→ハーピーの卵焼きを出す
「これはハーピーの卵焼きじゃないか」
「いつも通りのものを食べた方が人間元気がでるよ」
「
……美味い」
「それにしては随分渋い顔だねえ」
「いや、おかげで少し前に進めるかもしれない」
「それはよかった」
「
……話を少し聞いてもらえるだろうか」
「また珍しいね。明日は雨かな」
「俺だって事情があるんだよ」
「だから今まで聞いたことはないじゃないか。それで話はなんだいお得意さん」
「実は付き合っている恋人がいるのだけど。彼は魔物料理が嫌い
…苦手
…どちらかと言えば嫌いなんだ」
「食の不一致かい」
「でも理解はしてくれているんだ。俺が食べたいって言ったら付き合ってくれる」
「いい恋人じゃないか」
「でも、それが彼に無理させていたようで」
「それで今日は浮かない顔をしていたと」
「そうなんだ。いい加減にしてほしいと怒られた」
「それはそれは」
「付き合うにしても限度があると。いつもいつもは食べたくない、食べるこっちの身にもなってほしい!
……ってさ」
「なかなかのお叱りだねえ」
「だから今度は彼に合わせて普通の料理を食べてみようかと」
「それで仲直り、と」
「できるかなあ」
「やってみるしかないさ。料理はできるのかい?」
「一応。好きな料理を作ったら謝罪の意図は伝わるだろうか」
「素直にごめんなさいって言うのも忘れずに」
「はは、料理以前の基本だな。そうしてみる、ありがとうマスター」
「またのお越しを」
ENDへ
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