和泉 小夜
2017-11-11 22:30:43
1139文字
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仄かに暗い(きよみか)

お題箱のリクエストで「仄暗いきよみかの馴れ初め話お願いします」と入っていたので。
「仄暗い」が何処から何処迄を指すか分からなかったので、違ったらこっそり教えてやって下さい。



二振が本当に懇ろな関係なのかを、加州清光に聞いてみた。
どうやら燭台切の言う通り、本当に懇ろらしい。

「長谷部が恋愛に聡いなんて知らなかったよ。で、何が聞きたいの?」

馴れ初めを聞きたい、と言うと、「良いよー」と云いながら話してくれた。

「俺等が別の本丸出身なのは長谷部も知ってるよね?」
「審神者の仲は良好でさ、互いに遊びに行ったりしていたんだ」
「で、俺が向こうの三日月に一目惚れしたんだよ。ウチに居なかったし」
「それで仲良くなってさ、付き合うように、なったんだけど、」
「向こうもウチもブラック本丸ってやつでさ。まぁお互い色々とあったんだよ」
「駆け落ちでもしようか、なんて。話していたんだけれどね」

「その前に此処の燭台切が全部壊しちゃったんだよ」
「俺の審神者も三日月の審神者も全部殺して、他の刀剣男士も全部壊してさ」
「ウチに来なよって、言ってくれたんだ。大丈夫だよって」
「で、何だかんだお世話になってる感じかな?」

ふむ、なるほど。だから燭台切は二振を気にかけていたのか。
因みに変な関係、普通の恋人と違うというのは、
加州清光が三日月宗近の世話をしていて、三日月宗近はそれを甘受する。
それが他人には変に見えるのかもしれないと、加州清光は言っていた。

「ま、これが俺達の付き合い方だから。口は出さないでね?」


そういうと加州清光は、俺を見ながらにこりと笑った。