木蔦(キヅタ)
2019-04-17 07:34:35
7819文字
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満員電車で通学する高校生ちょぎくに【ちょぎくに】※現パロ




突如二人の前に一振りの刀が現れる。
〈力ガ欲シイカ
「なんだこれは!」
二人は凄まじい霊圧を感じる。
〈オ前ハ前世デ本歌カラ蔑マレテキタ、今ココデソノ屈辱ヲ晴ラスノダ!!我ヲ手ニ取レ!〉
まんばは引き寄せられるようにその刀を手に取ると、その力が流れ込んでくると共に記憶が甦ってくる。
それは、目の前の男子によく似た男が自分を蔑み、邪険にし、嫌がらせとも思える行為をする記憶だった。
「ほん、か。」
「国広?」
「お前の所為で俺は、俺は偽物と
「一体どうしたんだ、何か
様子のおかしいまんばの肩に触れようとすると、まんばはその刀を抜き、長義へと振り下ろす。
長義は反射でそれを避ける。
「あんたさえ、いなければ。」
瞳は虚ろで、正気でないことがわかる。すると長義の傍でドロンという音と共に狐が現れた。
「山姥切長義様!どうやら山姥切国広様の身体が時間遡行軍に操られているようです!」
「狐が、喋った?」
「狐とはシツレーな!!こんのすけです!記憶がないのは仕方ありませんが、こちらをお受け取りください。」
こんのすけはくるりと回転すると一振りの刀が現れる。
「本作長義(以下58字)です。」
「え?なんだって??」
「本作長義(以下58字)です。」
それでこんのすけから「山姥切国広様は操られてるだけです!あの禍々しい刀を離させてくださいませ!」って言われて、まんばちゃん(乗っ取られ)と戦うことになり、長い攻防の末、刀を破壊して終わる。

まんばくんはそのまま気絶して倒れ込むんだけど、その時に本当の記憶が甦ってくる。
確かに本歌に蔑まされた過去はあったが、その後ぶつかり合い、和解し、認め合った出来事、お互い唯一無二として慈しみ合った事、そして愛しい想い、すべてがまんばの中に入ってきて、そして通り過ぎて行った。

まんばが目を覚ました時には何も覚えていない。
近くには長義くんがいて「どこか痛い所はないか?」と聞いてくる。
まんばは何も覚えていないが、何だか温かい想いだけは残っていて、長義くんに微笑みかける。
そしてまんばは告白して、ちょぎくにハピエン。

お疲れ様でした。