こもれび狂言会
野村万作・萬斎 狂言の世界
タクトホームこもれびGRAFAREホール
(保谷こもれびホール)
2024年11月15日(金) 18:30開演
解説 高野和憲
狂言「貰聟」
舅:野村万作
夫:深田博治
妻:飯田 豪
後見:高野和憲
狂言「魚説法」
新発意:内藤 連
施主:岡 聡史
後見:飯田豪
狂言「咲嘩」
太郎冠者:野村萬斎
主:中村修一
咲嘩:石田幸雄
後見:月崎晴夫
*・*・*
先日に引き続き、今回も高野さんの解説。
先日はカラスとスズメの親子ネタをやってたけど、今回は、ねづっちのうなぎ松竹梅のネタでした(笑)
貰聟
初見。ホームドラマのような展開が待っているとの解説で、まず夫が酔っぱらいながら登場するという、ちょっと変わった出だしの狂言。
夫の酒乱に呆れ、売り言葉に買い言葉で、こうなったら本気で離婚よ!と実家に戻る妻。自分の父親(舅)にも父娘の縁を切ってでも戻りたくないというので、舅は妻を隠し、正気に戻って妻を取り戻しにやって来た夫をやり過ごそうとするのだが
…。
裏で隠れて話を聞いていた妻が、母を恋しがる子供の話を聞いた瞬間、顔色が変わり、気付けば舅が、妻を返して欲しいという夫と、もう許してあげてと言う妻との板挟みに合っていた😂
そして、舅が帰ろうとする妻を引き止めると、夫婦揃って舅を突き飛ばし、仲睦まじく家に帰っていくのであった😂
ということで、なんだかんだ言っても、どこまでもケンカするほど仲良しな夫婦の話でした🤣
まさか万作さんがあんな目に遭っちゃうなんて、「もう来年から祭りに誘わないからな!(意訳)」と捨て台詞を履いて退場する舅が可愛らしく感じました🤣
何度もこんなことを繰り返してる夫婦の様ですので、この夫にしてこの妻ありといったところでしょうか。
普段は良い人なのに、お酒を呑むと駄目になる人はリアルにも居ますけど、夫の酔ってる時と素面の時の差は明確だったので、素面の時のキャラクターと深田さんの持ち味が合っており、あーホントにお酒呑んだ時だけ駄目な人なんだなーってのが伝わってきました。酔うと気が大きくなっちゃうんでしょーね😅
魚説法
堂を建立した施主が、堂供養を頼もうと寺を訪ねるが、住持が留守のため、留守番の新発意に説法をお願いする。が、実は新発意は一度も説法をしたことがない。浜辺で育った新発意は、知っている魚の名前を連ねてごまかすことにするのだが
…。
昨年の熱海で一度観ましたが、何度聴いても、やはりあんなに上手い具合に魚の名前を当てはめてるのは感心してしまいます。
ただ、バレて怒られても最後まで魚が抜けない新発意は笑えます(それだけ浜辺育ちに愛着があったのかも)😂
てか、なんであんなに、めげずに帰っていけるんだろう(むしろ施主を煽ってる?😂)
咲嘩
主から都に住む伯父を連れてこいと命じられた太郎冠者だったが、伯父のことを知らなかったために騙されて見乞の咲嘩(みごいのさっか)という詐欺師を連れ帰ってしまう。
主は穏便な方法で咲嘩を帰そうとするのだが、太郎冠者が粗相をしまくり
…という話。『口真似』の類似狂言。
何度か観ていますが、萬斎さんのシテで観るのは3度目。
前回(夜桜能)の時の感想⬇️
https://privatter.me/page/660df3360d0d2
今回も笑った笑った!🤣
会場もこの日一番の大ウケでした。
この日の肩衣は季節に合わせたのか、イチョウ柄。あとブルーの袴がいつもより丈が短く感じたのは気のせいかしら?なんだか、子供っぽく見えて、かえってそれが太郎冠者の粗相ぶりを際立たせてた気がします😂
てか、咲嘩の肩を叩く時、キレイな三日月を描くようにスイングしてたので、気合い入ってるなァと思いました。表情の作り方も、間の取り方も、一段と磨きがかかってて、流石、野村萬斎!と思いました😉
主人役の中村さんも凄く良かったです!
太郎冠者を影から見守ってる(てか見張ってる?w)時の、🙂→🥺→😩と、表情が変わっていくのサイコーでした!🤣👍✨
お目々パチパチさせてる中村さん、可愛かったー🥰
主人の思惑を全て無に帰す言動をする太郎冠者には、毎回笑ってしまうんですが😂、万作さんが演ると純真さがあるので天然なのかな?って雰囲気なのですが、萬斎さんが演ると、自分を騙した咲嘩や、口煩い主人への八つ当たりなのか、明確な意思を持って動いてるようにみえて、余計に可笑しくて笑えます🤣
とにかく「咲嘩」に出てくる太郎冠者は、凄くブッ飛んでて好きですねー!期待を裏切らない演目です🤣
過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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