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しゅう as 猫田しゅうぞう
2020-06-24 18:18:53
642文字
Public
その他色々二次創作
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無題
ドラマ版フラッシュS1-14の感想代わりにしたためたものです 短いの2つ
ピッツバーグは遠い。空を飛んだところで一息でというわけにもいかない。
宿を探すついでに食事を提案したのは教授のほうだった。
焼き上がりを待つ最中もそわそわしていたが、並べられた焼きたてのピザに目を輝かせる様子は妙に子供っぽく、ロニーはおもわず横で笑った。
「意外か?君のせいだ」
「影響を?」
「おおいにな。ピザは大嫌いだった」
「そうは見えない」
「だろうな。うまいよ」
君も何か好きになったかも、とシュタイン教授が言う。柔らかく伸びるチーズの橋を口の中に押し込みながらロニーは適当な相づちを打った。
思い当たることはまだなかった。ふとした折に気づくのかもしれない。気づかないかもしれない。
世界は変わってしまったが、まだ多くの人がそれを知らないのと同じように。
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肉体を分かつとも、繋がりはまだ色濃い。無意識に近くを選ぶことを警戒し、住む場所は打ち合わせてエリアを離した。どうせほとんど毎日ラボで顔を合わせるうえ、必要に応じて一人になるのだ。歳も嗜好も揃わない友人と会うのならそれで十分すぎる。
はじめて分離したあの日に双方に燃え上がった嫌悪感は、自由意志で一つに燃えあがってからはすっかり落ち着いた。相手の良いところに目を向けられる余裕さえある。危機が迫る日もなく、未だシンクロしていることは確かでも、互いのことがわかる瞬間はほとんどない。
しかしセントラルシティに戻る日はまだ遠い。
並んで酒を飲む代わりに、二人は時折、言葉もなく一人になる。空気を燃やして空を飛ぶ。
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