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Isa
2022-02-04 20:38:16
2774文字
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短文
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「ラブレター」
会話のみ。ザレイズくんの最新章(1月分)を受けてのD2。全然CPじゃないけどジュハロ好きな人が書いたんだなって感じです。(2ページ目はちょっぴりのあとがき)
1
2
「はああ!? て、て、帝都にこの浮遊島をぶつけるだってえ!?」
「何大声で騒いでんのよ。これだから頭の固いやつは」
「いや今回ばかりはあたしもロニと同じ意見だよ。こんな大きなものを動かすなんて
……
」
「できるから言いにきたの。今パスカルが作業をしてるところよ」
「相変わらずでたらめだなお前たちは
……
」
「で、でもハロルド、浮遊島にはたくさんの人がいるのよ? 島を動かすなんてしたら
……
!」
「ええ、間違いなく怪我人が出るでしょうね。イクシフォスラーみたいに固定された席があるわけでも、障壁があるわけでもないんだもの。つけたら面白そうだけど、そんなことやってる時間もないし」
「じゃ、じゃあどうするんだよ!」
「もう終わりだ
……
こいつをこの島に乗せた時点で俺たちはおしまいだったんだよ。島と一緒に木っ端微塵にさせられちまう!」
「あんたら私を誰だと思ってるわけ? そうさせないために私まで動いてるんじゃない」
「避難しろと?」
「そ。帝国に一番近いゲートを使って地上に降りて。ケリュケイオンに運んでもらう班と、緊急用の脱出ゲートを使う班、既存のゲートを使う班とに分かれてもらう。あんたたちは一番最後。手筈は整えているから、そこから船を奪って帝国に潜入して」
「奪うって言ったって、一体どうすんだよ?」
「そっちは専門部隊に任せておいたらいいから。あんたたちはとにかく地上に降りたら港へ行くの。わかった?」
「わ、わかった
……
、ハロルドは?」
「私は作戦の立案者だもの。最後まで残って緊急用のゲートで逃げるわ。パスカルやイクスたちと一緒にね」
「そっちのチームに危険はないのかい?」
「大丈夫大丈夫。潜入後のことは追って通信で伝えるから、指示を待って。でもこちらに通信をもらっても多分反応できないわ。何かわからないことがあれば、ジューダス、あんたが判断するのよ」
「ふん、面倒ごとはこちらで対処しろということか」
「そういうこと。とはいえ、戦力は十分に揃えてあげたから感謝なさい。質問は? ──じゃ、頼んだわよ」
「行くぞ、カイル」
「う
……
うん、わかった!」
「気を付けてね、ハロルド
……
!」
「おっと、ジューダス! 忘れ物」
「は?
……
何だこれは。手紙
……
?」
「ラブレター」
「
……
はあ!?」
「おっ、ここに来てモテ期到来かジューダスちゃん!?」
「うるさい黙ってろ!」
「恥ずかしいからあとで落ち着いてから読んでね。他の誰にも見せないで。あんたらも詮索しないのよ、わかった? 返事!」
「おい、待っ
……
」
「へ、ん、じ!」
「
…………
あ、ああ
……
」
「ちなみにジューダス以外が見たら気を失うようになってるから、気を付けてね。じゃ、バイバイ!」
「何だったのかしら
……
」
「
……
あいつの意味のわからん言動の理由なんて今更考えても仕方がない。とにかく行くぞ」
「さっきの本当か? こっそり盗み見てやろうと思ったのに」
「ロニ! いいから早く!」
「バカなこと言ってないで行くよ!」
「わ、わかってるっての!」
『挨拶は省略。
死ぬつもりはないけど、万が一私たちの作戦が失敗した場合、
ルドガーとユリウス、救世軍のヴィクトルを頼って。
あの三人がいれば、最悪の事態にはならないと思うわ。
帝国が何を仕掛けてくるか、どんな予想外のことが起こるかはわからない。
でも、世界の破滅を防ぐために、何よりカイルたちを生き残らせるために、
あんたなら何をしたらいいかわかると思う。
この私がここまで書いてあげたんだから、それなりに頑張んなさいよ?
あんたの渋い顔が目に浮かぶようだから、
明るい未来の話も書いておこうかしら。
作戦が成功しても、アジトは住める状態じゃないでしょうし、
イクスにも再具現化の力はないと考えてる。
ただ、帝国の野望を無事潰すことができれば、
鏡映点がみんなで集まっている意味がひとつなくなるわ。
代わりのアジトを探すのは容易じゃないから、
各々で気に入ったところに住むなり、この世界を見て回るなり、
正真正銘、この世界で自由に生きてもらうことになる。私も含めてね。
私はとりあえずディムロスたちを頼る予定だから、
ごたごたのせいで合流ができなくても、魔鏡通信が効かなくなっても、
そこまで行けば安否確認くらいはできるようにしておく予定よ。
あんたは心配しないでしょうけど、
カイルやリアラたちはうるさそうなので、一応書いておきました。
あんたたちの運の強さは私の折り紙付きだから大丈夫でしょうけど、
実験台が減ると面白みも減るから、全員でしっかり生き残ってよね☆
宇宙一の天才科学者 ハロルドちゃんより』
「おいジューダス。手紙、どんな内容だったんだ?」
「
……
」
「そんな顔するなよ。ちょびっとでいいから読ませてくれよ、なあ」
「お前は本気であいつがラブレターとかいうものを書くと思ったのか?」
「何だよ違うのかよ! つまんねえなあ
……
」
「
…………
どうしても内容を確かめたいのなら、この状況をさっさと切り抜けることだ」
「お? 何だよそれ。もしかしてやっぱりそういう内容だったのか?」
「さあな。お前が重要な働きをすれば見せてやらんこともないかもしれん」
「言質は取ったぜ、見てろよ俺の大活躍を!」
「おめでたい奴だな
……
」
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