和泉 小夜
2018-09-17 22:37:38
1314文字
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織田伊達の飲み会

織田と伊達の飲み会。ミスリードを狙いたかった。上手くいったかは不明です。


どうしてこうなった。

最初は一振で飲んでいたはずだった。
薬研が所縁の短刀を連れて、何故か一緒に飲み始め、しばらくして伊達太刀と織田打刀が来て、
伊達の打刀を連れて来て、気付けば盛大な飲み会になってしまった。

ゆっくり飲みたかったんだが……

「悪いな、一緒させてもらって」
本当にな。

「みんな何か食べる?僕と長谷部くんで作ってくるよ」
「待て、俺を巻き込むな」
「いいじゃない、どうせきみも食べるんだからさ」
「僕やきとりが良いです、おつまみ」
「お、いいな。俺もやきとりが食いたい」
「おい宗三と鶴丸それでいいのか」

賑やかだ。
普段の俺なら、もう少し楽しかったのかもしれない。
だが今日は気分が乗らない。

「ねぇ、みんな他に何が食べたいってある?」
「やきとりが!食いたい!光坊!」
「やきとり以外にだよ!鶴さん!」
「焼いた鶏肉が食いたい」
「ほぼやきとりじゃない?それ」
「光忠も国永も、早くその会話を終わらせてくれ……
「じゃあ伽羅ちゃんが止めてよ!鶴さん出来上がっちゃってるからね!」

伊達が何やら愉快なことをしている。

「はっはは、面白いなぁ伊達は」
笑っている場合ではない。

織田打刀は口喧嘩しながら淡々と日本酒を飲んでいる。
「へし切、早くおつまみ作ってきて下さい」
「伊達のやりとりが終わったらな」
「僕、早くやりとりが食べたいです」

二振の、やりとりへの執着は何なんだ。

「それにしてもお前、結構飲んでるが大丈夫か?」
「俺たちが来る前から飲んでるだろう?」
『大丈夫だよ。酒には弱くないしな』
「そうか、それなら良いんだが」

「ところで聞いてくれ。いち兄がな、他刀派の短刀からも、いち兄と呼ばれ始めてな」
「いち兄の戸惑い方が笑えるから、今度一緒に見てくれ、明日にでも行こう」
俺にいち兄と呼べと?

それからも、やきとりが云々やら明日の予定やらを皆が賑やかに話した。