【能楽鑑賞】#117 国立能楽堂 定例公演

狂言「長刀応答」 能「角田川」


●能「角田川」

実は初めて観たお能が、観世流の『隅田川』でした(※金春流だけ表記が『角田川』になるそうです)。2年前の丁度今頃、3月の出来事でした。

ただ、当時は眠くて眠くてッ!!😴スヤァ(苦笑)

強烈な眠気との戦いで、子方(その時のシテのお孫さんで当時3歳)の可愛さ以外は正直あんまり覚えて無くて、お能を観ると眠くなるってホントだったんだ!!😱💦っていう記憶だけが残りました😅

でも、あれから2年間お能を観続けて私も成長した筈!💪✨(多分)

なので、そろそろ『隅田川』リベンジしたい思っていたところだったので、丁度良かったです。しかもこの日は、このお話に出てくる梅若丸くんの命日。だから、この選曲だったのかな?とも思ったり😌


まずシテ(母親)が出てきた時、まさに我が子を失ってリアルに放心状態って感じに見えて驚きました。笠を被っていたので、能面の陰影が色濃く出ており、その影響もあったのでしょう。奪われた我が子を探して長旅してきたんだろうな、心身共に辛いだろうな、と想像したら、胸がキュッ🥺となりました。

途中、何度か😴スヤァとなりそうになりながらも(苦笑)なんとか踏ん張って観ていたのですが、とうとう探していた我が子が、既に亡くなっていたという事実を知った時のシテのオーラは、まるで深い海の底に沈んで行くかのような、深い悲しみに包まれていて、その表現力に圧倒されつつ、子を失った母親の悲しみがひしひしと伝わってきて、目頭が熱くなりました🥺

てか、お能で、ここまで感情移入出来たのは初めてです。
初めてお能で涙しました🥲

こうなってくると、もうシテからは目が離せませんでした。脇正面のベスポジから観ていたのですが、能面的にずっと良い角度をキープしてて、常に窶れた悲しみの表情をしてるんですよね。
そして全身から放たれる悲しみのオーラも凄くて、ホントにその世界に引き込まれました。凄いものを観ちゃった!って気持ちが強いです。終演後は余韻に浸りながら帰宅しました。


以前、別のお能の会でお隣に居た脇正面好きの御婦人が、正面席よりも脇正面で観た時の方が感動することが多いって言ってたけど、まさにこういう事だなと思いました。
能舞台の構造上、3方向から観られることを前提に作られてるので、真正面以外から観ると、空間そのものがとても立体的に感じるんですよね。これは能楽の面白いところのひとつだと思います。

あと、今回は松田さんの柔らかみのある哀愁漂ったお笛が合いすぎて、出だしから雰囲気抜群だったのも良きでした。私がシテのオーラに圧倒されて涙してる時に、松田さんが能管を構えると思わず、え!今、笛の音入れるの?ヤメテ、泣いちゃうー!😭って思うくらい良かったです😆👍✨(笑)


定例公演の夜の部って変な時間に始まるから、仕事もあって時間調整が大変だったけど、結果的に観に来て良かったなと思いました。心に残る、とても良いものが観れました😌