【探索者『一条 綱』について】
先にHO1の内容を。
[HO1]
「あなたはとても美しい自殺志願者である。」
■APP18の美しい容姿である
■性別は男女どちらでも構わない
■年齢は20歳以上である
■都内在住
■探索者は自殺したいと思うほど、この世にとても絶望を感じ、追い詰められている。必ずそういった設定を付けるようにしてください。
死に場所や死に方を日々模索しており、その為手首や首元、身体のあちらこちらに自傷行為の痕がある。
■セッション開始は日常後、見知らぬ砂浜で目を覚まします。
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難しい、、、
悩んだ末、今回の探索者は
「なにも分からなくなっちゃった子」
にしようと思いました。
このセッションで生きる意味が分かれなかったら
海に沈もうとも思ってました。
結果としては、見事に生きる標を見つけてくれたみたいで良かったです。
[キャラシ]
一条 綱(いちじょう つな)
28歳 男 フリーター(元精神科医)
身長170 体重59
出身 東京
髪の色 ブラウンベージュ
瞳の色 灰色 肌の色 色白
STR11 CON8 POW12 DEX11
APP18 SIZ14 INT11 EDU18
HP11 MP12
SAN60 IDE55
幸運60 知識90
回避 42
こぶし(パンチ) 70
聞き耳 70
精神分析 80
図書館 60
目星 60
信用 35
説得 70
医学 70
心理学 70
薬学 32
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一条 綱(いちじょう つな)
28歳、元精神科医のフリーター。
容姿端麗、勉学もでき、家柄も良い。
先月、勤めていた精神病棟を逃げるように退職した。
再就職する気はない。
生きる気も、ない。
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●現在
死んで楽になりたいと思い、死に方や死に場所を模索している。
いつからだったか、死ぬときは星が綺麗な所がいいと思うようになった。
薬を大量に飲んでも、手や首元に痛々しい傷を付けても、死ぬまではいけなかった。死ぬのって大変だ。
●過去
【家庭】
名門一条家の三男。
一条家は医療系の名門であり、家族は大抵医療関係の職についている。
嫁入り前の女性は家に上げてはいけないという家訓があるが、それ以外はそこまで厳しいことはない。
父は医療界の重鎮。
二人の兄と一人の姉も、医療関係で大きな成果を収めている。
家族構成は「祖父、祖母、父、母、兄、姉、兄、妹、弟」の10人。
お手伝いさんも多い。
弟は勉強が苦手そうなので、少し心配。
家は、就職する際に出ているので、縁は切っていないものの交流はない。
病院を退職する際に一度家に帰った。責められることはなかった。
その時会った、弟と妹の不安げな顔が印象に残っている。
【精神科医】
昔から、将来は医者になるのだと自然に思っていた。
だから、特にこの職に就いたことに不満などはない。むしろ、自分にできることをするのは正しいと思っているし、自分が誰かのためになれることが嬉しいとすら思っていた。
兄や姉がかなりの成果を上げていたので、成果を出す必要はなかった。
人の命を救うことに生きがいを感じていた綱には、精神科医は天職に思えた。
「救われました。」
「生きたいと思いました。」
「ありがとう、一条先生。」
その言葉を聞けることが嬉しかった。
あの時は、本当にうれしかったんだ。
【心労】
精神病棟に来る人は、いろいろな人がいた。
話を聞いてくれない人や、話ができない人もいた。
見えない誰かと話す人、見えない何かにおびえる人もいた。
中には、自傷行為をしてしまう人もいた。
そして、亡くなってしまう人もいた。
彼らの顔が、苦しみ、悶えて、見えない何かに恐怖しながら、死んでいった人々の顔が、忘れられない。
「こわい、こわいよ...」
「ゆるして、ゆるして...」
「いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ...」
ごめん、助けられなくて、ごめん、ごめん。
「たすけて、せんせい...」
僕は、無力だ。
【最後の患者】
そのころには、段々食事ができなくなっていた。
自分でも分かっていた。
僕は参っていたんだ。僕も、殆ど患者さん達と同じだった。
「こんにちは、せんせい。」
その子は幼い女の子だった。
たくさん話をした。その子は話が好きだった。
彼女は親に虐待され、学校ではいじめられていた。
唯一優しかった叔母は、先月他界したらしい。
「せんせいとはなすとね、おばあちゃんをおもいだしてしあわせになるの。」
「ありがとう、せんせい。」
ある日、その子にお願いされた。
「せんせい、おねがいがあるの。」
「わたし、しにたいの。」
「しんだら、おばあちゃんにあえるの。」
「わたしにやさしくしてくれたおばあちゃんに、あえるの。」
「おねがいせんせい。」
「せんせい、たすけて。」
いつも考えていた、
どうして彼らは、あんな風に死ななくてはいけなかったのだろう。
どうしたら、彼らを助けられたのだろう。
いや、ほんとは分かっていた。
僕は、無力なんだ。
誰かを助けることなんて、できなかったんだ。
神様みたいなこと、僕に出来るわけなかった。
僕は、神様なんかじゃないんだから。
そもそも助けるって何なんだろう。
苦しくて、藻掻かないといけなくて、何かに怯えないといけないなんて。
生きるのなんて、良いことなんだろうか。
生きさせることは、助けることなんだろうか。
もう、分からなくなってしまった。
「いいよ。今日、屋上の鍵を閉め忘れておくよ。」
「それが、君の幸せなんだよね。」
「うん。そうだよ。」
「せんせい、ありがとう。」
「たすけてくれて、ありがとう。いちじょうせんせい。」
その日のうちに、僕は病院を辞めた。
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生きる意味って、何だろう。
生きることって、そんなにいいことかな。
でも、もういいよ。
生きたい人が生きたらいいよ。
僕は、もういいよ。
本当は救いたかった、力になりたかった、助けたかった。
神様みたいなことがしたかった。
でも、僕は無力だった。
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「戻ってきてほしくてもさ、どんなに棺に縋っても、戻ってきてはくれないんだ。」
「そんな、鬼じゃあるまいし。」
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ここまでがキャラシの内容です。
重いねぇ、、、
訳が分からなくなっちゃって、疲れちゃって、絶望してる感じが出せてたらいいな、と思います。
恵まれた容姿、恵まれた家柄、恵まれた才能
それらを持っていたとしても
揺らいでしまう弱さを持った人間。
それが綱です。
その弱さがあったから、救われた人もきっといたけど、
それも見えなくなって、
決定打として、してはいけないこと、
人の死を手伝うことをしてしまいました。
彼女が救われたかどうかは誰にも分からないけど、
綱は死んで欲しいなんて思わないから、
自分のしたことはずっと許せないだろうな。
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[イメージソング]
分かった方も多いかもしれません。
綱のイメージソングは
カンザキイオリ feat. 初音ミク 『君の神様になりたい。』
です。
この曲に決めたのは、
この曲の概要欄を見たからです。
綱っぽいな~、、と思いました。
綱の言葉では、詩では、歌では。
誰かを救うことは出来ませんでした。
「僕は無力だ。僕は無力だ。僕は神様にはなれなかった。
僕は無力だ。僕は無力だ。無力な歌で、君を救いたいけど、
救いたいけど。」
セッションを通して、
二人のイメージソングもできたので
載せておこうと思います。
MIMI feat.初音ミク『マシュマリー』
「水面だって見えないや
見えない明日が笑うだけ
傾いた向こうで
君に出会うまで
後悔の昨日を映させて
映させてと零すだけ
倒れこむ空の底
見えた明日は綺麗で...
逆らってゆくの!
数秒前を抱きしめて
抱きしめて忘れないで
廻り出した星の空涙さえ
きっと笑えるさ夜が明ける前に」
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[モチーフ]
綱のモチーフは
「一条戻橋」
戻橋は、京都にある橋です。
綱という名前は
この橋に関係する伝承に出てくる「渡辺綱(源綱)」と
この橋の近くにいた遊女の「綱」から取っています。
渡辺綱の先祖は『源氏物語』の主人公「光源氏」のモデルであるという説があり
渡辺綱も美男子として有名だったそうです。
遊女の綱さんも美形の方だったみたいですね。
一条戻橋には、いろいろ面白い伝承があって、
死んだ父が一時だけ生き返って親子の再会が果たせた、とか
頼まれて馬に乗せてあげた美しい女性が本当は鬼で殺されかけた、とか
安倍晴明が妻が怖がるので式神をこの橋のしたに置いていた、とか
いろいろあります。
お家の設定とか、いろいろ取ってきてるので
気になったらWikiとか見てみてくださるともっと分かると思います。
1つの、一条の光すら見えなくなった子。
死んでしまったみんなに会いたい、戻ってきて欲しいという思いを抱えた子。
橋のように、渡れないような場所を渡れるようにすることがしたかった子。
これから、出来なかったことが出来るようになったらいいな。
自分なりにでも、幸せを見つけて生きてくれると良いな。
と思います。
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「きっと忘れないよ。この海が枯れても、きっと。」
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