プロローグ
むかし、むかし。
人間とモンスターは仲良く暮らしていました。
しかしある時、人間はモンスターの魔法に興味をもち、彼らのチカラを欲し、恐れ、滅ぼそうと戦争を仕掛けました。
圧倒的な人間たちの数に、モンスターは次々と塵となり、残されたのは国一番の頭脳と魔力を持った博士と王だけとなりました。
ふたりはなんとか人間たちの追撃を逃れ、地下へと隠れました。
あとは滅びを待つのみでした。
そんなある日、博士が気まぐれに2体のモンスターのような魔法道具を作りました。
彼らには意思があり、命令などしなくてもある程度は普通のモンスターと同じような動きができます。
王はその「偽物の国民」に大変喜びました。
彼の笑顔を取り戻せたことに喜んだ博士は寝る間も惜しみ、さらにたくさんの「国民」を作りました。
戦争から随分長い時が経った20××年。
地下は、かつての地上時代に負けないほど、活気あふれる平和な国となりました。
さぁさぁ、こちらへいらっしゃい。
永遠に終わらない「人形劇」のはじまり、はじまり。
―― どうかこの声が聞こえたなら、この糸を断ち切っておくれ。狂気に満ちた舞台を終わらせておくれ。
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