ひろっぷ
2022-07-10 19:58:46
2269文字
Public 第五 ハス探
 

夢の中でも会いましょう

夢の中の廃墟群で彷徨うハス探。2ページ目以降は会話文。増えるかもしれない。





「あなたもどこか好きな所へ行ってもいいんだよ。どうせ呼んだら戻ってくるんだろ」
…………
「何さ。出来ないの?」
『ここはそなたの夢の中と我は言ったな』
「うん」
『そなたの思うがままだと』
うん?」
『そなたの望むまま、だ』
…………嘘だろ」
『離れる事は可能だがよもやここまで導いて分からぬそなたではあるまい?ノートンよ』
「信じられない……僕が望んでるからあなたがずっといるってことなの?」
『クハハ。左様。心の臓で否定しても根底は覆す事が出来ぬ。それが真実だ。そなたが認めようと認めまいと、その欲は在るのだ』
………………
『恥じる事は無い。現に戻れば忘れてるやもしれぬぞ』
「覚えていたら、どうやってあなたと接したらいいか分からない。今だってそうだ。僕、こんなの
『我儘、か』
「!」
『幾年と人間を見てきたが、そなたはほど欲を潜める者はおらぬ』
……
『今はそなたの好きにせよ。我はその願いと共にある』

「ほんっとにあなたのせいで何も出来なくなっちゃうよ」