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井見
2022-08-03 19:12:21
2293文字
Public
その他二次
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無題
Omoriやったときの文章です オモリとサニーの関係が好きというはなしです
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あなたがいる。
僕はじっとあなたを見る。あなたは僕を見ない。
黒いニャーゴはあなたの腕の中にいる。ニャーゴはあなたを見ている。あなたは目を閉じている。
僕はノートパソコンを付けた。同じ四角が並んでいる。最初の日付は知らない。今日の日付も知らない。昨日の次の日が今日だった。
今日はケルがこぼしたジュースをヒロと二人で拭いた。うまくいった。
そうだ。こぼれたジュースはティッシュで拭く。僕は隅に置かれたティッシュを一枚取り出して、あなたの目元に近づけてみる。ジュースはティッシュにちょっとずつ吸われていく。やわらかい端から中へ、染み込んでいく。
すぐに吸えなくなった。重たくなったティッシュを畳んで、ポケットに入れる。その間に、ジュースがあなたの顔をつたって、白い床にぽたりと落ちた。
僕は座って、あなたを見つめる。
真っ白な部屋は、あなただけに色をつけている。
忘れていた、もう一つだけ色がある。黒いクレヨンと赤いクレヨンが僕のポケットの中にある。僕はスケッチブックを開いて、新しい絵を描きながら、ときどきあなたを見つめる。
あなたは僕を見ない。
そしてあなたは溶けていく。
部屋のどこかに、硬い何かの落ちる音がする。ニャーゴは音の方向ではなく、僕を見上げた。僕は立ち上がって、落ちたものを拾う。
真新しくてピカピカの、鏡のような刃先には、あなたの顔が映っている。
白い扉が、あなたを待っている。
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