ひろっぷ
2023-04-18 09:05:11
2943文字
Public 第五 ハス探
 

じゃしんとぼく⑮

ほぼ会話文ハス探あれこれ

【召しませ】


「!?どこ行ったんだと思ってたらどうしたんだその服」
「え、あぁこれ?あのひとの野暮用で連れてかれて」
「はぁ」
「この衣装じゃないと駄目だって」
「ほう」
「で着替えるのも面倒でお腹空いたからここにいるだけだよ」
「なんでまた邪神様の。あいつなら一人でも」
「お飾りが欲しいらしいよ。見映えがよくなるって。まぁ、僕も変に目ぇ付けられて困ってるんだけど」
「嫌なら嫌って」
「言ってあのひとは頷くと思う?」
無理だな」
「でしょ」
「にしてもまぁ
「何。変?」
「いや逆。センスあるんだなあいつ」
「そう?分かんないや」
「しかしそのベールは婦人方が身につけるようなやつだが
「付けてないと駄目だよ」
「へぇ?」
「あのひとみたいなのが一杯いるんだって」
「うげ。ん?みたいってお前、一緒に行ったんだろ?」
「そうだよ」
「なんでそんな他人事なんだよ」
「"視てない"からね」
「?」
「あのひとはいいんだけど、他のひと達は直視しちゃいけないんだって。だから僕はずっと視てない」
「ずっとか?」
「そうだね」
「その間突っ立ってたのか?」
「?いや?」
「どういう
『ここに居たか』
「!」
「ハスター」
『その衣服は窮屈と言っておったのではなかったか』
「そうだけどお腹空いて。用事は済んだの」
『あぁ』
「そう。じゃあねナワーブ……ナワーブ?」
「お、おぉ。なるほどなぁ」
「?何が?」
「お前らがそれで普通ならいいんだよ」
『?』
「?」