けーだい
2024-07-10 01:09:12
1136文字
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手指・足指

初出24/4/14 匂わせたい人生だった


足指


高く上げさせた脚の先、小さな指が力んで丸まっている。
堪えるように足を握り締めているものだから、裏側しか見えないはずの俺にもその爪がよく見えた。
親指に、つるりとした丸く形のいい薄紅色が、飴細工のようにちょんと乗っているのがかわいい。
その下のふっくらとした指先はすっかり赤く色付いていて、まるでイチゴみたいだった。おいしそうで、食べてみたいと思った時にはもう舌をのばしていた。
口に含んで指の腹を舐ると、悲鳴を上げて締め付けてくる。お気に召したのならよかった。嬉しくて、爪の表面を撫でたり、指の間を擽ったり、もっとあれこれ試したくなる。
指を可愛がれば可愛がるほど彼女は甘く蕩けていった。腰をくねらせながら悦びを教えてくれるから、俺も夢中になってしまう。
舐めて、啜って、それでも物足りなくて舌を絡める。やがて「もう嫌」という拒絶が聞こえて、ようやく解放した。
零れた唾液が足の裏をつたって、てらてらと光っている。さすがに行儀が悪かったな、と半分泣いているような彼女の顔を眺めながら、足を濡らす唾液を舐め取った。