banisable
2023-11-18 22:49:19
1934文字
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ゲゲゲの謎感想


映画、本当に面白くて最高でした。

見る前までは期待はありつつも、鬼太郎の誕生は原作では包帯だらけの父と病の母、水木は初対面なのだがそこと矛盾しないか?龍賀家の設定だいぶ香ばしいがちゃんと面白いのだろうか?という気持ちもゼロではありませんでした。
しかしすごい勢いで払拭された!

まず龍賀家はホラー映画(The昭和のホラーやサスペンス)の登場人物としてはドンピシャでした。
時麿のあの見た目の異様さが、跡継ぎが決まるシーンでのおどろおどろしさを増幅させてた。沙代や時弥は単体イラストでは感じ取ることができなかった可愛い娘っぷりかわいい少年っぷりがあふれてて、ほんと切なかった子供もみる作品でなかなかえぐい設定ぶち込んできましたね(ほぼ大人ばっかだったけど、ポップコーン買ってるとき子供はあんま来てないんだね〜とおしゃべりしてる親子はいた。)
沙代の事は一族内で方を付けられて、水木の手を汚すことなく終えたのが救いだったな。
時弥くんもジジイと共に葬られてしまったけど、70年後にちゃんと救われてて私も救われました

ゲゲ郎の裏鬼道とのバトルシーンが肉体的アクションですごかった。かっこよすぎる!
六期では使ってた指でっぽう使わないんだ〜と思ったけど鉄砲は水木の分野だもんねもしかして指でっぽうってそこから着想して親父と鬼太郎の得意技になったとかだったら最高ではないですか
リモコン下駄や体内電気使ってたけど逃げるときにノールックリモコン下駄で敵を足止めさすの戦いに慣れすぎてる

てか怪奇現象や妖怪の攻撃がゴリゴリに物理攻撃でスプラッタなのがすごかった。しかしPG12だし直接人がグチャっとなる部分は描写されてないんだけど、想像力でグロさが500%くらい補完されるっていうねパイプから目玉がポコンはヤバい。回転羽に巻き込まれて血がブワ〜もヤバい。

水木の過去が兵隊だったことは匂ってたけど、まんま総員玉砕せよだったのはほんとに感謝の正拳突きをするしかなかったわ。水木さんと水木は別人だけどほんと水木さんの伝えたいことを今にもちゃんと伝えようとしてくれるこの作品、最高😭

ゲゲ郎の人格は水木に騙された時の表情が鬼太郎のそれとおんなじで、親子〜〜〜😂!ってなったし、けど目玉おやじの懐の深さや人間に対する情っていうのもきちんとあって、それが妻からの影響というのがほんとたまらないね。かつ飄々としていて他の妖怪仲間とも縁が深くて一目置かれていて、お風呂大好き、ってのは相変わらずなんだな〜😊ニッコリ
妻の見た目、ツリ目でシュッとしててネコ娘っぽさあるのがなんかニヤニヤしちゃうね。

自分として1番盛り上がった大賞はねずみ(謎の少年笑)がゲゲ郎と面識あって、顔合わせた時の態度が現在とほとんど変わらなかったのが安心しました。ゲゲ郎の名前がねずみのゲゲッから水木がとって付けたの素晴らしきトライアングル
ねずみ男はどんな悪さしてもどんなに鬼太郎親子を裏切る行為をしても、親父にも鬼太郎にも許されて仲良くラーメンすすってるとんでもないヤツ(けしからん)なんだが、彼らの縁が鬼太郎生まれる前でねずみが少年時代からでっていうのが非常に尊い
ねずみが村での大惨事が起きる前に人の世界ではないところにスッと消えるのもああ、ちゃんとこいつも妖怪側なんだなとしみじみ。(ねずみ男は人間と妖怪の半妖なので)
鬼太郎ファミリーでこの時代に唯一登場するのがねずみくんなわけで、彼がいたからこそ日曜朝に見ていた鬼太郎たちとの世界が違和感なく繋がってたんじゃないかなと思いやした。

あと興奮ポイントは霊毛組紐と霊毛ちゃんちゃんこ。
組紐?!って思ってたけど、大量のご先祖様の死により霊毛のちゃんちゃんこが一気に生成されたっつーのが衝撃。しかしすごく辻褄があう……


六期では鬼太郎が人間に力を貸す理由が、ある人間に恩があるからと言っていて引っかかってたのだけど、原作だと水木はわりと薄情なかんじするのよね。まぁただのご近所さんなのに、人ではない子供を赤子から小学生くらいまで育ててあげたんだからそれだけでも恩はあるか。ハリーポッターよりはいい境遇で育ててもらえただろうし。
でも映画では生まれたばかりの鬼太郎の受け入れ方が、たぶんどの作品とも違ってるのかな。すぐに抱きしめてるのが、ああ、これは愛情深く鬼太郎を育ててくれる水木なんだなと思いました。(鬼太郎誕生の話は原作でも何回か書き直されてるっぽいので
わたしのもらった入場者特典は水木バージョンだったのですが、まさに鬼太郎をかわいがってる水木が描かれていて素晴らしかったです。

また見に行こ〜😊