木蔦(キヅタ)
2020-10-12 09:59:47
2542文字
Public
 

兄弟にテレビが制限されているまんばとアイドルの長義くんの話【ちょぎくに】※現パロ





料理を注文し、待ってる間も長義の猛攻は止まらない。まんばの手を握ったり、撫でたりしている。まんばは居心地が悪くてそわそわ。

「あ、あの……
「ん?」
まるで恋人に向けるかのような甘くとろけるような瞳でまんばを見つめてくる。
(ぎゃー!!さすが顔面偏差値が違う!!っていうかそんな顔は恋人に向けてくれ!)
恥ずかしくてたじたじ。

恥ずかしくて顔を逸らすと、まんばの気を引きたいのか、手を掬い上げ、ちゅっちゅと指先にキスをする。

(ひぇぇぇ……何してるのこの人……

まんばは手を振り払いたいが、びくともしない。
普通食事といえば、向かい合って食べるだろうが、なぜか長義はまんばを横に置きたがる。

先程まで手を握ってたのに、いつのまにか腰に回り、まんばのことを引き寄せる。まんばは長義に完全にもたれかかる体勢になってしまった。

「え、あ、の、」
すすす、と長義の指先がまんばの背筋をなぞる。

「っあ……
肩がはねた。
「失礼します」
個室の外から声がかかる。料理が来たらしい。

まんばは咄嗟に離れようとしたが、長義が許さない。しっかりとまんばの腰を抱いてる。
「どうぞ?」
スーッと障子が開いた。

「心のご準備は整いましたかぁ?」

そこには笑顔の兄弟が刀を携えて立っていた。