ひろっぷ
2022-03-02 00:26:46
3334文字
Public 第五 ハス探
 

じゃしんとぼく⑥

元気なハス探いつもの。



【限度がある】
※別邪神風の描写有

「"人間皆平等に"なんてスローガンとか馬鹿げてるな。女子供や男女差別もナシにしろって話にならない?」
『人間社会の事は我にとって永遠に未知故、そのように疑問を提示するのは良いぞ。そなたにとってもそうだが、我にとってもな』
「あなたに何の得があるんですか」
『ふむ
「?」

『どうしたんですかオニイサン』

「っ!?」
『?大丈夫ですか?』
………心臓に悪い事しないでもらえません?」
『心臓?お兄さん具合が悪いんですか?』
「あの、悪戯も大概に」
『悪戯?おや、誰かにいじめられていると』
「ち、がえ?あのハスター?」

『はすたー?誰ですか、そんな輩』

「!!?あ、誰だ、お前!」
(違う、ハスターじゃない!誰だ、誰だ誰だ誰)
『前々からa、が、あ』
「っ!?………
『無事か』
「は、スター
『別の依代を使った瞬間を突かれたな。大事ないか』
「だい、じょうぶ」
……その様子は無事ではなかろうて』
…………
『ノートン』
「大丈夫、大丈夫……ひ、はは
『あぁそうだ。大事ない。大丈夫、だ』
………

…………

「で、最近は悪戯を控えている、と」
「彼が不安定なのもあるけどね。しかし不思議なものだな」
「何がです」
「ノートンとハスター様の付き合いだよ。あの方が興味を持つまでは分かるのだけど、そこからがね」
「あぁ。そうですねぇ随分と人間らしくなりましたから」

…………

「やあノートン。あれから調子はどうだい」
何の事かな。僕は普通だけれど」
「そうか。それなら何より」
………。ハスターは」
「うん?」
「ハスターが、どうして僕に構うのか聞いた事ある?」
「いいや。あの方は基本的に雑談をしないからね」
「そう
「ノートン
「あのひとはハンターだ。慈悲なんて見せずに、腹の中を暴くなりなんなりしてもいいはずなんだ。それなのにそれなのにこれはなんなんだ
……
「僕も僕だ。構うなって言いたいのに言えない。甘えてしまっている。何のためにこの荘園に来たのか分からなくなる
「その悩みは当人に打ち明けるべきではないかな、探鉱者殿」
……言わないよ。だって、こんな事益々人間らしくさせてしまうだろ」
「そうだろうね」
「だからいい。墓場まで持って行くさ。次の試合があるから行くよ。聞いてくれてありがとう」
「あ、うん」

…………

と言ってましたがどうなんですか」
『愛い奴であろ』
………はぁ