ぎん
2024-06-13 14:43:43
905文字
Public ザクギン
 

貴方の匂いは安眠剤

ザクギン 年下の甘えっていいよね



ギンはよく、徹夜で物事を進めたり理解しようとしたりする。今回の理由は『錬金の面白い配合の仕方を教えてもらったたから夜な夜な実験をしていた』らしく、今日でもう3徹目になるらしい。
普段一緒に居る時なら(強制合意にSEXして)寝かしつけるのだが、仕事でしばらく会わなかったせいもあり彼の徹夜を加速させてしまったようだ。

「ギンちゃ〜ん?」
「なに、」
「徹夜するなって俺アレほど言ってるよね」

アイザックは自分の宿屋にギンを連れ込み、ソファーに座らせる。
ギンの目の下にクマがしっかりとできており、アイザックの前で若干ウトウトしながら説教を聞く。
若いとはいえ、徹夜は注意が散漫になりがちだ。ましてや錬金などという分量を間違えただけで危なくなるものをやっているのなら尚更だ。

アイザックだってこんな事を説教したい訳ではない。なんなら自分だって徹夜して何かをしたい時はある。しかし物には限度というものがある。流石に3徹目はダメだ。
ウトウトとアイザックの服の裾を握っていたギンは、ぽすっという音を立ててアイザックの腹に埋まる

「ちょっ
ザックの匂い」

ぐりぐりと頭を腹に押し付けてくる。普段のギンと違いすぎて戸惑いが隠しきれない。急な甘えには正直弱い自分がいる。

「ザックの匂いがないと寝れない
「え?あ、は?」
「今着てる服を脱いで
「ちょ、まて。脱がすな」

ぐいっと引っ張られる様にシャツが脱がされる。まさかこのまま俺と寝るつもりか?とか内心色々思いつつ、脱がされたかと思えば、そのまま自分のシャツを顔に埋めてソファーに横になって寝た。

寝た?寝た。ぐぅといういびきをかいて。

「ギ、ギンちゃ〜ん?」

ユサユサと揺らしても起きる気配がない。これはこれは生殺しだ!なんなら今する流れだった!3日!3日会わなかったからさぞ寂しいだろうと思ってウキウキで帰ってきたかと思えばこれだ!!この……色々と……俺は……

「こんなのってあんまりだ〜!」

すよすよと心地よく寝ている恋人を目の前に、アイザックはただ嘆く事しかできなかった。