Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
Hizuki
2016-02-11 23:57:44
2859文字
Public
FF14
Clear cache
キャンプ・ドラゴンヘッドの事件簿
【FF14】オル光。雪の家の頃、ドラゴンヘッドでちょっとした事件が起きた話。
1
2
いつもオルシュファンがいる館に他の人の姿はなく二人きり。
ドラゴンヘッドを少し離れていて普段の食事の時間に間に合わなかったため、遅めの夕食を取りながら彼の話に耳を傾けた。
「夜中に変な音を聞いた、ということはないか?」
「変な音?」
そういえば、と前置きをしてオルシュファンが私に尋ねる。
何でもここ数日夜中にトントン、と何かを叩いている音が聞こえたとか。
「うーん、覚えがないなぁ
…
」
自分の記憶を辿ってみるも、聞こえた覚えはない。
敵を察知するのに音も重要な役割を果たす。
自分で言うのも何だけど、きっと耳はいい方だと自負している。
それで聞こえないとなると、余程小さな音かあるいは。
「
…
幽霊?」
「心霊現象ならばまだ構わないが、不届き者の可能性も捨てきれない」
このドラゴンヘッドでそんなことをするような人がいるとは思えない。
そもそもドラゴン族を警戒しているこの場所に入り込んでどうこうしようだなんて。
「どんなことでもいい、何か気づいたことがあったら教えてくれ」
「もちろん。何なら見張りに出ようか?」
「客人にそんなことをさせる訳にはいかないだろう。それにお前は私にとって大切な人だからな」
オルシュファンの大きな手が私の髪をくしゃりと乱す。
崩された髪を整えながら彼を見ると、ふっと心が温かくなる。
「ところでその傷はどうしたんだ」
「えっ!」
目敏く見つけられたそれに、ドキリと心が跳ねた。
「昨日より増えているのではないか?」
「増えてない増えてない!」
触れられそうになった手を慌てて背中に隠す。
実際指摘通り、数ヶ所昨日より増えている。
オルシュファンに隠し事はしたくないけれど、今回だけは隠し通したかった。
「ふむ
…
まぁそういうことにしておこう」
納得はしていない、そんな様子の彼に理由を知られる訳にはいかない。
心配されるというのが分かっているからこそ、気づかれてしまったことが辛い。
「ごめん
…
さ、部屋に戻るね」
「あぁ、おやすみ」
自分に原因があるのにそれを追及することもなく、いつもと同じように見送ってくれたオルシュファンに小さく謝り、食器を持って館を出た。
この傷の理由を彼に知られる訳にはいかない。
そう、今はまだ。
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内