よつもり
2024-06-16 22:06:06
603文字
Public 映画・本のはなし
 

映画『キッズ・リターン 再会の時』 批評

2024年6月16日に鑑賞しました。

北野武監督作品『キッズ・リターン』が原案となっている作品。
『キッズ・リターン』の感想はこちら⇒https://privatter.me/page/665bc9a987cb3

色々と「う〜ん」が多かった作品ですが、一つだけ指摘するならこの点かなあと。

この作品は北野武監督の『キッズ・リターン』を原案としながら、
マーちゃんやシンジの性格がかなり違うし、
彼らの境遇は『キッズ・リターン』ともまた違うルートを辿っている様子。
北野武の『キッズ・リターン』の続編とは言うものの、
どちらかといえばパラレル的なストーリーのように思います。

ここまでキャラクターの性格や、境遇を変更するのであれば、
この映画がやらなければいけなかったことは、
この映画としての、マーちゃんとシンジの高校時代を描くことだったんじゃないかと。

『再会の時』の物語の大前提として、マーちゃんとシンジは昔からの親友で、お互いを励まし合う仲、というのであれば、
その仲になったエピソードや根拠が過去にあったということを描かなければいけなかった。

その部分の説明を、北野武の『キッズ・リターン』に依存しながら、
北野武の『キッズ・リターン』とは違うことをやろうとしているので、
その部分でキャラクターやストーリーに矛盾が出てしまっているように見えてしまう。

というわけで、本来はこの物語として描かなければいけない部分、一番核心である部分を、
「北野版を知っているよね。ならこの二人もそういうものだと思ってね」という風に丸投げしているので、
それは、ちょっとよくないかなあと、思いました。

おしまい。