たくとろ
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【ネタバレ注意】白猫12周年「ALIVED CHRONICHLE」感想

地の文やたら気合い入ってたね

期待値に対する面白さで言えば過去一だったかもしれない。

赤髪とカイル、三姉妹の物語としては非常に素晴らしい内容でした。
ZODIAC CHRONICHLEを読んだときは、超越者カイルを倒した意味をしっかり出すことができるのか不安でした。
結果的にはその意味をしっかり出してくれたと思います。
世界をネルウスのように停滞させることによる現状維持、そこから崩壊因子の回収、漆黒の流星を再び呼んで莫大なソウルだけ回収するというカイルのプランは超越者カイルを先に倒し、冒険家カイルの生命を捨てない考えを優先したからこそできたプランと言えます。
超越者カイル自身もあの時点で完全に滅んだわけではなく、自身の計画を遂行するために潜んでいたかと思えば、ゼティスを完全に漆黒の流星に取り込ませないよう働きかけたり、最後にはカイルの背負っていたものを全て持って消滅するなど、美味しい活躍をしていてよかったです。

正直、前編は面白いと言えば面白いけどそこまでだった。
ダンテとウマルスのとこはめっちゃ笑ったけど。
一番痺れたのは前編最終話のカイルのセリフ。
かつて赤髪に「追いつく」と言ったカイルが、今度は赤髪に「追いついてこい」と言って、それを<約束>とした。
これまでの赤髪とカイルの関係、赤髪がアイリスと何度も交わしてきた約束との対比。これは本当に痺れました。かなりテンションが上がった。
その他プチ面白どころだと、イルミナとアルタの掛け合いは秀逸でしたね。前回、二人ともずっと真面目モードだったし、アルタなんかは序盤会議モードで敬語だったから、
「ご褒美は何がいい?(中略)ちゅ〜?」→「ご当地パンツくれ」→「そんなもんない😣」→「どうなってんだよ」
この流れでかなり笑った。キャトラが即座に「あんたがどうなってんのよ」ってツッコミ入れるのがまた。
あとユプスがエリクスに母性働かせてたらガチでママみの深いオスクロルが出てきたのも面白かったですね。
ヴァルナがまた活性化しそうだと思ってたら、なんかもう早速暴れてて笑えない。エリクスもユプスもゼティスもこれから苦労しそうな

後編。約束の地に行くのは前編ラストに配布の建物でネタバレされたので知ってましたよ。まさか建物でネタバレが来るとは驚いた。
アイリスとカイルと一緒に闇の王を倒した約束の地でカイルと闇の王を受け継いだ主人公が戦うという構図はいいですね。
<飛行島の行く末を見守る者>らしいバロンすら白光化してたのに動く飛行島ってなんなんでしょうねほんと。

神域の神々、特にアステリアがカイルに容赦無いのはご都合感無くてよかったです。あくまで赤髪の仲間で恩人だからすぐに切り捨てはしないだけで、めちゃくちゃキレている。カイル、あの後ちゃんと神域メンバーと仲良くなれるだろうか。

カイルが漆黒の流星と赤髪はイコールではないと言ってくれて安心しました。あくまで転生体で、赤髪がいるから滅びが来るわけじゃない。しかしそうなると、シリウスが自分の運命でベテルとプロキが死ぬと結論づけたのも、実際には違ったのではないかという気がして、また辛いね。
話を戻して、漆黒の流星の転生体ということで、赤髪の剣術のルーツがヴァルアスなことや名付けがスキアーズさんなことにも矛盾が無くて安心です。
ルーンも崩壊因子の影響を受けている。これはけっこう納得できますよね。破壊のルーンなんかは顕著でしたが、そもそも有害な効果を持ったルーンが世界に多すぎる。
漆黒の流星のソウルを新世界創造に使う→新世界には光と闇が存在する→闇に漆黒の流星のソウルを使っているという流れだと思い込んでしまっていましたが、光の方も汚染されてたわけですね。考えてみれば、白の王国の民も、零に迷い込んだファイオスはともかく、シーマはアイリスに妬み嫉みを抱いていたし、そもそも黒を敵対視する思想自体が零が望む闘争の意思とも言えますね。
漆黒の流星について、カイルは零世界が停滞した世界に送り込んでくる使いと表現していましたが、ネルウス時代にルイナが漆黒の流星を呼んだ件はスルーされていたのが気になる。
ネルウス自体が根本的におかしいところあったんですが、そこはこれからやっていくんだろうか。

アルマトリア・ルークス、生放送前は誰かしらが弓と槍切り替えできるキャラ(銃剣は銃と槍の二通りの使い方をする武器)として実装されるものと思ってたところ、生放送で発表されたキャラは誰も使ってなくて驚いてたのですが、ストーリーではけっこうがっつり出てきましたね。
ゼティスが妹たちを撃つか迷うところは前編もそうだけど辛かった。幻想99周目の時もあれがエリクスとユプスを終わらせる元凶だったし、聖なる銃剣なんて言われてるけど、実際は災いを呼ぶ呪物じゃないのかって感じだったんですが、ゼティスが弾を外して自分自身を撃ち出して妹たちを救うという使い方をして、聖遺物の名に相応しい活躍でしたね。
しかし闇の王子と光の王の武器を改造してる上に、バールの残骸を使った弾を装填してるとか、やっぱり厄ネタすぎるので処分しといた方がよいのでは?っていうか幻想神域のバールはどうやって撃破されたんだろうかまあ幻想だし考えるだけ無駄か。

ゼティスの特異体質の原因はカイルが零世界に訪れた時のデータを元に肉体を構成しているから。
ここ、カイルがその時のことをよく覚えてないのが気になりますね。
超越者カイルが持っていた記憶は権能と共に大体復活してるはずなので、白猫世界から離れてメインストーリーで再び介入するまでの間に零世界で何かあったんでしょうか。
漆黒の流星の欠片が覚醒のルーンになったことも忘れていたようだし、カイルの謎が全て明らかになるかと思いきやまた謎が増えてしまった。
零世界についても、だいぶ何も知らないみたいで、ゼロプロ以前の超越者へのイメージとはけっこうズレが生じてきたなあと個人的に感じています。
キャトラが記憶思い出したら、相当情報持ってたりするんですかね。

ユプスがずっとエリクスを守ってやれないことに負い目を感じていたのに対し、ゼティスがいつもエリクスを守るユプスに嫉妬していたと語るシーン、二人ともお姉ちゃんだというのがよく伝わってきてよかったです。双子+妹って創作であんまり見ないイメージがあるのですが、「双子のお姉ちゃんはふたりで最強」ってテーマがとてもよくて、この後のエリクスを諭す役をユプスがやるのがまたいいなあと。
エリクスを諭すきっかけになった世界のこと大して知らないっていうのは、ゼロクロ時代のアイリスにも言えることかもしれない。王としての役割、理に従ってあのような決断をしていましたが、黒の王国をよく知っているわけじゃなかった。だからこそ今はたくさん冒険して守るべき世界のことを知っているというのがいいですね。
無事出てきた辺りのノリ、6年前(6年前!?)の6周年のノリを感じますね。根性で勝てからのウェイクアップウェイクアップな。

そしてエリユプ救出したかと思いきや今度はゼティスが漆黒の流星の触媒にされてバケモノと化す展開、ゼティスが門になる可能性示された時点で察するべきだったんでしょうか普通にびっくりした。
まさかタイトルロゴに描かれてる変な生き物がゼティスだとは思いませんててっきり暴走したエリユプかとばかり。流星呼ぶ話出てきてからは、そっちなんだなと思いましたが、ゼティスがなるとは聞いてない。
戦闘中にクエストカメラ使って確認したら、三つ葉のネックレスがついたままでしんどかった。そういえば狂乱の王子もネックレスそのままついてたね
ゼロプロの漆黒の異形は声が無かったのと、まず流星くんが不気味な存在すぎて悲壮感控えめだったけど、今回はゼティスの色んな叫びが混ざった声がキツかったですね大森さん、経歴見るにまだまだ売り出し中なのに、こんな大変な役を演じられててスゴいですね。
ゼロプロ流星との違いで言えば、ビジュアルもなんかこっちの方が尊厳破壊感ヤバかった。タイトルロゴだと聖なる獣っぽい雰囲気あったけど、禍々しすぎるだろこいつ。
ゼティスを救うためにみんなで力を合わせる流れ、ほんと王道でいい。
キングスクラウンって、流星の光線を防げる程度の力あったんだね。8周年でもロード組がそこまで活躍した印象無かったからもっと弱っちいと思ってました。
赤髪のs1、今日の昼間にようやく右手光ってんなって気づいたんですが、しっかりストーリー内で回収してくれてよかったです。まさか槍ぶん投げるとは思わなかったけど。

赤髪とカイルの最終決戦、先に文句を言うと3Dモデルの映像シーンはカイルの表情をキリッとさせといてほしかったかなセリフに対して表情が笑顔なのがミスマッチだった。
シナリオ部分で、赤髪が泣きながら戦ってたのが印象的でしたね。戦いの中で涙を流したのは初めてじゃないだろうか。
残された側の気持ちを知ったから、カイルが死ぬ選択は絶対に取らないという赤髪の意思が、昨年の展開からしっかり繋がっていて感動しました。
この辺とかゼティスの語りとか、ALIVEの歌詞と同じセリフがいっぱい出てきて胸が踊りましたね。
バールの弾丸を拾って利用する赤髪ですが、赤髪はアルマトリア・ルークスのことほとんど知らないだろうし、弾に秘められたパワーを感知して使ったのでしょうか。吹っ飛ばされた先でたまたまあれを拾えるというところに主人公感がありますね。
最後は言っていた通りぶん殴って勝利。男の喧嘩って感じでこれもまた王道ですね。河川敷は無いけれど。

今回のシナリオ、ゾディクロの段階だとカイル何やっとんねんって感じでしたが、アラクロ始まるとカイルがけっこう序盤からずっと辛そうな顔してたし、後編の戦いの間もずっと辛い表情してたので、無事にカイルが生き残って企みが失敗に終わってくれて安心しました。
超越者カイルの人格は完全消滅したけど、超越者としての力自体は失っていないのだろうか。正直あれがそのまま残っていると、今後のストーリーで扱う上であまりに強すぎるし、本来死ぬはずだったところから助かって、世界から崩壊因子を減らすことも成功しているので、その分だけ力は失っていないとリターンに対して見合ってない感じがする。
立ち絵戻ったけど、今後も闇の王の腕ひっついたままなのかな

カイルのただいまを聞いてエンディングへ。
9周年以来、3年ぶりのエンディング。ティザーPVで使われていた楽曲がALIVEじゃなかったので、期待してましたがほんとにあって感動
エンディングの曲名は「Right」。ALIVEでも正しさや正解という歌詞が多かったので、いい対比ですね配信はいつ頃になるだろう。
エンディング映像は神域編の振り返り。これは神域編が完全終了ってことでいいんだろうかまだまだ謎が多いけど、新章で回収?
周年前も真偽不明の内部告発で名前が出ていた武田さん、ディレクターとプロデューサーでいましたね。未だに個人叩きする人見かけるけど、これでまた再燃しないか心配だな。
SPECIAL THANKSで自分の名前が出るの、ほんと好き

エンディング後の最終話。
死者ゼロで事態は収まり、ソウル不足による災害も減少とよい方向に進んでいるが、崩壊因子はまだあるから団結を深めなければならない。この動き自体が零の望み通りなところありそう。
アルタやシリウス、ロベリニスやロディアの謎は解けずじまい。しかしこれはバタバタしててカイルに聞く余裕が無かっただけなのか、それともカイルですら知らないことなのか。後者の場合、これらは赤髪に宿った手の力同様にバグか、別の超越者の介入を疑いたくなるところ。バグだとしたら発生しすぎだし。
アルタの脳裏にアミシアの顔と名前が浮かんだのは本当になんなんだろうまあ去年の時点で破砕の中心という情報量の塊にアクセスしてる以上、アルタ本人が記憶している以上の情報を持っている可能性がありますが、現状だと正直考察のしようもない。とりあえず来年はキャトラメインになりそうか。
零の彼方で胎動する何か。新たな超越者の襲来か、また漆黒の流星が落ちてくるのか。これもストーリーの続き待ちかな。現状何も分かりません。

その他気になるところ
白光化を解いたきっかけ。まあカイルがキャトラ睨んでたし、キャトラがぎにゃってたからキャトラの介入は間違いないですが、この猫はいつになったら記憶を取り戻すのかカイルさんはネタバラシするつもりも無いのかな。
ゼティスが白光化を解除できる理由も特に語られてなかった気がするけど、超越者カイルがノートに宿ってたからでいいのかな。自分が忘れてるだけだったらごめんなさい。
擬似ルーンの存在。アイリスはあの白玉がルーンじゃないのは分かっていましたが、擬似ルーンという表現はしなかった。あまり一般的には知られていないシステムなんですかね。カイルはユアクロで擬似ルーンってハッキリ言ってたけど。
ゼティスにアルマトリア・ルークスを渡したのは一体何者なのか。別にただのモブなら怪しい感じの汎用モブキャラ立ち絵使っておけばいいわけですが、立ち絵もなく名前すら明かされなかった。ただのモブなら武器商人とかでもいいはず。ゼロプロの冒頭で世界の終わりを望んでいた男と言い、謎のモブがいるのが気になります。今後の敵となる超越者だったり
今後のレヴナントの動向も気になりますね。コーニッシュは世界消失事件みたいなことが起きないように研究してるって言ってましたが、今回また似たような案件が起きたわけで、今後どういう動きを見せるのやら。
あとは役割持ちの力の綱引き問題。エリユプの制限解除後も特に描写されてないけど、アイリスたちとの力の綱引きは無いのだろうか。っていうか起こり得るからカイルが理法で制限かけてたんだと思うけど

ストーリーの不満点
赤髪とカイル、三姉妹の物語としては本当によかったけど、神域編の締めとしてはやっぱり色々と足りない印象。まあ今後もメインストーリーやるために謎は必要ですが、正直これまでの布石は全て回収し終えた後なので、これから生えてくる敵は後付け感の否めないものが多くなってくると思います。
循環神域編からのことですが、神域編における主人公格のアルタの扱いがあまりよくないのはやはり気になりますね。周年なんだし声くらいは欲しかった。来年はまたキーキャラになって戻ってきそうですが。
役割の話をけっこうしてたけど、ジンサヤが完全に蚊帳の外だったのはいただけない。イナンナはギリギリ出てきたけど、カイルは役割も崩壊因子と共に消そうとしてたんだし、ここ3人の出番は必要だったと思う。まあイナンナはともかく、ジンサヤは役割というより破壊の力に困らされてると言えばそうなので、今回出てきても大した話はできなかったかもしれない。
イシアもちょい役とはいえ、ああいう形で出すなら声は欲しかったな。

というわけで、まあいつも通り多少不満はありますが、かなり面白い周年ストーリーだったと思います。
今後の展開は全く読めないけど、楽しみにしてます。
次はまた秋頃かな。早く続きが欲しいね。
お読みいただきありがとうございました。