~この話を書いた経緯~
木蔦がある日満員電車に乗ることになり、大変な思いをしたため、その鬱憤を晴らすべく、現パロで、満員電車で庇ってスペース取ってくれる本歌さんの妄想が爆発した。
すっごい邪魔そうに「もっとそっち寄りなよ」って邪険に扱うんだけど、さりげなく腕で人波をガードしてくれてたりするんだよ。
まんばちゃん♀は毎日ガードしてもらってるから、さすがにそれに気づいてる。
だけど口では文句言ってくるから、そんなちぐはぐな長義くんに恋をするんだよ。
実は長義くんは一人の時には自転車で学校に行くんだけど、まんはちゃんに付き合って電車通学してるんだ。
それをまんばちゃんは知ってるんだ。
長義くんは知られてるって知らないんだ。
いっつも時間合わせてるんだよ長義くん。
待ち合わせしてるわけじゃないのに。
ある日まんばちゃん、いつもの電車に乗れなくて、一本ずらすんだけど、ホームで長義くん待ってるんだ。
聞くと「寝坊した。」「寝坊して国広と一緒になるなんてついてないな」とか言うんだよ。
素直じゃない。
ある日まんばちゃんが痴漢に遭っちゃって、長義くんは痴漢の腕捻り上げて「この社会不適合者が
…っ」って人を目線で殺せそうな鋭さで睨むんだよ。(元刀の付喪神だから人間なんて目じゃない。)
痴漢は腰抜ける。
あ、全然関係なかったから言ってなかったけど前世は刀の付喪神設定です。
まんばちゃんも長義くんも部活があるし、それぞれ友達と一緒に帰るから、帰りはほとんど一緒じゃない。
だけど、結構夜遅かったりして、まんばちゃんがまだ帰ってないって気づくと、長義くんは友達に先帰らせて、待ってたりするんだよ。
一緒に帰る。
電車降りても付いてきて、聞くとコンビニで買い物があるから、とか、XXの家によって宿題の答え見せてもらう、とか理由つけておうちまで送るんだ。
そのままUターンしておうち帰ること、まんばちゃんは知ってる。
たまに送ってくれるから堀川くんには「付き合ってるの?」って聞かれたりする。
「つつつ付き合ってない!!///」ってまんばちゃんは答えるけど、堀川くんには二人の心情は筒抜け。
(かわいいなぁ
……(^∀^))って思いながら「今度来た時は夕食食べてってもらおっか」とか言ったりする。
ある日満員電車で長義くんがつらそうで、(そんなに今日は人が多いのかな
……?)って思ってたら長義くんが覆い被さってきて、まるでまんばちゃんに抱きついてるみたいな格好になる。
まんばちゃんがはこの体勢に動揺して慌てるんだけど、長義くんが息が荒くて、しかも力が抜けてるみたいで、あれ?ってなる。
額に手を当ててみたら熱くて「熱あるじゃないか!なんで来たんだ!」って言う。
慌てて電車から降りる。
駅のベンチに座らせるんだけど、あまりにつらそうで、座ってもいられないみたいだから、戻る電車待ちながら膝枕してあげる。
その時間帯、下りの電車は少なくて、十数分二人はそのまま過ごす。
まんばちゃんは電話で学校に連絡して、電車内で長義くんが気分が悪くなったみたいなので、おうちまで送ります、なので俺遅刻しますって伝えるんだ。
長義くんはそれ聞いて、お前だけでも学校行けって言うんだけど、まんばちゃんは放って置けないんだよ。
そもそも歩けなさそうだし、今まで助けてもらってたからその恩を返したいし、何より好きな人がつらそうにしてるの心配だから。
長義くんが家の最寄駅着いて「親に迎えに来てもらうからここまでで良い」って言うんだけど、まんばちゃんは長義くんの両親が共働きでおうちにいないこと知ってるんだ。
だから結局おうちまで送り届けるんだよ。
それでコンビニで簡単な物だけ買って長義くん家に置いて、自分は学校行くんだ。
長義くんの両親、夜までいないだろうから、まんばちゃんがお昼にLINEで「帰りに寄るが、何か欲しいものは?」って聞くんだ。
長義くんは「邪魔だから来るな」とか言ったりするんだけど、(移るからだよなぁ
……)ってまんばちゃんは思ってる。
でも長義くんの心情は違ってて、好きな子に弱った姿を見せたくないからなんだなー。
その日が終われば親がなんとかするだろうからまんばちゃんはでしゃばったりしないけど、親に知らせず一人なんだろうと思うとね。
まんばくん、おうち行って、やっぱりまだ両親が帰ってきてなくて、ドア押したら開くから不用心だなぁ
……って入っていって、コンビニで買ってきたお粥を温めて、長義くんの部屋に持ってくんだ。
「長義、起きてるか?」って入るとベッドで寝てて、可哀想だけど、薬飲まないといけないだろうからって起こすんだ。
で、長義くん目が覚めるんだけど、まだ意識が朦朧としてて、目の前にまんばちゃんがいるから、思わず長年秘めてた想いが抑えきれなくて、ちゅーしてしまうんだよ!
まんばちゃんは長義くんのこと好きだったけど、咄嗟のことで、べちーん!!って殴っちゃうんだ。
目が覚めた長義くんが半眼で、「何も起こすのに殴ることないだろ、病人だぞ俺は
……」ってぶーたれて、お粥食べるんだ。
まんばちゃんは「そ、それはお前が
……!」「俺が?」「
………何でもない。」って会話する。
長義くんは覚えてない。
まんばちゃんは「あのキスはなんだったんだ〜〜
……!」って悶々とする。
そして、たまたま燭台切光忠に会って、めっちゃ女の子扱いされる。エスコート。
(光忠さんって女性の扱いが上手いから、たくさんの人と付き合った事ありそうだなぁ)って思って、
(そういえば光忠さんは長義の叔父さんだったな??)って気づいて、
(遺伝で似るって言うし
…。もしかして、あれは長義が女慣れしてるということ
……!?)
という明後日の方向の結論に達する。
まんばの中で誰彼構わず女の子にチュッチュッする長義氏が爆誕する。
(うわー!長義は俺だけに優しいと思ってた!俺、バカじゃん!自惚れすぎじゃん!あの時もあの時もたまたま側にいた女の子が俺だったから優しくしただけで、他の子にもきっとやるんじゃん!それなのに俺は長義に惚れて
……単純すぎる
……!)
って思う。
告白とか、思い切らなくて良かった、ってまんばは思うんだよ。
長義くんは風邪が治って、またいつも通り登校するんだけど、まんばちゃんの様子が余所余所しいんだ。
朝の登校時間もズラす。遅くすると待ってるので、早めに行く。
それでも次の日には時間合わせてくるので、兄弟に自転車借りて投稿したりする。筋肉はある。💪
あまりに避けるので、ブチギレた長義くんに追い詰められる。
「国広💢俺の事避けてるよね?💢」って直球で聞かれる。
「避けてない!!たまたまだ!ちょっと用事があって朝早く出ないと行けなくて!」
「じゃあ明日は用事があるのかな?」
「エート、
……ある。」
「じゃあ俺もその用事に付き合おう。」
「ありません!すみません!!」
「じゃあ、理由を聞かせてもらおうかな。」
「う
……。」
そのまま黙り込むまんばちゃん。
長義は自分が風邪を引いた後からおかしくなったと気づいてる。
だからその間に何か自分の知らない事があったはずだと推測する。まんばがようやく口を開く。
「キス、されて
……」
長義は衝撃を受ける。
自分が休んでる間に悪い虫がまんばに付いたんだと思う。
まんばが避ける理由はよくわからないが、どうせ自分なんかが大人の階段一歩登って恥ずかしい、誰とも顔を合わせたくないとかそんなよくわからない理由だろうと推測する。
誰かがまんばに手を出したと思ってハラワタが煮えくりかえる。
「誰だ!!」ってすごい剣幕で聞かれる。
まんばは長義くんとのことを答えたのに、何が誰だ?と思って頭が「?」でいっぱいになる。
もしかして「どの女の子と間違えてキスしたんだったっけ?」ということを聞かれているのでは、と思い至る。
そんなの誰に間違われたのかは知らない💢と思いながら「俺の知らない奴だろ💢」と答える。
長義くんは内心ブチギレ。
「もし見かけたら教えろ💢」と言う。
まんばは(長義が他の子とキスしてるシーンに遭遇したら教えろってことか
…?)と思い、なんでそんなことを??と疑問に思いつつも、了承する。
次の日から長義くんはまんばくんにべったりつきまとう。
周り全員が敵。誰がまんばちゃんを襲ったのかギリギリと睨む。
まんばちゃんはチューした本人がそばに居続けるもんだからドギマギ。
目が合わせられなくて、(も、もう少し離れて欲しい
……)って思ってる。
距離は前と一緒だけど、チューして余計意識してしまって、まんばは沸騰寸前だったりする。
「やっぱり明日から別々で登校し
……」って言いかけると被せるように「またキスされるかもしれないんだぞ!?」って言われる。
まんば視点では「一緒に行くの断るならまたキスしちゃおうかな?」という脅しに聞こえる。
(ひぇぇ///)って真っ赤になって、プスンとエンストして固まってしまう。
長義くんは(思い出すと硬直してしまうほど怖かったのか
……)と思う。
「でも、長義の、彼女とか、は、よ、よかったのか
……?」ってまんばが言いにくそうに聞いてくる。
(彼女??)と思い、「俺に彼女なんていない。」とキッパリハッキリ言う。
まんばは(彼女ですらない!?セフレ
……!?)と複数の女性達を侍らせてる長義の姿を想像する。
(彼女がいるかどうか気にするなんて、もしや国広は俺の事を
…?)と思った長義くん。
まんばちゃんに「なりたいのか?」って聞く。
セフレのことで頭がいっぱいだったまんばちゃんは「(セフレに)なりたいのか?」だと思って顔を青ざめて「ムリダ
…!ゼッタイ
…!!俺はお前とそう言う関係になりたいわけじゃない
…!!」って可哀想なくらいgkbr怯える。
それを見て長義くんは(そんなに嫌がらなくても
…)とちょっと傷つく。
あと、長義くんは怪しげな男がいたらまんばちゃんのこと引き寄せて彼氏のフリするんだよ。
長義くんの視線は怪しげな男を睨む感じでb
まんばちゃんはいきなりの密着に「ぇぇぇ!!」ってなってどぎまぎしちゃうんだ。
そしてますます女たらし説を深める。
彩さんがそのシーンを描いてくださいました!
電車から降りた帰り道、一緒に行くのやめないかと長義くんに持ちかける。(最近帰りまで待ち伏せされてる。)
最近密着度が高い所為で、心臓がもたないし、長義くんにセフレがいることがわかったから、もう諦めたいと思ってる。
そんなこと長義くんが許すはずなくて、壁ドン(他所のお宅の塀)してなぜそんなことを言うのか問い詰める。
「まさか付き合ってる奴がいるのか。」
「おおお俺なんかと付き合うなんて物好きいるか!!」
「じゃあ好きな奴がいるのか。」
「え、あ、いやそれは、」
「いるんだな。」
「もう、どうでもいいだろ
……」
「?どうでもいいって?」
「諦めようと思ってるから、好きな奴がいようといなかろうと、どっちと思ってもいい。」
これはチャンスと思った長義くん。最近めっちゃ嫌がられた事も忘れて、まんばちゃんに言い寄る。
「俺はどうかな。」
「何が?」
「俺の事はどう思ってるって聞いてる💢さっきから鈍いな!」
「どう?うーん、見目は良い、頭もいい、スポーツ万能、」
うんうんと誇らしげな長義くん。
「自信家、何でも鼻に掛ける、人を見下す」
「ちょっと待て、本人の前で言うか??」
「あんたが言えって言ったんだろ」
「そうじゃなくて、俺が彼氏だとしたらどう思う?」
まんばは(セフレがいっぱいいる彼氏
……?)と考える。
嫉妬をたくさんしてしまうし、自分だけを見て欲しいから、セフレ付きはお断り。
それどころか過去の恋人すら嫉妬してしまう。
「
………嫌だな。」
ショックを受ける長義くん。
しかも嫌ってことは嫌われてる、と思う。(本当は逆なんだけど。)
そして絶対にまんばを事を落として見せると心に誓うのだった、長船の名にかけて!!
この後光忠叔父さんに「好きな子を落とすにはどうしたらいい?」って聞く。
本当は他人に聞くなんて屈辱だけど、もう手段は選んでられない。
まんばくんが知らない人にキスされて、しかも諦めるとは言ってるけど他に好きな人がいるなんて、いつ誰に奪われるかわからない。
もしかしたらその好きな人が急にまんばに惚れる可能性だってある。
だから早急に自分に惚れさせる必要がある。
長義くんはその伝授を受け、まんばは非常に気まずい状況に立たされることになる。
友人といる時以外はべったりな上、二人きりになると妙に優しいし、隙あらば迫ってくる。
自分のこと好きなのでは?って勘違いしそうなセリフをバンバン吐く。
まんばは諦めようと思ったのに、こんなに近くにいたら心が痛いとつらくなる。
肩を抱き寄せたり、手を繋いたり、壁ドンしたり、隙あらばやられる。
だからまんばは長義くんと二人きりになると体が固まるんだ。
硬直するまんばの腰を抱き寄せたりするんだよ。
まんばは数秒固まったのち、離せ!!って突き飛ばして逃げるんだ。
通学も普通に一緒に行く。
時間ずらそうとしたけど、家の前で長義くんが待ってる。
なんで長義はこんなことするんだ
……!って考えるけど、真意がわからない。
(もしや俺もセフレにしたい
……?)と考えて無理無理無理
……となる。
赤くなったり青くなったり。
ちなみに、長義くんが口説くたびに(好きでもない女にこーんな甘い言葉を吐けるなんて、やっぱりタラシだな
……。)って思われてる。悪循環。
ついにまんばちゃんは耐えきれなくなって、
「勘弁してくれ
……。お前のセフレにはなれない
……。」
と告げる。
「セフレ??」
と長義くんは目が点。何の話か問い詰めると長義くんにたくさんセフレがいる話をされる。
「だって、キスしたのが、誰なのかわからないくらい、いっぱいいるんだろ
……?」
身に覚えがない。
誰から聞いた??って聞いても「長義から
…」と答えるため、(もしや俺の偽物が、俺になりすまし国広に誤解を与えた
……?)とかいう発想になる。
(誰かが俺の恋路を邪魔している
……)と感じた長義くんはとりあえずまんばちゃんの誤解を解こうと言葉を尽くす。まんばちゃんは一応納得してくれたが、最後に「だけどあんたのセフレにはなれないから、もうこういうことはしないでほしい。」と言われ、全然わかってない
……!と脱力する。
「セフレじゃなくて彼女になってほしい
…」
と告げると、まんばはきょとんとした顔で
「え?ええ??彼女?でも他にも
…」
とか混乱してる。だから長義くんは
「俺はセフレを作ったことも彼女がいたこともない。国広のことが好きだから、どうか俺と付き合ってほしい。」
と言う。
長義くん視点ではまんばちゃんに嫌われてると思ってるから、断られるの覚悟で告白する。
でも嫌われてたのはきっとセフレがいると勘違いされてたのが原因だろうから、これから少しずつ好いていってくれればいいなという。
しかもまんばちゃんの性格は単純なので、好きって言ったら好きになってくれそうだなという目論見もある。
まんばちゃんは真っ赤で、「れ、歴代の彼女も、いないのか
……?」って聞く。
いないと答えると「ひゃぁぁぁ
……」という謎の奇声とともにしゃがみこんでしまう。
(→ここで分岐があります。前世もの。2ページ目へ)
「聞きたいんだが
…か、彼女もセフレもいないって
…あの時のキスは、誰かと勘違いしたんじゃないのか
…?」
「あの時?」
まったく記憶にない。だからもしかして自分の偽物がキスしてたのか?と思うとまんばが続けて
「長義が熱でダウンして、帰りに寄った時に、あの
…」
長義は思い出してきて
(そういえば夢で国広が出てきてイチャイチャしたなぁ。現実ではできないことをしたくてキスしたような
…?)
って思って漸く点と点が繋がる。
「も、もしかして俺が寝起きでお前を襲ったのか
…?しかも病み上がり後にお前の様子がおかしかったのはそれのせい
…?」
って聞いて頷かれる。
「はあぁぁぁぁ」って手で顔を覆って項垂れるが、自業自得。
長義くんは気を取り直してまんばちゃんに
「とにかく俺はお前のこと諦めないから。お前が振り向いてくれるまで待つから。」
って伝える。
まんばくんは涙目で首を振る。
(待っても無駄だってほど望みがないってことか
…!!)
ってちょっとショックを受けるものの、まんばが
「待つ必要はない
…。俺も長義のことが好きだから
…!」
と告白し、高校生ちょぎくには幸せになりました。
めでたしめでたし。
次ページはお遊びで書いたもの。分岐。
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