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kt
2024-05-30 21:40:43
1269文字
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感想
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女神の継承 感想
タイの色々な景色を見るのが楽しかった。日本でたとえたら団地ホラー
…
?
儀式のシーンの荘厳さ↔ノイの夫の葬式のチープな、でもリアルっぽさ(電飾は馴染みがないけど、葬儀の後に無礼講の宴会になだれこむってタイでも一緒なんだという親近感があった)この二つの対比、そして撮影映えするノイの家の綺麗なリビングが、ノイの生活の神秘的なものから遠ざかろうとするためのわざとらしさを感じた。ミンが暴れた翌日も毎晩ちゃんと片付けてるし。
そのノイについて、妹に巫女を押し付けてしまったと謝るのってニムにもバヤンにも失礼だし、巫女になった妹を前時代的って感じで煙たがってたっぽいのにミンのピンチの時だけは都合よく頼って、終盤ミンがひどい事になってもなおバヤンをはじめとした精霊とかを全然信じてないじゃん!と思ったんだけど、最終的には、心の底から激しく否定し続ける事で逆にその存在を一番ずっと信じていたという事になったのかなと思った。逆にバヤンを信じているというふうに振る舞ってきた、演技というと露骨な表現になるが、そんなニムと対比になってる?
ノイをそんなふうに見ていたので途中までは、ニムがノイの事を憎んでて何か企みがあるんじゃないかって疑ってた。そこまでいかなくても、都合の良い時だけ重宝がって頼られて、どれくらいミンに献身的になれるのかはわからない。元々ミンのためでなくニムは自分の巫女というアイデンティティのために奮闘していたけど、悪霊からの揺さぶりやノイの発言でそれが揺らいで諦めてしまったのかなと思った。
内容はめっちゃ不安・不快・怖い、ホラーとしてめっちゃ褒めてる。
吹き替えで見ちゃったんだけどそれでも俳優さんたちの演技がすごかった、特にミンちゃん。
吹き替えは杉田智和さんの存在感がすごかった。めっちゃ良い声なんだけど、吹き替えで聞くと「ちょっと変わってて凄みのある人」という印象になる。
ショッキングな場面が多かった。犬と赤ちゃんのシーンが一番キツかった
…
っていうかミンを非合法なレベルで縛り付けておくとか、ノイとマニ以外の家族は犬含めて別のところに避難するとかしろよ!って思ったけど、結局兄夫婦たちも、あんなにまでなってもミンちゃんの身に起きてる事を本当に心から真剣に信じられてはいなかったのかな~。
実際、ニムがインチキ扱いした他宗教の儀式と、ニムやサンティの儀式って、どっちが正しいとか間違ってるとか自分には区別つかないし、ミンの序盤の症状も霊的なものなのか、病名がある症状なのかわからない
…
。
考察をいくつか読んで、なるほどなーと思った。ミンはどの段階まで、どの程度自我があって、ミンやバヤンの意図は?など。
サンティが「運命」という言葉を使う。すごい閉塞感があって嫌な表現(ホラーとしては良い事だけど)。ミンに起きた事だけじゃなく、ニムや代々の女性たちがそれに縛られ続けてきた事も運命としちゃうのはすごい辛い。オチもたぶん、ノイもミンも結局バヤンからは逃げられなかったという事っぽいので理不尽バッドエンドだった。
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