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ぬこ尻ryo
2024-12-26 20:55:19
2676文字
Public
ワンドロ企画など
聖剣ワンドロワンライお題19回
聖剣ワンドロワンライお題19回
雨と赤
このふたつの単語から妄想捏造した、みにぐれ小話二本立て
雨の日の、デュランとウェンディ兄妹&みにぐれ
ほのぼの日常系
※に見せかけて紅デュ脳をもつヤツが書いた小話なのでどうしてもなにがなんでも根本的なベースは紅デュありきになっています。多分
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その2
ウェンディからプレゼントしてもらった赤いレインコートと長靴を身に着けて、ぐれんまは外出時の定位置であるデュランの肩に乗っていた。
数日ぶりのお散歩に気分も上々、うきうきしながら、ぐれんまは普段見慣れない雨の日の景色に両目を忙しくくるくると動かした。
雨の日のお出かけは初めてだった。
さあさあと静かに、軽やかな旋律を奏でながら落ちてくる雨の粒。
デュランの差した雨傘や花壇の葉っぱに当たって、それらの雨粒はあちらこちらへ弾けとんでいく。
カエルやカタツムリといった晴れの日にはあまり見かけない生き物たちも嬉しそうに雨のシャワーを体中で浴びていた。
「お、アジサイが咲いているなあ」
不意にデュランが珍しそうにつぶやいた。
ぐれんまがデュランの視線の先を追うより早く、デュランはアジサイの群生のそばに近づいた。
デュランが少し腰を屈めてアジサイに顔を寄せたものだから、ぐれんまは思わずアジサイの花の上に飛び乗った。
ぐれんまの足元で雨だまりの雫がはじけ飛んだ。
「アジサイの花は、この色なのか?」
花弁に見えるガクに触れながら、ぐれんまが不思議そうに青紫色のアジサイを見つめた。
「ここの土壌が酸性なんだろうな」
デュランがぐれんまの疑問に答えた。
アジサイは、土に含まれる成分や酸性濃度によって色がかわる。
「図書館で見た本には、赤い色もあると書いてあったぞ」
「ああ、それは、土壌がアルカリ性だからなんだろうな」
ぐれんまの問いかけに、デュランが楽しそうに笑って答えた。
「アジサイが植わっている土によって色が変わるんだよ。赤くなったり、青くなったり。」
デュランの視線はやわらかく、包み込むようにぐれんまに向けられていた。
ぐれんまは、注がれるデュランの視線の中に、雨雲に隠れて見えないはずの太陽みたいな温かさと眩しさを感じた。
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