あとがき
「目は口ほどに物を言う」という
諺を変えて使ってみました。
某ドラマで聞いた「死人に口なしとは言うが、遺体よりも話すものはない」という台詞から着想を得て、死は口よりも物を言うという言葉にしました。
ちょっとわかりにくいって言うか、変な言い回しですよね。
主人公は愛する人に比喩表現的な意味ですが、殺されてしまいました。
それはどう解釈していただいても構いません。
主人公はその一件以降、愛する人、もとい愛していた人の話す言葉が耳に入らなくなってしまいました。
話していることはわかっていて、普通に会話をしているようでも、
愛していた人の言葉が記憶に残らなくなってしまったのです。
主人公は愛していた人から距離を置きましたが、絶縁は出来ていません。
未練なくその場を去ることが出来るように、愛していた人が自分のことを忘れてくれることを祈っています。
主人公は愛していた人を恨んでいますが、恨みたいわけではありません。
ただ、自分の心を守る為に、恨むことしか出来ないのです。
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