しゅう as 猫田しゅうぞう
2020-03-10 22:30:45
585文字
Public ID:INVADED
 

カウント伯爵

ID:INVADED 富久田保津とモブ。うっすらイド11話のバレがある

「世が世なら吸血鬼と間違えられたかもしれないね。知ってる?吸血鬼ってね、数えるのが好きなんだ。いや、数字を探さずにいるなんて耐えられないんだ。ほら、セサミストリートわかるかい?あの吸血鬼だってそうだろ。数えずにはいられない」
ふふ、と笑みをこぼす男は穏やかだ。まるで場違いに穏やかで、その笑い方はまるで親しい友達みたいだった。物騒な見た目とはまるでそぐわない。右半分の爛れた顔面に、鋲打ちするようなピアスの数々。でも極めつけは気のせいか向こう側が見える気がする穴――吹き抜けているのかはうまく確認できない。なにしろ頭ひとつ動かせないように全身縛り付けられているから、見下ろすその上半身しか見えやしない。でも、彼の手にはちょうど頭を貫通しそうな長さのドリルが、ある。
「だから、いまも癖でね」
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ。
スイッチが入り、ドリルの回転音で声が掻き消えてしまっても、視線で、彼が数えているのがわかる。何を数えているのかはわからない。彼にしか拾い上げられないなにか。でも、ふいにそれは途切れた。
――ま、いいか」
ドリルの刃が骨に響くよりもはっきりと、そう言ったのが聞こえた。
==
もしかして数唱強迫症って数数えるのと違うな?と書いてる途中で気がついたのですが書いてしまったから置いておくね 特定の数字に固執するとかそういうのなのかな