練馬文化センターリニューアル記念
狂言の会〜三番叟・末広かり・博奕十王〜
練馬文化センター 大ホール
2024年5月26日(日) 14時開演
解説 野村萬斎
「三番叟」
三番叟:野村裕基
千歳:飯田豪
笛:一噌幸弘
小鼓:曽和正博、住駒匡彦、曽和伊喜夫
大鼓:柿原弘和
地謡:内藤連、野村太一郎
野村遼太、岡聡史
後見:野村萬斎、高野和憲
狂言「末広かり」
果報者:野村万作
太郎冠者:中村修一
すっぱ:石田幸雄
笛:一噌幸弘
小鼓:曽和正博
大鼓:柿原弘和
後見:福田成生
狂言「博奕十王」
博奕打:野村萬斎
閻魔大王:深田博治
前鬼:高野和憲
後鬼:内藤連
鬼:飯田豪、岡聡史
鉄杖鬼:月崎晴夫
笛:一噌幸弘
小鼓:曽和正博
大鼓:柿原弘和
太鼓:桜井均
地謡:野村遼太、石田幸雄
中村修一、福田成生
後見:野村太一郎、野村裕基
*・*・*
万作さんが名誉館長を務めてる練馬文化センターへ。
今回はリニューアルオープンということですが、ここに来るのはお初です。練馬は万作さんが50年以上住んだ街、すなわち萬斎さんが育った街ということもあり、ちょっと感慨深いものがあります。
狂言「博奕十王」観たさに会員になって先行抽選で、1階8列目のお席をゲット出来ました。7列目から段差があり、千鳥配置なので、とても視界が良く観やすいお席でした。あまりの快適さに、ここで狂言の会はもちろん、能や歌舞伎も観てみたいなァと思いました。
今回の解説は萬斎さん。おめでたい席で、この直後に三番叟の後見を務めるので貴重な裃姿でした。また能舞台に上がらず、橋掛かりの前で話されていたので、草履を履いてたのもレアな気がしました。あとこの時点で既に良き前髪でした✨(笑)
三番叟
オープンの時は万作さんが、1度目のリニューアルの時は萬斎さんが三番叟を踏んだというこの場所に、いよいよ裕基くんの番が来て親子三代での三番叟公演が達成。素晴らしいです👏✨
裕基くんの三番叟を観るのは今年のお正月以来で、今回で二度目になります。
▼【能楽鑑賞】#102 1月 観世会定期能
https://privatter.me/page/659ac46548786
若さ故に進化し続ける三番叟。
キレが更に増したような気がしました。
所作の一つ一つの丁寧さ、足の運びの美しさ、ますます萬斎さんに似てきた気がして、芸のDNAが着々と継承されてることを感じて感動しました🥹✨
最近は他のお家の三番叟を観る機会が増えてきていたので、久しぶりに万作家の三番叟を観れて余計にそう感じたのかもしれません。
烏飛びは、中、小、大といった感じで軽やかに綺麗な大ジャンプでした。面返りも前回観た時よりも角度が良くなってきており、完成度が上がったように感じました。徐々に、世界一美しいとされるパパンの面返りに近付いてきてる気がします😳✨
また鈴ノ段の後半、一噌幸弘さんの笛もノリノリで、裕基くんの勢いも増していくので、観ているこちらもテンション上がりました。
やはり三番叟は面白いです🥹✨
ますます好きになりました。
また、今回は飯田さんの千歳の舞が観れたのも良かったです。
ちなみに装束は、裕基くんが茶色で、飯田さんが水色でした。
狂言「末広かり」
こちらも今年の1月に全く同じ配役で観ておりました。
▼【能楽鑑賞】#105 青葉の森 狂言の会
https://privatter.me/page/65a7d509f07af
ただ今回は万作さんがケンケンした瞬間、会場から大きな拍手が湧き、そのままお囃子や動きに合わせて手拍子が起きたんですよね😳✨
これは萬斎さんが解説時に「もうすぐ93歳になる父がケンケンしますよ」と煽った効果もあると思いますが🤭
万作さんがあの年齢で、長袴を履いてケンケンするのは、誰がいつ観ても凄いと思うところではありますが、会場全体が一体となり、こういう空気感に包まれたのを体験したのは初めてだったので、とてもほっこりしました☺️✨
まさにホール公演ならではの体験でした👏👏👏
いやぁ、しかし万作さんの果報者は何度見ても可愛いなァ🤭
意気揚々と帰ってきた太郎冠者との温度差が笑えます😂
狂言「博奕十王」
仏教に帰依する人々が増えた結果、地獄に堕ちる人が減ってしまい飢餓状態になったため、閻魔大王(アド)が自ら六道の辻へ行き、罪人を地獄へ送ろうと考える。そこへやってきたのが、一人の博奕打(シテ)。博奕を知らない閻魔に、イカサマなサイコロ賭博を教えると閻魔はまんまとハマってしまい
…。
サイコロ🎲の目を当てるという賭け事で、当たれば閻魔の勝ち、外れれば博奕打の勝ちという、閻魔が勝つ確率は6分の1に対して、博奕打が勝つ確率は6分の5という、何ともヒドイ、イカサマ賭博🤣🤣🤣
初めの一回だけ勝たせてあげるところがまたリアル🤣
皆こうやってギャンブルにハマって行っちゃうのよな💦
萬斎さんがサイコロ🎲を投げる
…というか転がす動作がアクロバティックで毎回無駄に格好良くて目に焼き付きました🤣👍✨
一回だけ、それ転がしてなくね?置きにいってね?みたいなのもありましたケド🤣🤣🤣
てか、閻魔様気付いて〜!
そこ怒っていいところ〜!みたいな🤣
ひたすら「1」の目を賭ける閻魔に対して、眷属の中で一人だけ違う目にしようと言うも却下される姿を見てたら、その眷属が駄目な上司を持ったサラリーマンの姿と重なりました😂
またイカサマっぷりでは、現代だとパチスロとかユルユルのクレーンゲームとかが思い浮かびます。やっぱりね、最終的にはお店が儲かる仕組みになってるんですよね、商売ですから。だから、あくまでも遊びとして付き合えるかが重要なんです、こういうのは。
ということで、博奕打は閻魔たちの身ぐるみ剥がして極楽の道へ(計算通り)🤣
残された閻魔たちの背中には哀愁が漂っておりました😂
深田さん、閻魔大王のイメージは無いけど、この役はハマり役だったと思われる😂
ちなみに、猿翁さんが昭和時代に同題名で歌舞伎舞踊にもされていて、それを当代の猿之助さんも演じられており、その映像と狂言の映像を比較しながら、過去に猿之助さんと萬斎さんがテレビの企画で対談されてたと思います。
その映像をネットでたまたま見つけ観た時から、いつか観たいと思っていた演目なので、今回は、まず何よりも萬斎さんのシテで観れて嬉しかったです☺️
練馬区在住の笛方の一噌幸弘さんもフル出演だったので、以前購入した手乗り幸弘さん(ミニアクスタ)も載せておきます(笑)
万作の会の皆様もアクスタ作りましょう〜!😆✨
■過去の観劇日記はコチラから↓
https://privatter.me/user/mijuppa
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