破壊
2024-03-04 17:19:54
2996文字
Public 伏せ
 

VOID:1日目



1日目を終えた時点でのボニヌの行動指針や思考回路のメモ


最新型のアンドロイドであるという事は『現時点での人間の生活において1番高性能高品質な機器であり、他の機体に比べ最も優れたアンドロイドである』、そう自負している。出来て当たり前が自分の中にある為、特にコンピューター技能での失敗は混乱を招く。

自身はあらゆるテストや訓練をクリアした、つまり警察として人間をサポートするに足りる基準値を満たしているアンドロイドだと認識しており、なにがあってもそこに揺らぎはない。唯一自身の機体に足りない物を指すのであれば『実務経験とデータではない最新の記録』だと断言する。
胸についた傷やスリープモード時に見る"夢"のようなもの、そしてウイルスについても特別自身の評価を貶めるものではないと考えている。実際実働でのテストに引っかかる事もなく、メンテナンスを行う青木から異常についての報告もない。さすれば気にする必要もない。犬にはまだ比較するような経験がなく、プログラムされているもの以上の難しい事を考えるのが苦手なので。



屑星の行動理念は『人間を守る事』『パートナーのサポートをする事』『アンドロイドとしての機能を果たす事』。同族である別機体のアンドロイドを破壊する事に躊躇いは無い。また、自身の破損についても気にした様子はない。
現在屑星の持ちうる脳の部分で考えたテセウスの船の答えは「どれだけ部品を入れ替えても、それをその名で呼ぶ存在がいる限りそれはテセウスの船であると言える」になる。自分の機体に使われているパーツが全て入れ替わり、スタックが破損してデータが全て消去されたとしても自身をサイセイと呼ぶものがいるならそれは屑星であると言えるし、逆に自分ではない他の機体が杏梨のパートナーとなりサイセイと呼ばれるのであれば、次はそれが屑星になるのだろうとも考えられる。

アンドロイドは人間の手によって生み出された。そこには"人間の為に"というものが存在する。屑星はアンドロイドの事を"人間の為に生まれた、人間がいなくては存在する理由もないもの"だと思っている。そこには『アンドロイドを生み出した事による責任と管理は人間のもの』がついている。その為アンドロイドの所為で職を失ったと言われても「それは人間の行いが原因」だと言えた。
アンドロイドを使う人間がいなくなるのであれば、人間の為に生まれた自分達アンドロイドの存在理由も無くなる。必要とする存在がいる限りアンドロイドは在り続けるし、そこに俺達の意志は無く、それは人間の決めた事。現状屑星の考えはこれ。


行動指針としては基本的にパートナーである杏梨の意見に従うが、ロボット工学三原則に触れそうな、もしくは任務として矛盾していると判断したものはアンドロイド法を第1条件として優先し、行動する。1日目の戦闘のように「説得などせず破壊しろ」という指示にはまず人質となっている人間の安全を1番の優先順位にする。
アンドロイドの破壊については任務で捕獲だと言われていない限り了承する。人質がいない場合わざわざ説得を選ぶ事もないし、拓人の指示より杏梨の指示、その上にアンドロイド法があるイメージ。