりも女方に磨きがかかってるような✨リュックのような元気っこのイメージがありましたが、こういうお役も似合うのですね😊

あと忘れちゃいけないのが、菊五郎親衛隊(勝手に命名w)のちびっこ達!特に下の二人(梅枝くんと種太郎くん)が、可愛かったです。特に種太郎くんは表情と立ち振舞が一番気合い入ってて、パパンにそっくりでした🥹✨

丑之助くんは、やっぱり表現力が大人よね。
全然、“菊之助”でイケるなと、ちょっとしみじみ

そして、菊之助さんが菊五郎になったら、
なんてお呼びしようやっぱり素直に八代目?🤔

ちなみに七代目の方は、
とてもお元気そうで安心しました😌


通し狂言で約4時間の長丁場でしたが、テンポ良く場面が展開していくので、とても集中して観ることが出来ました。てか、幕毎に全く違う場面になるので、それを短時間で舞台美術を用意する裏方の人たちも凄いなァ✨と思いました。

時系列を丁寧に描いてるので、主役の菊之助さんは序幕と二幕目には全く出てこないんだけど、古典に真摯に取り組んできたヒロイン役の時蔵さんが、しっかり魅せてくれるので、むしろ惚れ惚れしてしまったくらい🥹✨

もう、すっかり“時蔵”のお名前が馴染んてるなァと。いや、ずっと昔から“時蔵”だったんじゃないか、ってくらい、素晴らしい芝居を魅せてくれました🥹✨


今年は菊之助さんと、丑之助くんの襲名イヤー。

歌舞伎界の新しい時代が始まるのを感じさせる、
そんな舞台でもありました😌



昨年の初春歌舞伎公演の感想⬇️
https://privatter.me/page/659c0ab56a19b

過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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