※リハビリ、病棟関係の内容が出てきますが、あまり詳しくないので、間違ってる場合もあります。この世界ではそういう設定という認識でお読みください。
※相互さんのアドバイスそのまままんばの職業にしました(コピペ)←図々しい木蔦
まんばは政府の病院に勤める理学療法士。リハビリ科に所属している。外来、入院、両方見る。
理学療法、作業療法、言語聴覚療法、果ては東洋医学の鍼灸まで習得している。
最近大怪我をした刀剣男士が入院し、まんばの担当になった。その刀は審神者がいないため手入れできる者がおらず、この病院に担ぎ込まれたらしい。
怪我はほとんど治っているが、ずっと寝たきりで筋肉が上手く動かなくなってるらしい。
まんばは病室まで行き、日常生活が送れるよう訓練してあげる。
しかしその患者は本歌で非常にやりづらい。
「偽物せんせ」
「偽物じゃなくて、本物のリハビリの先生なんだが」
「いいじゃないその辺りは」
何かと絡んできてやりづらい。まんばはコミュ障なので仕事以外のことで話しかけられるとたじたじ。今の何気ない日常のやり取りすら苦手。
「今日は何時までいてくれるの?」
「いつもと同じだ、1時間」
「もっといてもいいよ。特別に俺の身の回りの世話をさせてあげる。」
「冗談はほどほどにしろ」
召使いが欲しいだけじゃないか、と思いつつ仕事。ちゃんと訓練して、病室から出て行く。
「お疲れ」
病室から戻ると、第二性科の本歌がいる。彼は幾分か話しやすい。
「あんたの方が疲れてるように見えるが?」
「そうかな?」
「それにΩ臭い
……」
「は!?」
「患者でも抱いたか」
「待て待て!それはない!絶対ない!」
「でもまるで一緒のベッドで寝たかのような匂い
……」
「き、気の所為だろ
…!誤解を生むようなことを言うのはやめろ
…!それに俺はβだよ」
「βとΩがくっついちゃいけない規則はないだろ」
長義は何か言いたそうに睨んだ後、こほんと咳払いする。
「それよりそっちはどうなんだ」
「何が?」
「ぐったりしてないか?」
「いや、患者との会話に疲れて
…」
「ああ、山姥切国広は口下手だもんね。でも相手だってそれはわかってるだろ?どんな審神者なんだ?」
「いや刀だ」
「え?俺たちは手入れすればリハビリなんて必要ないじゃない」
「まあいろいろあるんだ。それで何故か俺のこと聞いてくるもんだから、なんて答えればいいのかわからなくて困ってる
……リハビリならいくらでも答えられるのに
…」
「その患者、Ωなんじゃないか?」
「なぜ?」
「αのお前に気があって、言い寄ってきてるように聞こえるぞ」
まんばはサァ、と青ざめる。
「αに振られたΩがわざと発情期に近寄って番ったって罠もあるから、気をつけろよ」
「あ、ああ、忠告感謝する
……」
まんばはαだと偽って勤務していた。
政府上層部はまんばの正しい第二性を知っている。むしろ偽装は上層部の指示だ。
まんばはαよりも優秀であったため、まんばを政府に所属させておくべく、このようなことになった。
政府では未だにΩに対して根強い差別がある。第二性に関わる仕事を除き、基本的にΩの政府勤務は一部の人間から反発があった。
だからまんばの雇用を認めさせるためにΩという事実を隠し、αとして所属させていた。どちらも発情するという点においては変わらない。βと偽るよりも楽だった。それにまんばは優秀だったため、誰しもαと疑わなかった。
まんばは強い抑制剤を飲み、完全にΩであることを隠蔽していた。強い薬は身体に悪いとわかっていたが、刀は丈夫にできている、多少なら大丈夫だろうという判断だった。
もしも長義が第二性によりΩのまんばに惹かれているならば、彼はαということになる。カルテを確認したいが、残念ながら治療に関係ない部分は秘匿になっている。個人情報。
だから彼の第二性を確認するためにまんばはある実験をしてみることにした。
まんばは次の日も入院患者の長義の所へ行く。
その日まんばはαの擬似フェロモン液を付けていた。これはまんばの上司から昔押し付けられたものだ。
αのフェロモンを人工的に作ったらしい。研究中なので市場には出回ってない。使ってみたが臭くて仕舞ってあった。
「俺はその、どうだろうか?今日俺に対してえっと、ふ、不快な感じとかあるか?」
α同士は反発し合う性質があるので、本能的に不快に思うらしい。そこまで顕著には表れないかもしれないが。
「いや、俺は好き
……かな」
まるでこれは告白では
…!?一瞬そう感じて、爆発しそうになるが、『匂いが好ましい』という意味だと気づく。
「あー
…そ、そうか
…」
でもこれでハッキリした。長義はΩだろう。擬似αフェロモンに反応したのだからそうに違いない。
その日は廊下を歩く訓練をしようと病室から連れ出した。廊下の手すりを伝い、ゆっくり歩かせる。
急に院内が騒がしくなった。
看護師が「部屋に待機してください!」と慌ただしく叫ぶ声が聞こえる。何かあったのだろうか。状況がわからないが、素早く動けない長義に何かあってはいけないとまんばはすぐさま、近くの部屋に入り、身を潜めた。
時間遡行軍の襲撃か?審神者の霊力暴走か?政府の転覆を目論むテ口か?
色々な可能性が頭を過ぎる。
緊迫した空気に、心拍数が上がる。気が張り詰める。
(敵だったら俺が守らないと。いつ助けは来るんだ?他の患者は
…)
そして自分の身体がおかしいことに気づいた。
緊張のためか息切れがする。身体が熱い。万が一に備え、戦闘できる態勢を整えておかなければならないのに、気が霧散する。集中できない。頭がぼんやりしてくる。
「
……っ」
「偽物せんせ、発情してる」
「え
…!?」
指摘されて初めてこれが発情だと気づいた。外の様子ばかり気に掛けて、この症状がなんなのかわかってなかった。
今まで強い抑制剤で抑えつけてた反動か、症状が酷い。カッと燃えるように身体が熱くなる。どうしようもない熱が渦巻いている。
|||ω・`)ジー
|||)≡サッ!!
|||ω・`)ヒョコ
|||ω・`)<アンテンダヨー
結局長義はαだった。そしてまんばの第二性を正しく見抜いていた。
動けないはずの長義は閨の中ではそれは活発だった。まんばが根を上げるほどに。
はい、終わり終わり。
ちょぎくにHappy End!
お疲れ様でした!お読み頂きありがとうございました!
⑤に続く
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