ぎん
2024-06-13 14:47:19
1689文字
Public ザクギン
 

バレンティオンは遅れても大丈夫…?

ザクギンバレンティオンネタ 



最近はチョコに果物やお菓子をディップして食べるのが流行りだというのを小耳にした。その食べ方もいいなと思って、ウキウキで3日前には材料を買い揃えた。
自身がかなりの甘党であることを自覚しているギンは、バレンティオンにアイザックに何を渡すのかずっと決められずに居たら翌日になっていた。
チョコレートの材料は買ってあるし、昨年見たく何かを……いや昨年は寝てしまいなんにも渡してないことに気がついた。
いやでもアイザックは甘いものが苦手で俺が食べてるのをいつも見るだけだったしチョコを今更やるのも変な気もすると、キッチンで材料と睨めっこをしていたら、後ろから歯磨きしているアイザックに「なにしてんの?」と話しかけられた。

「ザックにあげるヴァレンティオンどうしようかなって」
「へー、チョコにするの?」
「でもザック甘いもの苦手じゃん」
「俺、ギンから貰えるならなんでも嬉しいけど」
「だから2人で楽しめて、チョコの量を調節できる付けて食べる方法ならザックも

とナチュラルに会話を進めてアレ今俺誰と会話してるんだ?と顔を斜め上にあげれば、そこには恋人であるアイザックが顔を覗かせている。
目を見開き、尻尾と耳が驚きのあまり毛も逆立つくらいに、ピンと立つ。

お前、俺と会話してたのに気がつかなかったな?」
めっちゃナチュラルに会話してた」

ニヤニヤと笑みを浮かべるアイザックにギンは眉間に皺を寄せつつも、少しばかりため息を着いて、チョコレートを突き出した

せっかくだから一緒にチョコレート溶かしてつけて食べよう」

そう言ってアイザックと一緒にお菓子を作り、溶かしたチョコレートを果物やマシュマロにつけて食べる。冷やし固めなくても案外美味しいもので、ギンは嬉しそうにお菓子を口に入れた。

「美味しい〜俺これなら何個でも食える」
「よかったじゃん。バレンティオンは昨日だけどな」
う、だって何あげようか考えてたら一日過ぎてたんだもん
「だから毎回ギンから貰えるものならなんでも嬉しいって言ってるだろ?」
「それでも悩むだろ〜!?」

ほぼ大方ギンが食べてしまったが、まだ溶けたチョコレートが余っているのに気がつき、イタズラがてら2本の指で掬ってアイザックに突き出す。

「はい、バレンティオン」
あのなぁ」

腕をぐっと掴まれて、抱き寄せられる。ゆっくりアイザックの口に、ギンの指が入っていく。舌で絡め取られ、ゆっくりとチョコレートを舐め取られる感覚にゾクっと身を震わせる。
ちゅ、ちゅぷと卑猥な音をわざとらしくたてるアイザックはギンの顔を見て、顔を赤らめ身を震わしてることに気分が良くなり、余計にねちっこく指を舐める。
綺麗にチョコレートを舐めとれば、ギンは惚けた顔でこちらをみており、アイザックもギンの行動を真似て指を余ったチョコレートに入れて掬い、ギンの口に指を入れる。
ギンもゆっくりとチョコを味わうようにちゅ、ちゅっと音を立てて舐める。高揚した顔でギンの顔を見やれば、ギンはうっとりとした顔でアイザックの顔をみる。
指を抜き、ギンの頭を抱えて深いキスをする。
口の中に広がるチョコレートの味は甘く、それによる多幸感と、どこかどろりと媚薬のようなものが脳内をじわじわと犯す。
唇を離せば名残惜しいのか、銀色の糸が名残惜しく引いている。

「は、おい、しザック
これからもっと美味しいものやるからな」

ギンのへそ周りを撫で回せば、ギンは身体を震わせアイザックに縋るように身体を預ける。

うん、ザックのちょうだい」

きっとこれは、チョコレートのせい。恋人に甘えたくなるのも、全部この時間が幸せに思うから。
アイザックのお腹に、自分の下半身を擦り付けてこれから行われる行為に期待をする。

「ザック、好き。これからもずっと好き」

そう言ってまた、お互い唇を重ねる。チョコレートにも負けないぐらい、ドロドロに溶けた甘い時間を過ごすのだ。