【能楽鑑賞】#122 東西狂言の会

狂言「呂蓮」「連歌盗人」「千鳥」


狂言「連歌盗人」(和泉流)

初見の演目で、芸は身を助ける的な展開が待っているお話でした。シテは万作さんですが、どちらかというと、フカターカ♪こと深田さんと高野さんの名コンビが活躍します。
お揃いの花柄の肩衣が素敵でした(着物と袴は色違い)

趣味でやってる連歌の会の当番になった深田さんと高野さんでしたが、貧乏なので準備が出来ません。そこで、同じ連歌仲間でお金持ちの万作さんの家から、“こっそり”拝借しようと屋敷に忍び込みます😂

しかし屋敷の中で懐紙などの道具類を見つけた二人は、ついつい連歌スイッチが入ってしまい、その場で句を詠み始めてしまいます🤣

そこへ、盗人の存在に気付いた万作さんが刀を片手にやってきます。が、ここで万作さんも連歌スイッチが入り、自分の句に見事な下の句を付けたら許すが、出来ないなら命を取ると言い出しました(連歌好きの連歌パワー凄いな🤣)

ここらへんのやり取りは、リアルな師弟トリオだったので、万作さんの存在感の圧が凄かったです🤣

何とか万作さんの期待に応えた二人。万作さんは二人を逃がすことにしますが、二人が逃げる時に顔を見たら、同じ連歌仲間のフカターカだったので驚きます😲❗

すると、万作さんは素直に相談すれば良かったのに、と二人を許しただけでなく、酒を振る舞い、資金代わりに刀を譲り、休んでから帰れと二人を気遣うのでした😳


普通、一度でもこんな違法行為されたら、築き上げた信頼も一瞬で失いそうなものだけど、そうならないのは、それだけ3人の絆(連歌好きパワー)が強固なものなのか?万作さん演じる有徳人の器のデカさに、ほっこりしました。何かやらかしても、そばに居て道を正してくれる人ってこういう人なのかもしれない。

罪を憎んで人を憎まず。
狂言ならではの優しい世界を感じました😌



狂言「千鳥」(和泉流)

萬斎さんのシテで観るのは二度目。

↓初見時の感想はコチラ↓
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26468

そういえば、リンク先にも書いてあるけど、
万蔵家でも一度、観てたね。

この演目の太郎冠者は、萬斎さんの体幹の良さを思う存分堪能出来るから、凄く気に入ってます🥰
なので、また観れて嬉しかったです。

今回も萬斎冠者、可愛かった〜!!😆✨💕
千鳥柄の肩衣も可愛かった〜!🥰

ということで、
心がホクホク♪潤いました😆✨シアワセ


今回の酒屋役は裕基くん。始めて観たけど、師匠相手でも引けを取らない酒屋で凄く良かったです。元々、真面目なキャラを演じるのは上手かったですけど、最近は演じ方がより深みを増してきたなと感じます。

正直、始めて彼を見た時は、祖父と父の偉大さという背負ったモノの大きさに大丈夫なのかしら?と、ちょっと心配してたけど、今はもう、その時の裕基くんはどこにも居ないね。色んな経験を積んで、どんな役もハマるようになってきた。

未来を期待出来る、立派な若手狂言師となった彼を見て、人ってこうやって成長していくんだァと実感して感動してます🥹✨


今回は、親子ならではの息のあった演技を楽しませて貰いましたが、最後は萬斎冠者が華麗に酒樽を奪って行ったので、フライング拍手が起きましたね!私もつられて拍手しちゃった😂
もちろん、裕基くんの時も拍手したけどね😆👏👏👏

ちなみに千鳥も、和泉流と大蔵流でちょっと設定が違うんですよね。大蔵流のは、まだ観たことないので、コチラもいつか観れたらイイなーと思ってます☺️