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木蔦(キヅタ)
2020-06-28 13:29:46
3365文字
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キスするちょぎくにの話【ちょぎくに】
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先日、飲み会でやらかしてしまった。どうやら本歌とキスしたらしい。信じられない。
翌朝ふたりして、うげーっと嫌悪の表情を見合わせた。
しかしふとした瞬間、彼の唇を目で追ってしまう。
(
……
っ)
正直言うと、とても、良かった。
唇の感触が忘れられない。柔らかくて暖かくて、啄むように触れられるのがとても気持ち良かった。
いつしか、またしたいと思うようになった。
しかし相手は犬猿の仲である山姥切。そんなことできるはずもない。
(どうしたものかな
…
)
そんなある日、審神者の誕生日会が開かれる。
まんばは思う。
誕生日会と言えば酒が出る!酒が出ればこの前みたいなことになるかもしれない!酔った勢いに乗じて、山姥切にキスをせがもう。
まんばはそわそわと誕生日会に参加する。
まんばはチラチラと長義の様子を伺う。まんばは自分自身は酔わないようにセーブしていた。
長義はチビチビと酒を飲んでる。
長義の頬がだいぶ赤く染まってきた。
(そろそろか!)
まんばは長義のそばに寄っていく。
しかしまんばもセーブしていたつもりだが、酔いが回ったのか、足がもつれてしまう。
ガクンと崩れて、転んでしまう。
長義が抱きとめてくれた。
「あ
…
山姥切
…
」
「偽物くん、酔いすぎだよ」
「そ、そんなに酔ってないっ」
「どうだか」
「それより山姥切、この前の勝負がまだ着いてない」
「勝負?ああ
…
あれか」
もし長義が正気なら拒否するし、酔ってたら乗ってくるはずだ。
「じゃあする?」
酔ってる!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
「するっ!」
「ちょ、何やろうとしてるの!この前も翌日険悪な雰囲気出してたじゃん!やめなよ!」
他の刀が止めに入る。
「おれは、もんだいない、おこらない」
「もう呂律回ってないじゃん。酔いすぎだよ」
「よってない」
「ほら今日は素直に俺の言うこと聞いときな?後悔するから」
「止めないでくれるかな、俺はきちんと落とし前を付けたいんでね。」
「そんなこと言って『なんで誰も止めなかったんだ』って怒ってたじゃん」
「そんなことない」
「ある!」
「もういい、山姥切、やろう」
「あー」
まんばは長義の首に腕を回し、ちゅっと口付けた、つもりだった。初っ端から深いキスで、口をこじ開けられ、中を蹂躙される。
まんばは負けじとやり返す。やられっぱなしは性に合わない。
「待って、またやってるの?」
「ふたりとも負けず嫌いだから」
「この雰囲気やばくない??人前でおっ始めない?」
「
……
」
ちゅ〜〜〜〜っとねちっこい。しつこい男は嫌われるぞ、と思いつつ、気持ち良くてとろんとしてくる。思考が保てない。
「っはぁ
…
」
「もう一回
…
」
「そこまで!!続きは部屋でやって!」
「ふぇ
…
?」
「勝負でも何でもいいからここでしないで!部屋に戻って!」
追い出される。
ちらっと長義を見ると罰が悪そうにしている。
「ほら、偽物くん行くよ」
「行くってどこへ??」
「勝負の続きするんだろ?」
まんばはパァと明るくなる。
「するっ!」
お疲れ様でした!お付き合いありがとうございました!
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