見たよ、不揃いなサンカク

2023/11/15時点の作文

◯率直な感想

壁にぶち当たる天峰秀、うめえ〜〜〜〜!!!!!(最悪)
いやぁ傲慢と怠惰は悩める青少年の華ですわ……たいへん体に良いシナリオでした。こういうのが欲しかったんだァ!
※この時点で嫌な予感がした方は読むのをやめてください

ま〜どこの誰とも知らん奴が書いたネット記事に感情を揺さぶられる展開は流石に好むところではありませんが、この尺に収めるにはあれくらい透明な存在の方が流しやすいしな〜という感じ。

賛否ありそうな想楽くんの口撃力高すぎ問題についても、わたし個人としては想楽くんなりにクラファにとっての『大人』を……それも、あの子たちから「ムカつく!」を引き出すための『ちょっと嫌な大人』を演じてくれたのかな、と解釈しているので肯定寄り。北村想楽は反骨の人(個人的解釈)。

Legendersの話の方で何があったのか、アフターフォローが万全なのかを未読ゆえ知らないのでなんとも言い難いですが、彼の棘をあの子達のために使ってくれて感謝しています。個人的MVP。
……あと18話のアルティメット百々秀フィーバータイムを設けてくれたことにも感謝して(ry

総じて、「クラファの抱える問題点の洗い出し」と「個々の事情や感情の共有(一部)」がなされた読み応えのあるシナリオでした。3000円弱は高いと思うけどな!

以下は細かいところを自己解釈マシマシで色々。


◯C.FIRSTの脆さの話

かねてより思っていたことではあるんですけど。
C.FIRST、脆〜〜〜〜〜い!!!!俺は心配だよ英雄!!!!!!!(早々に英雄さんに助けを求めるオタク)

なんでこんなに脆くてコミュニケーションがいちいちノーガード──自分からふっかけておいて相手の反応見て「あっ……」ってなりがち──なのかって、お互いの認識に問題があるからだと思います。

皆表面しか見せたくないし、見てない。
三人ともお互いの能力や仕事ぶりを信頼していると言っているけど、あれはたぶん信用であって信頼じゃないでしょう。

皆表面を取り繕って成果を出すことには長けていて──長けすぎていて、それまでの過程とか努力・内心の動きなんかを外に見せないし。欲している仲間の形も「理解者」じゃなくて「並び立ってくれる存在」、スペックが足りてればオッケーだと思ってる。
自分の中身は見せたくないくせに、他二人がもし自分に全てを預けて助けを求めてきたら全力で助けるとか思ってる。傲慢だ、とってもかわいいね♡(性癖の歪み)

玄武くんが言っていた「魂の熱がわからねぇ相手に自分の運命は委ねられねぇ」ってのがマジで真理で、表面しか分からねぇ相手に誰が中身を預けられるんだって話。鋳造された「他人に自信を持って出せる形」だけ見せあって、それを鋳込む時の温度をお互いに知らない状態。熱くてどろどろした内側のものを他人に見せたくないってのは分かるけど、自分の見せたい形だけ見せてやっていけるほど甘くないぞ!

例えば、わたしが担当する天峰を取り上げてみますが。

天峰は確かに自他ともに認める天才ですけど、緊張はするし不安だって抱えていますよね。だから準備はしっかりやったり、右足から靴を履くルーティーンなんかも持っているわけでしょう。モノローグを読める外野の視点では「特別だけど、普通の男の子でもあるんだ」と思える。

でも実際に傍にいる人からはそういうのが見えなくて、天峰がそれなりに頑張ってプロデュースした「なんでも卒なくこなせる天才の天峰秀」をそのまんま受け取るしかない。それは天峰の望むところかもしれないけど、周りの人間ってやっぱり「完璧な天才」は受け入れられないんですよ。

綻びがあると安心するし、好きだなって思う。自分が霞んで見えるような光には近くにいてほしくないと思ってしまう。そういうのは受け手の傲慢と言えばそれまでなんですが……天峰がまた失いたくない、居なくなって欲しくないと思うなら、奴はもっと弱さを受け入れる必要があるんじゃないですかネ。自分の弱さも、他人の弱さも。

……まあそれがなかなか難しい問題ではありますけど!!天峰は……なまじ自分が天才であることを信じることによってバフかけてるところがあると思うんで……一見鼻につく天才の自称もまた奴が自分にかけているおまじないというか……(ろくろを回す)(これは本当に個人的な解釈です)


と、まあそのような感じで。クラファの三人は「こういう人でありたい!」という理想がとにかく高い!その上相手にはそれ「だけ」を見せようとするもんだから上手く他者とぶつかり合えないんだろうな、と。「こいつはこういうやつなんだな」と相手が柔らかく解釈する余地がないんですわ。

せっかく相手が「こうかな!?」って考えてくれた像だって、隠している重た〜い部分がふと見えた瞬間に「なんか思ったのと全然違うが!?」ってびっくりしちゃって、本当のこの人って何?って振り出しに戻っちゃう。

この辺について、315プロには「相手がどう見てるかなんて知らねぇ俺は俺だ」ルートで突破してる人もいるし、相手の目に映る自分の姿のセルフプロデュースが最強に上手い子もいて千差万別ですよね。例えば(ここから始まる牙崎漣と伊瀬谷四季の話が飲み込まれた空白)


そしてLegendersはどうなのかっていうと。

続けて玄武くんの言葉を借りるなら、彼らは「互いの魂の熱を知っている」わけですよね。ここにはレジェがオーディションという戦いの場で鎬を削り合ったという経緯もあるのかもしれないですが、今回強く感じたのは彼らが「大人」だから、ということ。経験値の差です。

Legenders、自分の持っている熱の見せ方がすごく上手い。

自分から「俺はこんなに熱い想いを持っているぜ!!!!」と、積極的に見せていくわけではない。三人の中では一際パッションに溢れたクリスさんだって、海への愛を他人に押し付けすぎるようなことはしない。

でも行動やパフォーマンスには自然と魂の熱が乗っているし、相手がそれを受け取ってくれた時に「そう見えたなら、そうかもしれない」と微笑んでみせる余裕がある。個人主義ではあるけれど、相手の目に映る自分の像は相手のものだと知っている。

想楽くんの悩みも、自分を見つめる瞳のことをちゃんと尊重しているからこそ生まれたものかなって思うし……(これ以上は担当外かつ『自分の見え方』未読了の身ゆえ自重)

ともかく、今回の話は初めに2ユニットで話し合っていた通り、Legendersは大人っぽくてC.FIRSTは若いネ!という部分がバチバチに強調されてたかな〜と思っています。その大人と子供の端境にいる想楽くんがああいう立ち回りになったのも面白いなあと思いつつ。

不勉強な身ではありますが、Legenders、大好きです。格好いいぜ。


一旦まとめ。
C.FIRSTはあの子らが思ってるよりずっと自分のこと大事にしてるし、相対的に他人のことは大事に出来てないと思う!だから上手に支え合えてなくて脆い!

せっかく出会えたユニットメンバーなんだから、その強固な「自分」と「他人」の境界線の上に二人を乗せて……一緒に頑張ったり時には失敗したりする中で、いつか綺麗なサンカクに、なれないですかね。どうでしょう。次の供給はCIRCLE OF DELIGHTの事前ストーリーですか。どうなることやら。どうなることやら……