鯖男
2018-10-22 15:35:17
504文字
Public
 

○○による家族紹介

とある人が自分の家族について紹介する話。息をするようにパラレル。

築二十年くらいの木造アパート。おれたちはそこで暮らしています。
おれたちとは四人のことを指します。
一人目は大黒柱の村正じいちゃん。
近所の人の金物修理や、どこかのおじさんのお仕事のお手伝いをします。
笑いことが少ないし、おれのことをスポンジを勘違いするけどいいじいちゃんです。
二人目はしっかり者の長男のリミテッドゼロオーバー。長いのでリミゼロっておれは呼んでます。
小学生のリミゼロはあまり喋らないけど、弟の面倒をよくみる良いお兄ちゃんです。
三人目は甘えん坊の次男の投影魔術。投影くんは赤ちゃんです。
一番のお気に入りはじいちゃんの抱っこだけど、最近はお兄ちゃんの抱っこも好きみたい。おれのことはおしゃぶりだと勘違いしているのかも。だからいつも涎でびちゃびちゃです。
四人目はおれです。
じいちゃんのお仕事のお手伝いもできないし、リミゼロのお喋り相手もできない。投影くんを抱っこすることもできないおれだけど、三人ともおれによくしてくれます。
これで家族の紹介は終了です。
ご清聴ありがとうございました。
頭を下げるともちもちの頭が床にあたった。
「もちり」
おれはもちしろ。
もちもちが特徴です。