冬灯夜
2017-04-24 21:59:59
16602文字
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100質レイエス&ユリジュディ編

・レイエスとユリジュディを答えないと出られない部屋に投げ込みました
・スピカさんとの合作



「『ここは100の質問をお互いにしないと出られない部屋です。破壊活動は時間の浪費なのでさくさくとお答えください。ではどうぞ』……だってさー」
「そう言われると試してみたくなるが……
「あら、質問くらいならいいんじゃないかしら」
……マジかよ、100だぞ?」
「どんな質問なんでしょう?」
「あ、これね。どれど……(ピシッ)」
「えっと、お互いのかっぷりんぐ? に対する質問……?」
……(覗き込み)ふふ、そういうことね」
「え、何がです?」
「おっさん、固まってねえでオレにもそれ見せてほしいんだけど」
「いや、ちょ、その前にさホラ、本当に出られないか試してみるべきじゃない? こんな怪しい紙信用する前にさ!」
「私は別にいいって最初から言ってるのに」
「おいおっさん見せろ」
「あっ」
……ユーリ?」
「あー、そうだな。一回試してみんのもありじゃねえか。おっさん、弓持ってるな」
「いやー、青年と意見が合っておっさん助かるわー。こんなとこさっさと出て晩飯晩「じゃ、まずは名前から、ね」ジュディスちゃん!?」
「おいジュディ」
「エステル、つまりこれはお互いをどう思ってるかという質問よ」
「かっぷりんぐってそういう意味だったんですね! じゃあ始めましょう、レイヴン、ユーリ」
「ね?」
「ジュディスちゃぁん……


1 あなたの名前を教えてください
「エステリーゼです。エステルと呼んでください」
「おっさんはレイヴンでぇす……
「ジュディスよ」
……ユーリだ、ユーリ・ローウェル……誰に言ってんだよこれ」
「仕方ないでしょう、質問されているんですもの」
「てゆーか青年どういうつもりよ、興味ないふりしてやっぱりムッツリじゃないの」(ブツクサ)
「オレから見ればそっちのがよっぽどだぞおっさん、一体どういうつもりだよ」

2 年齢は?
「話してる途中もアリかよ……。23だ」
「こうでもしないと、あなたたち前に進むの嫌がるでしょう。私は21歳よ」
「ブーメランだった! ……37」
「20歳です。ジュディスとは一つしか違わないんですけど……(じっ)(じっ)(しゅん)」
……ま、質問に答える以上、その辺はっきり聞かせてもらうぜ」
「ふふ。エステルはそのままがかわいいのよ」
「あ、ありがとうございます……?」
「むぐぐ」
「レイヴン、どうしたんです? 大丈夫ですか?」
……うん、そうね、嬢ちゃんはそのままでいて……
「??」
※約2年後の設定です

3 性別は?
「男だわよ!!」
「女です」
「誰向けだっての! 男だよ」
「女よ。だってあなた前に帝都の酒場で女の子と間違われてたじゃない」
「いやだからってな」

4 貴方の性格は?
「適当だよ。旅なんてもんが性に合うくらいだからな」
「人見知りなところは昔から変わらないわね」
「ウソつけ……
「そうですね……優柔不断な所があると思います。あ、リタに天然と言われたこともあります」
「まー適当かねーテキトー。あと女の子限定で博愛主義よおっさんは」
「パクんなよおっさん」
「パクってないわよ!」

5 相手の性格は?
「レイヴンは凄くいい加減に見えるんですけど、あ、実際そういう所もあるんですけど、冷静に物事を見て判断したり、わたしが気づかない部分を見てたり……大人だなって思います」
…………嬢ちゃんはなぁ、もうなぁ、一言で言うと底抜けにやさしいっつーか、いっそ心配になるくらいっていうか、……ああーもう。
 にやにやすんのやめてくれるー!?」

「重症ね」
「マジでベタ惚れだな、おっさん」
「おっさんイジメはんたーい」
「ええと……ユーリは素直じゃないですけどみんなのことを気にかけてますし、ジュディスは隠し事が得意だけど嘘は吐かない信頼できる人です」
……
……
「おっさん、苦労してんな……
「ありがとう、エステル。付け足してフォローをさせてもらうと、彼は真面目で責任感の強い人よ。だから少し面倒な部分もあるけど、そこが可愛いところなのかしらね」
「ジュディの性格って、掴みどころがないの一言に尽きるんだけどな。ま、何かと頼れる気配り上手っつーか、……エステルの言う通りってことにしといてくれ」
「あ、青年逃げた。ずるーい」

6 二人の出会いはいつ?どこで?
「ダングレストで、逃げたバルボスを追おうとしたときだな」
「あんな魔導器があったなんて、驚いたわ。バウルがいなかったら追いかけられなかったわね」
「だからこそ頼んだんだが」
「カプワ・ノールのラゴウの屋敷前……です、よね?」
「そうねー。まあおっさんは姫様だって知ってたけど」
「それを言うなら、昔にちょっとだけ会ったことあるじゃないですか」
「そうねー……うん」
「へえ、そいつは初耳だな」
「おじさまは騎士だもの、会っててもおかしくはないんじゃない?」
「ええい次、次」

7 相手の第一印象は?
「ってまた答えづらい……お姫様だなあって」
「何だか飄々とした人だと……今までに会ったことのない人だと凄く印象に残りました。もしくは、静かな騎士さんです」
「お姫さんに姫って、そのまんまじゃねえか」
「青年だってどうせそうでしょ!?」
「否定はしない」
「普通、竜に乗って魔導器を壊して回ってる、顔も見えない人に力を貸せなんて言わないでしょう。度胸がある……というより、そんなことはどうでもいい、って思っているように見えたのが不思議だったし、それが似合っているとも感じたわね」
「謎多き空を舞う美女、ってか。クリティアらしくないクリティアだな、くらいは思ったが、それくらいだよ」

8 相手のどんなところが好き?
「優しくて、子どもっぽいところかしら」
「どこって言われても、……ほっとけないところか。少なくともウソはつかないらしいから、つかまえときゃどこにも行かないってはっきりしてるしな」
「エステルがおじさまのどんなところを好きになったのか、私とても気になるわ」
「え? ぁ、あの、もしかしてこれって、……そ、そういうことだったんです!?」
「そういうことね」
「っ、っ、」
「嬢ちゃん、嬢ちゃん落ちつ」
「わたし、二人がそんな関係だったなんて、知りませんでした……!」
「そっち!?」
「そこか」
「仲がいいとは思ってましたけど、そうだったなんて……あ、何かお祝いをした方が」
「嬢ちゃん落ち着こう。嬢ちゃんは何つーかね……そーゆーとこ可愛いよ」
「質問……でしたね。レイヴンは色々なことを経験してきて、それでも今こうやって一緒に生きようとしててくれて、凄く嬉しいです。……あ、好きな所、だからえっと、それならたまに凄く優しく笑ってくれる所も好きです」
……ぐ」
「おじさまはさっきの答えのままでいいのかしら?」
……強いけど、そうじゃなくて一生懸命なのが一番嬢ちゃんのすごいとこ……好きだと思、っええいもう!」

9 相手のどんなところが嫌い?
「そういう風にてらいなく言っちゃうとこはたまに刺さるな!」
「今でもまず真っ先に、隠そうってする所……でしょうか。頼って欲しいです」
「ないわ」
……一気に言いづらくなったんだけど?」
「私、ウソはつけないの」
「ま、今みたいに意味ありげに笑ったり黙り込んだりするとこだな。今でも何か隠し事してるんじゃねぇかって思うときがある」
「あら、でも疑り深い人はあんまり好きじゃないわね」
「ユーリ、人に信じてもらうには、まず自分からですよ?」
「墓穴掘ったわね、青年」
「嬉しそうな顔してんじゃねぇっつーの……ジュディもだよ!」

10 貴方と相手の相性はいいと思う?
「良いと思うわ」
……それは健全な意味でだよね?」
「おっさん、過保護もよくねえぞ」
「ジュディスちゃんが言うとそう聞こえるの!」
「それって、性格が合うかどうか、ですよね? 二人は相性良いと思いますけど……
「エステルにはそうは聞こえないみたいね」
「おっさんが悪うございました!」
「?? (相性は)いいと思います?」
「疑問形」
「悪かないと思ってるよ」
「健全な意味でか」
「しつこい男は嫌われるわよ青年」

11 相手のことを何で呼んでる?
「レイヴン、です。シュヴァーンと……言うこともありますけど、呼びかける時はレイヴンですね」
「嬢ちゃん」
「(じっ)」
…………エステリーゼって呼ぶこともあったりなかったり」
「いい響きだと思うわ、エステリーゼって」
「まあな。エステルの方が言いやすいが」
「それは同意ね」
「ジュディ」
「ユーリはこれ以上省略しようがないからつまらないわね」
「面白いからつけてるわけじゃないんだがな」

12 相手に何て呼ばれたい?
「オレは特に」
「ジュディって響きも気に入っているから、私もないわ。希望があればどんな風にでも呼んであげるけれど?」
「へいへい。あとでな」
「(からかいたいのにからかったら倍返しされそうで何も言えない)」
「わたしも特には……レイヴンに『嬢ちゃん』って呼ばれるの、好きです」
「おっさんも今のままで」
「あ、でも一回だけジュディって呼んでみたいです!」
「いいわよ?」
「はい! ジュディ!」
「なにかしら、エステリーゼ?」
「青年、お気持ちは?」
「別に。どう呼ぼうが人の勝手だしな」
「へー、そう、ふーん」

13 相手を動物に例えたら何?
「猫っぽい、でしょうか。でも真剣な顔はラピードみたいに凛々しいとも思いますし……
「嬢ちゃんは毛並みの艶々な中型犬って感じかなー。反応がすごい素直な辺り」
「おっさんとラピードが似てるって、ラピードの方がかっこいいぜ?」
「ラピードはかっこいいです! でもレイヴンもたまに負けてません!」
「そうね、かっこいいと思うわ」
「ねえそれどっちが? ねえ?」
「たまに、って……ホント、ウソつけないよな(笑いを堪えつつ)」
「ユーリは狼かしら。文字通り一匹狼だけど、群れを忘れるわけではないし。ラピードはとても良い相棒ね」
「そりゃどーも。ジュディは差し詰め渡り鳥ってとこか」
……なんだか二人とも素敵ですね。わたしも、言葉がなくても意思疎通できるくらいに仲良しの子がほしかったです」
「あら、バウルはもうあなたと仲良しだと思ってるわよ?」
「!(ぱああ)」

14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
「何をやったら喜ぶか、なんて想像つかねえが……
「それを考えたり、考えてもらったりするのが楽しいんですよ」
「そんなもんか。……確か前に、トリムかどっかで装飾屋の前にいたな。あの辺で何か買うか?」
「あら、覚えててくれたの? なら、そのお礼に美味しい手料理を振る舞おうかしら」
「お料理……わたしもがんばって、おいしいサバみそが作れるようになりますね!」
「あらほんと? 期待してるわね嬢ちゃん」
「はい! あ、それに、グラスとかはどうでしょう。レイヴンはお酒をよく呑みますし、わたしも一緒に何か呑みたいです」
「お揃いね」
「はいっ」
……あー、そうだなあ。おっさんはまあ、花かねえ」
「シンプルなとこ突いてきたな」
「まあね。……あん時の、ちゃんと返せてないし(ぼそ)」

15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
「何も。嬢ちゃんがいてくれたらいい」
……はい」
……待っていま俺、声に」
「思いっきり」
「なし! 今のなし!!」
「き、聞こえましたから無理です!」
「(突っ伏し)」
……わたしも、何も。でも、何かしてくれるなら、レイヴンの手元にも残るものがあったら、嬉しいです」
…………俺も何か、形にしても、って思っても、いい?(突っ伏したまま)」
「はい」
「(今完全に忘れられてんなオレら)」
「(あとで覚えておけばいいんじゃないかしら?)」
……そろそろいいかー(棒)」
「えっ、は、あ、はい! す、すみません! どうぞ!」
「どうぞって……おっさん? 生きてっか?」
……おっさんには構わず進めてちょうだい……
「ならトリムまでデートに行きましょ、二人も一緒に」
「適当なところではぐれて先に宿に戻んだな、りょーかい」
「作戦ばっちり聞こえちゃってるんですけど!?」
「デザートは一緒に作ってくれる?」
「おう。楽しみだな、夕飯」
「(これ絶対後つけてくるやつだ……)」

16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
「小さい頃、人見知りで甘えん坊だった、って言っても少しも信じてくれないところね」
「それを信じないのはオレだけじゃないって主張するのは良いよな……。オレは、ジュディなりの褒め言葉だとわかっちゃいるが、かわいい、って言葉を使われんのがさすがに複雑だな」
「小さい頃のジュディスもユーリも、きっと可愛かったんでしょうね。あ、今も可愛いですよ!」
「一応言っとくがそれフォローじゃねえからな、エステル」
「え?」
「不満ねえ。一回呑み込もうとする前に頼ってくれていいのにってとこかね」
「わたしもさっき言いましたけど、もっと頼って欲しいなって思います」

17 貴方の癖って何?
「口癖、って言うんでしょうか。です、で疑問形を終わらせてしまうことが多いです」
「顎辺りに手ェやってることかね」
「ウソをつかないようにすること、かしら」
「剣術を我流でアレンジすることだな」
「癖ってそういう意味の癖なの?」

18 相手の癖って何?
「ウソをついたり隠し事をしたりしていると、口数が極端に減るわね」
「距離を取ろうとする癖があるだろ。最近はそうでもないけど」
……似た者同士」
「です」
「そう? これもお揃いかしら」
……へいへい」
「嬢ちゃんは一生懸命になると微動だにしないね。集中力凄いわ」
「そ、そうでした? レイヴンは照れると身体ごと目を背けますね。ルブラン達には特にそうです」
……
「おお、今すげえ頑張って抑えてんな」

19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
「嫌なことは特には……ええと、髭が時々ちくちくするとか……?」
「やあまあ、俺も特には……って言いたいとこだけど、たまにぽろっと言っちゃうよね! 嫌とは違うけど!」
「今とか」
「今とかな」
「えっ」
「まあ今のはおっさんも墓穴掘ったろ」
「だあっくっそぅ!」
「「何でも一人で抱え込むこと」」
「わー、満場一致」
「治らないわね」「治らねえなあ」
「治そうと思ってないんじゃないの?」

20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
「そもそもジュディは怒るってのと無縁だからな」
「確かに想像つきませんね」
「面白くないことならいくつかあるけれど、ね。私はさっき答えたことくらいしか心当たりがないわ」
「一回、無理をしたら怒られたことがありました」
「気持ちは分かるわおじさま」
「でしょ。俺は怒られたことあったかねえ」
「エステルもジュディとは違った意味で怒るとは無縁だな」
「(泣かれたことはあったなぁ……)」

21 二人はどこまでの関係?
……
……ええと」
「待って。これ言うの? この二人の前で?」
…………えっと」
「ふふ」
「歯ぁ食いしばっとくかおっさん?」
「一戦するなら私も混ぜてちょうだい」
「かこつけて闘いたいだけでしょ戦闘狂二人組ー!」
「その、ふ、二人はどうなんです?」
「よく言った嬢ちゃん!」
……、」
「お?」
「私に言わせるつもり? 手を握ってデートをしたこともないって?」
「んな、」
「マジ? 青年ってばそんなに甲斐性なしだったの?」
……好きに言ってろ」

「ジュディス、本当なんです?」
「ウソは言っていないけれど……、きっとあなたたちと同じ場所にいるわ」

22 二人の初デートはどこ?
「ガスファロストか?」
「いやそういう意味じゃないでしょーよ」
「だってダングレストからガスファロストに行く間はバウルがいたものね」
……うーん、そっかー……
「ふ、二人らしいです、ね? ……でもその理屈でいうと、ミョルゾになっちゃうんでしょうか……?」
「断じて違うから真剣に悩まないでお願い」
「じゃ、じゃあ前に一緒に歩いた時ですね!」

23 その時の二人の雰囲気は?
「普通に話して、普通に過ごしてた」
「はい」
「嬉しそうね」
「はい! 楽しかったです!」
「だってよ」
「おっさんも楽しかったですよそりゃあ」
「殴り合いの喧嘩をしたのよね」
……えっ?」
「演技だよ。ま、その後の一発のがよっぽど痛かったが」
「でも楽しかったわ」
「まあな」
「おっさんもう突っ込まないわよ……

24 その時どこまで進んだ?
「どこまでも何も、すぐにエステルたちと合流できたからな」
……なんかずるくない?」
「ふふ、ごめんなさいね。他に言えるようなこともないから」
「熱い殴り合いから始まる恋……
「別に熱かねーしそっから始まったわけでもねーぞ」
「そちらは?」
「別に何も。たーだ歩いただけよ」
「そうですね」
「そっちも大概だな」

25 よく行くデートスポットは?
「やっぱり、帝都かハルルで会うことが多いです。今は視察に行ったりしますが、ダングレストだけというわけではありませんし、会えるとも限りませんし」
「まあ、おっさん仕事柄行き来してるからねえ。ついでにハルルまで送ってったり」
「案外真面目に仕事してんだな、おっさん」
「ふふん、まあね」
「てっきり仕事にかこつけて酒場に通ってナンパしてんのかと思ってたぜ」
「嬢ちゃんの前で何てこと言うのよ青年ー!」
「あー、結界の外?」
「お互いいろいろ忙しいものね」
「なーるほど、青年はジュディスちゃんをまともなデートに誘ったことがほとんどないと。どうやらおっさんたちのほうが一枚上手みたいよ、嬢ちゃん」
「それなら、ジュディスとユーリも一緒に、今度ハルルでお花見しましょう」
「素敵ね。楽しみにしているわ」

26 相手の誕生日。どう演出する?
「やっと半分か。誕生日ねえ……下町に来るか?」
「あら、どうして?」
「オレはともかく、ジュディみたいな美人の誕生日だぞ。盛大に祝ってくれんじゃねえか」
……ふふ、とても楽しそうね。あなたの誕生日も、あなたの家族と一緒に、祝わせてもらいたいわ」
「わたしは……まず皆に連絡して、ルブラン達にも声をかけて、もちろんハリー達にも話して、皆で一緒にお祝いしたいです。レイヴンの好きなものをいっぱい用意します!」
「ちょま、話が大きくなるパターンだこれ」
「凛々の明星も一枚噛むわね?」
「カロル先生が張り切るだろうよ」
「大げさにしないでいいのよ嬢ちゃん!」
「? だって皆きっと、喜んでお祝いしてくれます」
「面白がって、ね! 嬢ちゃんは、まあどっちかってーと国の行事っぽくなるだろうから……終わった後にでも、おっさんにちょっとだけ時間ちょーだいな」
……はい! 嬉しいです」

27 告白はどちらから?
「これは、あー……
「わたしから、でしょうか」
「ほー。人のこと散々言っといておっさんもおっさんだなあ?」
……反論しないわよもう。色々あったとだけは言っとくけど」
「私は別に意外ではないわね。何となく、らしいと思うわ」
「ま、これはオレだな」
「そうね」
……
「視線が痛いわ、エステル」
「ご、ごめんなさい」
「そんときに特別何があったってわけじゃねえよ。ほとんど確認みたいなモンだったし」
「順番なんてぐちゃぐちゃだったものね」

28 相手のことを、どれくらい好き?
……比べようがないから、よくわからないわ」
「どれくらいっつったってな」
「ユーリとジュディスが照れてます……!」
「妙に感激してる子がここに」
「だってユーリとジュディスですよ!」
「まーレアだわね」
「それで、ええと。…………ぎゅってしたいくらい、ですっ」
……絶対大事にするってくらい」

29 では、愛してる?
「ここまで言わせといてこの質問!」
……あの、レイヴン、あ」
「(指で塞いで)愛してるぜ」
……はい。愛してます」
「(ぼそっと耳元で何か言うがエステル以外には聞こえない)」
「うへぇ、あれをやんなきゃなんねぇのか、今から」
「無理にやらなくてもいいのよ?」
「と、言われると」
「言わないわけにはいかないのよね。……愛しているわ、ユーリ」
「はは、さすがジュディスちゃん。様になるねえ」
「そりゃ、どーも。柄じゃねぇんだけどなこういうの」
「ユーリ!」
「わかったから説教は勘弁してくれ。ジュディ、――(耳元でこそりと)」
……ふふっ」
……笑うなよ」
「ごめんなさい、あなたのそんな顔、初めて見たから。ありがとう、嬉しいわ」
「(あっすごい小っ恥ずかしいさっきこんな気持ちだったのかうわあ)」
「素敵ですね……
「嬢ちゃんのそういうところ、本気で尊敬するわ」

30 言われると弱い相手の一言は?
「彼に大丈夫、って言われると本当に大丈夫な気がしてくるから、不思議ね」
「それ弱いって言うのか?」
「あら、わからない?」
……ああ、なるほど。オレは……、ジュディのありがとう、だな。隠し事にもぴったりの言葉だ」
「あら、なんだか失礼ね」
「聞いてんのがすっげえむず痒くなってきたわ……
「そうですか? 二人とも素敵な雰囲気です」
……こういう感じで『ダメです?』って言われると弱いなあ」
「えっ、本当にダメなことはダメって言ってくれなきゃダメですよ?」
「あ、大丈夫大丈夫、言うから、うん」
「なるほど」
「かわいい、って言われると、何だか凄く照れてしまって……ずるいなって思います。あと、嬢ちゃんって呼ばれたり名前で呼ばれたり」
「可愛いわね」
「もう、ジュディス!」

31 相手に浮気の疑惑が!どうする?
「いやないわ」
「ないと思います」
「即答か。ふうん、信頼関係ちゃんとあんだな」
「嬢ちゃんは性格的に出来ないし隠せる器用さもないと思うし。つまり、本気っていう可能性の方が高いわけでさ」
……あ?」
「そうなっちまったら、手ぇ離したげるのが一番いい、けどなあ、本当にそうしてやれんのかっつーか離したくないしでも嬢ちゃんが」
「ストップ、エステル何か言ってやれよ、そういう意味じゃねえだろ」
「レイヴンはそんなことしないと思います」
「そうね」
「だけど」
「?」
……もし、もしその方のほうがレイヴンを幸せにできるなら、わたし、ぅ、わたし……ぅぅ、で、も……
「落ち着いてエステル」
「変な方向にネガティブ発揮すんなよお前ら」
「じゃあ私たちはわかりやすく――、一戦やりましょうか」
「やっぱりそうなるのね」
「そうなるだろ。ジュディに言わせりゃオレはわかりやすいらしいからな」
「いつものあなたなら秘奥義三回くらいは耐えられるかしら?」
「ぜってーやんねー……。疑惑ってんなら、オレは信じて待ってるよ。黙って離れるのは誓いに反する。オレもジュディも、その誓いを破ることはもうしない、そうだろ」
「ええ、そうね」

32 浮気を許せる?
「許す許さないの問題ではないと思うわ。心が離れてしまえば、それ以上同じ関係のまま一緒にいることはできないもの」
……そうだな。よし、おっさんエステル一瞬目瞑っててくれ」
「いやです!」
「だそうです」
「? 一体何をするつもりかしら」
……おっさん、後で覚えてろよ」
「なんでおっさん限定なの!?」
「許せる、というか、倫理的によくないことだと思います」
「他人の話をするなら、まあ俺が口出すこっちゃないってくらいかね。嬢ちゃんやジュディスちゃんが悲しむってんなら話は別だけど」
「おっさんは前科多くて大変だな」
「おっさんがモテるのは世の真理よ、仕方ない……って俺いま嬢ちゃん一筋だからね! 妙なこと言わないでよ!?」
「大丈夫ですよ。ちゃんと信じてます」
「嬢ちゃん……!」
「だから、そうなったら……
「よし次行くぞ」

33 相手がデートに1時間遅れた!どうする?
「忙しいからね。待つけど、もし何かあったらってことで情報は集めて、無事みたいだったらそのまま待つ。単純に忙しいってんなら、俺も出来そうなことする」
「レイヴンを知ってる人がいたら、聞いてみます。何かあったなら探しに行きますが、時間が許す限りはそこで待ちます」
「待たせないようにするよ」
「わたしもがんばって公務を終わらせます!」
……手伝うは手伝うで、デート代わりでもいいかなー」
「私は一時間も待てないから、家か依頼先まで様子を見に、迎えに行くわ」
「適当に伝言残して、近所で用を済ませながら待つかな。バウルがいるから、心配無用だろ」

34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
「一番ねぇ」
「うふふ、あんまり見られると恥ずかしいわね」
「じーっ…………
「エステルのほうが熱がこもってるみたいだけどな」
「そうね、一番は難しいけれど、敢えて挙げるなら背中かしら。背を預けられる仲間って、とてもいいものだわ」
「おっさんの望み通りに返答をするのも癪だしな。耳か触覚か……その、ナギーグってやつ、触り心地いいんだよな」
「それはそれで予想の範囲内だわよ、青年」
「ほっとけ」
「一番って難しいですね」
「そうねー。あ、何か今度はジュディスちゃんから熱視線が。いやん」
「エステルほどではないから安心して」
「髪も柔らかくて好きだけど、瞳かな。透き通って綺麗で、じっと見つめられるとおっさんドキドキしちゃう。色んな意味で。や、でも手も捨てがたい……
「ドキドキしてくれるんです?」
……そらします」
「ふふ。レイヴンの手、好きです。弓を引いて剣を振るう、鍛えられた素敵な手です。……それと、心臓も」
……あんがとね」

35 相手の色っぽい仕種ってどんなの?
……ええっと」
「(言いたくねええええ)」
「二人ともそんな面白そうな顔しないでくださいっ」
「さっきの視線のお返しよ」
「うう……その、髪を結び直してる時や、指先だけでちょっと何か言おうとする仕草……でしょうか」
「指だけって?」
「こう、唇に当てたり、こっちおいでってちょっとだけ動かしたり」
「そのにやにやをやめてちょうだい青年」
「無理だな。ほれ続き。おっさんが言わねえならエステル」
「ああもう! ……髪を耳に掛ける仕草だとか!」
「ジュディは一挙手一投足、色っぽいからな」
「私に向けて手を伸ばしてくるときの動作、かしら」
「手を?」
「傷を見たり、熱を測ったりするとき……と言えばわかる?」
……わかる、ような気がします」
「んなことしたっけ?」
「とぼけてないで青年にも白状してもらうわよ」
「おっさん怖っ! 今独占欲発揮しても仕方ねえだろ。色っぽい、ねぇ。あんま考えたことなかったが、寝起きだな。無意識が一番心臓に悪い」
「はい、も少し詳しく」
「誰が教えるか」
「えっ、三秒前の自分の発言忘れたの?」

36 二人でいてドキっとするのはどんな時?
「状況にもよるけれど……二人でいる、というだけで、十分胸が忙しいわ。いつもはカロルやバウル、ラピードがいるから」
「妙に物静かなときだな」
「戦ってる時、じゃないのが二人らしいですね」
「戦ってる時だったら二人ともずっとドキドキしっ放しなんじゃない?」
「俺たちを何だと思ってんだ」
「戦闘狂」
「楽しいんだもの、仕方ないわね」
「じっと見つめられたり、そっから笑ったりするとドキっとしちゃうわねえ」
「わたしも、凄く優しく笑ってくれたり、ふと触れてくれたりするとドキっとします」

37 相手に嘘をつける?嘘はうまい?
「誤魔化すのは、ま、それなりに」
「それなり、ってよくやる人の台詞ね」
「突っ込まないでジュディスちゃん。……今はそんなしてないから、本当に。嘘ついてるとかじゃなくて! ちょっと動揺したのを誤魔化すとか! そういう!」
「(本当今日は墓穴掘り進んでんな、おっさん)」
「嘘は吐きたくないので……つい、黙ったり笑ったりしちゃいます。多分、上手くはないと思います」
「何度も言っているけれど、ウソはつけないわ。エステルとお揃いね」
「上手いほうだと思ってたが、どうもそうじゃないらしい。そもそもジュディにウソは通用しないが」

38 何をしている時が一番幸せ?
「一緒に簡単なギルドの仕事をしているときかしら。成り行きで入ったギルドだったけれど、今はここにいられて本当に幸せだって思っているわ。ユーリとも、みんなとも出会えたのだし」
「わたしも、ジュディスと会えてよかったです」
「もちろん、おっさんもそう思ってるわよ」
「ありがとう。今も、幸せだわ」
……オレはもうちっと物理的に傍にいたいんだが?」
「もちろん、抱きしめられるのも好きよ。でも、まだ幸せって言い切れるほど慣れてないの」
……努力します」
「本を読んでる時と、皆と過ごせる時と……それからレイヴンとお話ししてる時です。あったことを話したり、聞いたり……凄く嬉しくなるんです」
「そうなあ、一緒に飯食ってる時。嬢ちゃんがおいしそうに食べてるの見てると、……ね」
「レイヴンもおいしいって思いますか?」
「嬢ちゃんと一緒に食べてるとよく思うよ」
「よかったです」

39 ケンカをしたことがある?
……一回あったかねえ」
「エステルと? おっさんが?」
「ありました、ね。わたしが治癒術を使ってたら目を覚ましたレイヴンがわたしに術を掛け返して」
「まず自分を治してからにしろってケンカになったわけよ」
……私たちもその場にいたわね」
……ああ、あれか。あったな」
「あとはケンカとかは……それぞれ拗ねたりはありましたね。二人はどうです? しそうにないですけど……
「あわやギルド解散かって事態にゃなったが、あれはケンカじゃないしな」
……そうね。ケンカ、というほどこじれたことはないわね」
「で、ジュディは今なんで拗ねてんだ?」
「一度、あなたとケンカがしてみたいと思って。どんな風になるかしら」
「してみたいからってできるもんかよ」
「やってみなくちゃわからないでしょう」

40 どんなケンカをするの?
「したとして、また戦うことになるんじゃねえの」
「ひどいわ、私そんなに暴力的かしら」
……もしかしてジュディスちゃん、ケンカしてみようとしてる?」
「ええ、そう。なかなか難しいわね、これは」
「ったく……
「レイヴン、わたしたちもケンカしてみましょう」
「そんなキラキラした目で言っても無理だと思うわおっさん」
「前にした時は、お互い言いながら苦しくなっちゃいましたけど、今みたいのなら楽しそうです」
「ケンカって楽しいものでもあるのね……
「いや、……否定はしねえが基本的にゃ違えだろうよ」

41 どうやって仲直りするの?
「前の時は、やり過ぎた部分は謝って、って感じかね。結論に関しては、嬢ちゃんはこれって決めた所は譲らないから、まあ置いといて」
「レイヴンだってあの時は全然引かなかったじゃないですか。人の性質の話の時も」
「よく覚えてんねえ……あ、それとは別に、嬢ちゃんが拗ねたりした時はそらもう一生懸命宥めるよ」
「それで、その後は謝って、ですね。後日の約束をしたりします」
「ケンカに発展しないのは、お互いに道を譲らないってわかってるからかもしれねぇな。言い争っても解決しないなら、それだけ時間の無駄だ。話してすり合わせていくしかない」
「元々考え方は似ているほうだから、そんな風にもあまりならないけれどね」
……たまにどっちがどれだけ数担当するかで睨み合ったりはするな、そういえば」
「数、って?」
「ああ、魔物の数のことね。結局早い者勝ちになるのだけれど」
「あ、そ……

42 生まれ変わっても恋人になりたい?
「生まれ変わり、ねえ。おっさんと同じくらいうさんくさい言葉だな」
「青年、おっさんに何か恨みでもあるの?」
「そのくらい相手のことが好きか、ってことですよね」
「ふふ、そうね。なれたら楽しそうだわ。もっと違う状況で、場所で、年齢で出会ってもこうなれたら、とてもロマンチックね」
「ジュディがそう言うなら、いいんじゃねえの」
「嬢ちゃんが嬢ちゃんなら、大事にしたいよ俺は。そん時に、恋人でなくても……
……
……や、だって俺が俺じゃないかもだし、そーゆーのが嬢ちゃんにまとわりついてたら正直面白くないし、今こうやってる時間の方が、俺は……うん」
……また、レイヴンに会えて、同じように想いあえたら……とても素敵なことだって、わたしは思います。でも、今レイヴンがそうやって思ってくれること、嬉しいです」
……ん」

43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
「わたしを見る目が凄く優しく感じる時とか、嬢ちゃんって大事に呼んでくれる時です」
「会いに行って、俺に気付いた瞬間、ぱあってすごい嬉しそうに笑ってくれる時。……ほんと花みたい」
……こういう目と表情、ね」
「何も隠さずにいようとしてるとき、だな。今までなら濁してきただろう思わせぶりな言葉の先を聞けたとき、見たこともない表情を見せるとき……癖を克服するのは難しい。だから、それを少しでも見せてくれると、オレはそう思う」
……、ずるいわ。そういうところが」

44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
「ない、と言いたいところなのだけれど。デートはしてみたいわ」
……だな」
「どうして今までしてこなかったんです? ギルドのお仕事で顔を合わせてはいたんですよね?」
「まったくなかったわけじゃなかったが、まあそれらしくはなかったな」
「時間もなかったし、次の仕事の都合をつけたり、あとは……ねえ?」
「意味深にアイコンタクト取るのやめてくれない?」
「ない……んですけど、あの、実は」
「あるのね?」
「えっ嘘っ」
「その、レイヴンが女性に声をかけていると、ちょっと……むっとしてしまって。愛されてないと思うのとは違うんですけどっ」
「おっさん」
「嬢ちゃんだけです! 嬢ちゃんが拗ねる顔も可愛いなってちょっと思ってました!!」
「(ぱあっ)」
「おじさまは何かあるのかしら?」
「今の顔見て、あるなんて思えるわけないでしょ……

45 貴方の愛の表現方法はどんなの?
「触れたり、隠さないでいようとしたり」
「直接言葉で。……あと、わたしからも触れたりします」
「隠さない、ね。そうね、そういう表現、少しわかるわ」
「ジュディ、ハグしていいか」
「おやま、青年ってばだいたーん」
「人の現場見せつけられて疲れたんだよ」
「それここの四人全員に言えることだよね」
「わたしは楽しいですよ?」
「ふふ。あとでね、って、以前ならかわすためだけに言っていたかもしれないわ」
「じゃ、今は本気って取っていいんだな?」
「そうね。こうして、いろんなことを正直に、正確に伝えることを方法といっても構わないかしら」

46 もし死ぬなら相手より先がいい?後がいい?
「あまりこういうことは考えたくないわ。置いていくのも置いていかれるのも、辛いことだもの」
「オレはどちらかと言えば先がいい。それにジュディはバウルのためにも長生きしないとだろ」
「二人とも大切よ? でも、そうね。あなたがそう、言うのなら」
「先。嬢ちゃんだけじゃなくて、青年やジュディスちゃん達よりも。悪いけど絶対譲らないわ」
……なので、後です」
……ま、年も年だし。若人は長生きしてちょーだい」

47 二人の間に隠し事はある?
「大きなものはない、ですよね?」
「と、思うよ。おっさん、もう嬢ちゃんには大体のこと白状しちゃってるしね?」
「そのわりにゃあ、随分突っ伏してたじゃねえか」
「人前と嬢ちゃんだけの前は違うのよ!」
「オレも特にないはずだ」
「私は一つあるけれど、これはいずれユーリだけじゃなくて、みんなに話すわ」
「みんな……って、わたしたちもです?」
「ええ。聞いてほしいことがあるの。でも、もう少しの間は秘密にさせてね」
「オレも内容は聞いちゃいないんだが、時限爆弾があるってことは知ってるから、ノーカンだろ」
「青年、それはいくらなんでも例えが悪いわ」

48 貴方のコンプレックスは何?
「リタに”そういうところ疲れる”、って言われる態度かしら。わざとでも、怒らせたいわけでもないのだけど」
「そういうとこ含めてジュディだからな。リタもそれくらいわかってるだろ。オレは……そうだな」
「男のくせにキレイな髪でしょ」
「なんでそうなんだよ。別にこれは、」
「じゃあ、フレンと同じ身長かしら」
「あのなあ……エステルが困ってるからその辺にしとけ。いろいろあるが、視野が狭いってのは一つかな。だから旅を続けたいって思ってんだ。ギルドの仕事も肌に合ってるしな」
「視野の狭さはわたしもです。見えてないものが多すぎて、このままではいけないと思いますし、もっと見たいと思います。……それと、あと……
「何かしら?」
……いえ、いいなあ、って」
「嬢ちゃん、そこはそのままでいいのよ、嬢ちゃんがどうしてもっていうならおっさん吝かでないけどむしろそのままの方がちょうどグハッ」
「おじさまは黙っててちょうだい」
「れ、レイヴンごめんなさい!」
「あー、とりあえずおっさんは何だよ」
「き、効いたァ……ああ、まあちーっとばかし背は足りないかねえ」
「ジュディより低いよな」
「男は身長じゃないのよ!」
「そうですか? わたし、レイヴンの顔が見やすいですけど」
「今の背でよかったわ!」
「はっや」

49 二人の仲は周りの人に公認?極秘?
「今は極一部の方だけ、です」
「そうねえ。陛下とフレンちゃんとハリーと、あとここの?」
「リタ達には?」
……わりと初期にバレた」
「ちゃんと言うつもりだったんですけど、リタが先に気付いたので……
「下町で前から面白おかしく噂にされちゃいたが、それが本当になったってのは数人しか知らねえはずだ。女将さんは知ってる」
「あとはバウルとラピードと……あなたたちくらいかしら」
「カロルには?」
「そうね、カロルがあの娘を連れて来たら、言ってもいいかもしれないわね」
「そりゃ賛成」
「はは……前途多難ねえ、カロルくんも」

50 二人の愛は永遠だと思う?
「あー……
「あなたがあまり好みそうにない言葉ね」
「ジュディもだろ。まあ、……生きてる間は、誓う」
「十分よ。私にとっては、それが永遠と同じ意味だもの」
「何? プロポーズ?」
……あ」
「お、おめでとうございます、ジュディス、ユーリ!」
「いやちょっ、エステル待て!」
「あら、違うの? 嬉しかったのに」
「ちが…………ああくそっ、おっさん、パス!」
「嬢ちゃん」
「はい」
「俺の生きてる限り、想い続ける。嬢ちゃんが俺のこと想ってくれてる間は、忘れないで。……死んだら忘れてね」
「いやです」
「そこは『はい』じゃない!?」
「いやです。レイヴンのこと簡単に諦められるくらいなら、こんな関係になってません。だから、わたしとレイヴンが覚えてる限り、この想いはずっとです」